じじぃの「福島原発事故・放射能物質の半減期を短くすることはできないのか?気になる科学」

元素の周期表 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=p3f5nc5uAYI
時空を超えて 「宇宙を支配する法則は何か?」 (追加) 2017年4月27日 NHK Eテレ
【案内人】モーガン・フリーマン
著しい科学技術の発達にも関わらず、宇宙はいまだ謎に満ちている。宇宙をすべて支配する法則はあるのだろうか? 飛躍的に謎の解明をけん引する量子力学の可能性に注目する。
人類は科学知識を発達させることで謎をひとつひとつ解明し石器時代からコンピューターの時代へと文明を進歩させてきました。
しかし、その根本が揺らぎ始めています。
これまで正しいと思われてきた物理法則が間違いかもしれないと分かってきたからです。
アメリカ・パデュー大学の研究室でジェリー・ジェンキンスとエフラム・フィッシュバッハはそれまで信じられてきた物理法則が崩れるのを発見しました。
2006年12月のことです。
スペースシャトルの宇宙飛行士たちが国際宇宙ステーションにいて船外活動をしていた時太陽フレアが起きました。
全員が船外にいたので大きなニュースになりました。
ジェンキンス、「私はこれがどんなふうにデータに記録されているか興味を持ちました」
核物理学者であるジェンキンス放射能に注目しました。
太陽からは常に放射性の原子が放たれています。放射性の原子は不安定で安定するまで崩壊し続けます。
「放射性崩壊」と呼ばれる現象です。
放射性崩壊は外部からの影響を一切受けない現象だと考えられてきました。
放射性崩壊の状況を表すグラフです。ずっと標準的な値を示していますが、太陽フレアが起きた12月13日になると突然標準のラインを離れています。その状態が4日間続きました。
放射性崩壊のペースは常に一定のはずなのに、太陽フレアが影響を与えたように見えました。
理論物理学者のフィッシュバッハはこのような事態がなぜ起きたのか原因を探ろうとしました。
放射性崩壊に関する知識は原子力核兵器電子工学医療機器など幅広い分野で応用されています。
この基本原則が間違っているとしたら現代文明の根幹が揺らぐ可能性すらあります。
放射性崩壊は外部からの影響を一切受けない。それは物理学のさまざまな領域における基本原則です。
もし、それが間違いだとすれば理論的な面でも応用的な面でも重大な変化が生じます。
ジェンキンスとフィッシュバッハは更なるミステリーを発見しました。
放射性崩壊は太陽フレアに影響されていただけではありません。
地球と太陽の距離によっても変化するように見えたのです。
地球が太陽に近づいた1月4日に放射性崩壊のスピードが速まり太陽から遠ざかると遅くなるように見えました。
例えるならこんな具合です。
フィッシュバッハ、「私が太陽で、ジェンキンスが地球。バケツ内のボールが放射性物質の原子です。地球が太陽を中心に楕円軌道を描いて動いています。そして、太陽に近づく時期になるとより多くの放射性崩壊が起きます。この僅かな変化が人間に大きな影響を及ぼす可能性があります。例えば、がん患者はがん細胞を殺すための放射線治療を受けることがあります。もし、時期によって放射線量が変化するなら患者の健康を守るためその変化を知る必要があります」
2人の発見は文明の大規模な混乱を防ぐことになるかもしれません。
太陽フレアが発生する40時間前から放射性崩壊のペースに変化が見られます。そしてフレアが収束すると元のペースに戻ります。
これを太陽フレア発生の予測に使える可能性があるということです。
今後、非常に巨大な太陽フレアが発生した場合、全ての人工衛星が破壊される可能性があります。
そうなった場合、テレビ電話、GPS、インターネットなど現代文明を支えているコミュニケーションシステムが崩壊します。
事前に太陽フレアの発生を予測できれば最悪の事態を防げるかもしれません。
このような現象がどうして起きるのかを理解する必要があります。
これは人類の物理学的な知識を総動員して解明すべき謎だと思います。
http://www4.nhk.or.jp/P3452/x/2017-04-27/31/26843/1988023/
プライムニュース 「エネルギー基本計画で原発ゼロは実現可能? 再稼働…最終処分場は」 2013年12月13日 BSフジ
【キャスター】島田彩夏、反町理 【ゲスト】河野太郎自由民主党衆議院議員)、石川和男(政策研究大学院大学客員教授
政府が年内にまとめるエネルギー基本計画では、原発を含む電源の構成比を示さない見通しで、原発の将来的なの位置づけは明確になっていない。原発停止に伴う燃料費高騰が景気回復の足かせとなる懸念もささやかれる中、政府は、原発の再稼働、使用済み核燃料の最終処分場、電力自由化、そして再生エネルギーのビジョンをどう描くべきなのか。
自民党河野太郎衆院議員と元経産官僚で政策研究大学院大学客員教授の石川和男氏を迎え、原発そしてエネルギー政策の将来像はどう描くべきか考える。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d131213_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d131213_1
原発大国フランス “核のゴミ”最終処分の現状/報道ステーション @動画  2013年12月2日 テレビ朝日
最終処分場の建設が進むフランスのビュール村から、古舘伊知郎キャスターと恵村順一郎コメンテーターが生中継。地下500メートルの研究施設に入るなど、原発先進国の現状を取材した。
http://www.asyura2.com/13/genpatu35/msg/132.html
