じじぃの「人の生きざま_306_L・ハートウェル」

リーランド・ハートウェル - あのひと検索 SPYSEE
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美しき細胞の世界 動画 YouTube
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Introduction to Cells 動画 YouTube
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ファイル:細胞周期チェックポイント 画像
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リーランド・ハートウェル ウィキペディアWikipedia)より
リーランド・ハリソン・ハートウェル(Leland Harrison Hartwell, 1939年10月30日 - )は、アメリカの生物学者
1960年代、出芽酵母を用いて細胞周期の遺伝学的解析を初めて手がける。彼が同定した多数の遺伝子のうち、cdc28と呼ばれる遺伝子が細胞周期の中心的な制御因子であることが判明。この業績により、2001年度のノーベル生理学・医学賞を受賞。共同受賞者は、ティモシー・ハント(R. Timothy Hunt)、ポール・ナース(Paul M. Nurse)。
しかしノーベル賞の対象となった業績は、彼の深淵で浩瀚な研究のごく一部に過ぎない。彼が分離した細胞分裂周期(cell division cycle [cdc])変異株の解析から得られる情報は、細胞生物学のあらゆる分野に変革をもたらしたといっても過言ではない。それらの多くは、現在でも世界中の研究室で活発に研究されている。また、1980年代には同じく出芽酵母を用いた遺伝解析から細胞周期チェックポイントの概念を提出、その後のがん研究に対し多大な影響を与えた。

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『現代科学の大発明・大発見50』 大宮信光/著 サイエンス・アイ新書 2012年発行
細胞周期の解明 ハートウェル、ナース、ハント (一部抜粋しています)
細胞周期の解明で2001年にノーベル生理学・医学賞を受賞した3人のうちの1人米国のリーランド・ハートウェルは、カリフォルニア工科大学を卒業しMITで博士号を取得後、サンディエゴのソーク研究所でのちにノーベル生理学・医学賞を受賞したダルベッコにポスドグとして採用される。彼の研究テーマは、腫瘍ウイルスがどうやって細胞増殖の引き金を引くかであった。1965年にカリフォルニア大学アーバイン校の准教授となるが、このころ細胞がみずからの分裂をどのようにコントロールしているかを研究したいと思うようになり、同僚に相談したところ、「単純な細胞を使い、遺伝子研究すれば」と助言された。
さっそくハートウェルは図書館におもむき、ふさわしい生物を見つけだした。パンを発酵させるのに使われるイースト菌である。イースト菌酵母ともいい、一般に酵母は分裂か出芽かで増える。たんに出芽酵母というときはイースト菌を指す。
出芽酵母は実用面での有用性はいうにおよばず、実験面での利便性に富み、19世紀の発酵・代謝の生化学に始まり、21世紀のシステム生物学まで、生物学の発展にいつも重要な役割をになっているモデル生物である。ハートウェルが出芽酵母に目をつけたのは、ごく自然な流れだ。特に2時間ほどで細胞分裂するのでスピーディな実験が行えるというメリットがある。
実験観察を始めて3年以上経ったころ、出芽酵母は細胞周期を調べやすい特徴をもっていることに気がついた。細胞周期はM期と間期に分けられ、M期で細胞分裂(有糸分裂(mistosis)と細胞質分裂)が行われる。間期はM期の間の時期で細胞が分裂し、生まれた娘細胞がふたたび有糸分裂を開始するまでの間である。生まれた娘細胞が次の有糸分裂を始める前に、DNAが合成(synthesis)されるS期が間期にある。細胞が分裂し染色体が分配されるM期のあと、次のDNAの合成が始まるS期にG(gap)1期がある。
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ハートウェルがCDC絵電子を見つけるのに出芽酵母を使ったのに対して、英国のポール・ナースは分裂酵母の研究からCDC2遺伝子を発見した。この細胞は出芽酵母と違って、細胞分裂の際に大きくなった細胞がほぼ等分される。CDC2遺伝子は細胞周期の最終過程に関係し、これが変異していると分裂酵母は2つに分裂しない、または十分に成熟しないまま分裂してしまう。
一方、別の方向から細胞周期の謎に迫る研究者がいた。同じ英国のティム・ハントで、ウニの受精卵中のタンパク質が期間経過とともにどう変化するか調べ、周期的に増減するタンパク質の存在を突きとめた。ハントはそれを「サイクリン」と名づける。
こうして細胞周期の仕組みの基本は明らかになったが、先鞭をつけたハートウェルはまだ満足しなかった。彼はがんに注目する。出芽酵母には細胞周期が間違いなく進行しているかどうか監視する「チェックポイント」と呼ばれる仕組みがあり、それが壊れると、がんになることを見いだした。

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