時論公論 「核のゴミ処分に道筋を」 2013年11月15日 NHK
【解説委員】水野倫之
核のゴミの最終処分場のメドが全く立たないまま原発再稼働を進めようとしている日本。フィンランドやドイツなど海外の現状を見ながら、核廃棄物政策の課題を解説する。
フィンランド以外で決まっているのはスウェーデンのみ。ドイツは30年近く調べてきた処分場候補を白紙に戻す。ゴアレーベンを水野委員が取材。すべて岩塩でできている。地下水がなく処分場として最適とされたが、別の岩塩層で地下水の流入が判明した。
核のゴミ処分は、原発賛成反対に関わらず、正面から取り組まなければならない。
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/
田勢康弘週刊ニュース新書 2013年10月12日 テレビ東京
【番組ホスト】田勢康弘 【番組進行】繁田美貴中川聡 【ゲスト】増田寛也総務大臣 【ペット】ま〜ご(ねこ)
【“核のゴミ”あなたの町は受け入れますか? 「トイレなきマンション」を作った私たちの生活】
日本の原発政策を例えにした「トイレなきマンション」という言葉の認知度は100人中6人だった。
「今の政府やNUMOの取組状況を見ているとこの数字もやむを得ない」と増田氏は話した。田勢氏は「最終処分場など立地については政府が逃げてきた感じがある」と話した。
増田氏は、委員長を務める放射性廃棄物小委員会の活動も話した。
田勢氏が素朴な国民感情としては、放射線が出なくなるまで10万年かかると云われているが、地殻変動で300m地下に埋めているからと安心できるものではない、などと述べた。これについて増田氏は「世界中の知識を集めなくてはならない」などと話した。
海外ではスウェーデンフィンランドが使用済み核燃料を地下に埋める最終処分場を決定した。
フランスでは、パリから車で約4時間のところにあるビュールの地下深くに核のゴミを埋めるための試験場がある。その試験場を管理するアンドラの担当者のその他一般人氏に話を伺った。日本とフランスでは核のゴミを入れるためのキャニスターに核のゴミを入れて処理する研究が進められている。使用済み核燃料の処理方法は核のゴミをガラス原料と混ぜて固体化してキャニスターに入れるということで、より放射線が漏れにくく安全性が高くなるのだそうだ。
核のゴミの入ったキャニスターを入れるための穴で、粘土質の地層にどう圧力がかかるのかを調べていた。さらに温度の検査もしていた。キャニスターは遠隔操作で穴の中に運ばれ、10万年かけて無害になるという。
田勢氏は原発を再稼働しても、中止にしても、核のゴミ問題は次の世代に回すのではなく、早急に決める問題だと話した。
http://www.bs-j.co.jp/program/detail/20000_201310121300.html
『気になる科学 (調べて、悩んで、考える)』 元村有希子/著 毎日新聞社 2012年12月発行
思い知らされる日々 (一部抜粋しています)
寝ても覚めても原発、の毎日が始まって半年がたった。私たちはこんなヤバい装置と、かれこれ半世紀もつきあってきたのかと思い知らされる半年間であった。
東京電力や政府のお粗末な対応を見るにつけ、よく今まで大過なく原発を動かしてきたものだと、ちょっとした感慨すら覚えたこともあった。
事故の焦点は今、メルトダウンした原子炉をなだめることから、除染による観光の回復に移りつつある。除染とは、放射性物質に限らず、「取り除いて汚染を減らす」という意味の専門用語だ。
ただし、放射能汚染の場合、汚染した土を除いたり瓦礫を片付けたりすることはできるが、それらに付いた放射性物質はなくならない。かなり手強く、やっかいである。
なぜなら、放射性物質には「半減期」があって、一定の時間が過ぎないと減ってくれないのである。ものによっては、ゼロになるまで待っているうちにこちらの寿命が尽きてしまう。
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「怖い放射能」の代名詞でもあるプルトニウム239の半減期は2万4000年。核燃料にも含まれるウラン238半減期は44億年。地球ができたころからほとんど減ってない。
人間が誤って体内に取り込んだ場合、その半減期は「生物学的半減期」という別の指標が採用されるので、そこまで長くはならないのだが、こんな代物と今後、長いつきあいになると思うとため息が出る。
素人の一人としては、こいつらの半減期を短くすることはできないのか? と思う。半減期は、考古学の世界では年代測定の物差しに使われるほどで、めったなことでは揺るがないのが特徴なのだ。
しかし考えてみれば、半減期というのは、不安定な原子核放射線を出して壊れるまでの時間のことだ。ならば、こいつらに刺激を加えて早く崩壊させ、安定な状態に持っていくことはできないだろうか。

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じじぃの日記。
先日、図書館のなかで本巡りをしていたら、元村有希子著『気になる科学 (調べて、悩んで、考える)』という本があった。
寝ても覚めても原発、の毎日が始まって半年がたった」
福島第一原発事故から、もう2年半が経った。福島県内では除染が行われているが、廃棄物の処理は進まず、住民の故郷に早く帰りたいという意識にも影響がでている。
「こいつらの半減期を短くすることはできないのか? と思う。半減期は、考古学の世界では年代測定の物差しに使われるほどで、めったなことでは揺るがないのが特徴なのだ」
政府や東京電力は、原発から漏れ出た汚染水の処理にもちゃんと処理できないでいる。
こいつらの半減期を短くすることなど、とてもできそうもない。