じじぃの「海中でも錆ない特殊防錆ボルト・竹中製作所!世界一の日本の会社」

【前面展望】 瀬戸大橋線03 児島〜坂出 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=i9MtlF0ISc8
大阪市営地下鉄 御堂筋・谷町・長堀鶴見緑地線 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=VpXNFHK1ThU
竹中製作所|表面処理・タケコート・ボルト・ナット・電子機器
http://www.takenaka-mfg.co.jp/
世界トップクラス!堂々たる中小企業の機械設計力 【Tech総研】
●海底トンネルや砂漠の石油プラントで使われる「錆びないボルト」/次の「タケコート」を完成させた、株式会社竹中製作所
超高圧の海底トンネル、砂漠地帯の石油プラント、長期間野ざらしになる橋梁や発電施設などで多用されているボルトやナットが、表面に防錆・防食処理を施した「タケコート」だ。海底トンネルであれば「海中で50年間錆びない」という。
この製品を約25年前に発売した竹中製作所の世界シェアは50%、国内シェアは90%という(製品納入率:2010年実績)。そして先ごろ完成させたのが「ナノテクト」た。カーボンナノチューブを用いた硬くて延性があり、耐食性にも優れた金属製品向け特殊塗料であり、今後は航空機のエンジン部分や深海底などの、過酷な環境での使用を見込んでいる。
http://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=001978

『世界一のモノを生み出す 日本の会社』 成美堂出版編集部/著 成美堂出版 2012年発行
特殊防錆ボルト・ナットの取り扱い高 竹中製作所 (一部抜粋しています)
砂漠地帯の石油プラント、海底トンネル、地下鉄、原子力発電所…。竹中製作所のボルト・ナットは周囲の環境が悪化すればするほどその実力を発揮する。唯一唯二の発想・技術をまとい、同社の製品は世界で「緑の輝き」を放つ。
「ナンバーワンでは駄目なんです。追走者が出ますから、オンリーワンのものを生み出す、これが中小企業の生き残る道」と竹中弘忠会長はいう。同社はその言葉どおり、フッ素樹脂皮膜による防錆加工「タケコート」で、他の追随を許さない。
1935(昭和10)年、艦船用ボルトなどの製造所として産声を上げ、以降、海軍指定工場、JIS規格工場を経て、着実にボルト製造の礎を固めた。タケコートは1984年(昭和59)年頃、開発に成功。しかし、新製品導入に慎重な日本企業に受け入れられず、5年ほどは売り上げがゼロ。そこに現れた救世主が石油大手のエクソンだった。マレーシア沖の海上プラントに採用され、その実績が認められると、受注は次々と舞い込んだ。
タケコートは、同社独自の技術で金属を防錆防食処理するシステム。フッ素樹脂皮膜により、目安50年の防錆防食を可能とする。その活躍の舞台は地下埋設管、橋梁、海洋建造物、石油プラントなどじつにさまざま。全世界5000物件以上、約100万本が厳しい環境のもとで使用されている。
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タケコートはその耐久性、防錆性の高さが認められ、石油メジャーが発注する仕様書には「タケコート使用」と、指定の一文が入る例が多い。竹中の「竹」の色を持つこの製品。他社の模造品も必ず緑色に染められるそうだ。しかし、模造品は結局駄目になり、元の顧客が戻ってくるケースが多々。そのため値引きを要求されることも少なく、同社の収益性を高めている。
基本的にボルト・ナットは受注生産。ボルト類すべてに関する注文にどんなものでも対応するとのこと。そのための最新加工技術の導入。素材の確保、検査技術の向上には余念がない。さらには新素材の皮膜加工、電子事業への参入など、新たな取り組みが日夜続けられている。この会社のオンリーワンの挑戦は、果てしなく続く。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ぼけっと、『世界一のモノを生み出す 日本の会社』という本を見ていたら、「特殊防錆ボルト・ナットの取り扱い高 竹中製作所」というのがあった。
「新製品導入に慎重な日本企業に受け入れられず、5年ほどは売り上げがゼロ。そこに現れた救世主が石油大手のエクソンだった」
鉄鋼や非鉄金属などの製品は成熟産業のように見られている。現に、中国や韓国にシェアを奪われている分野の一つだ。
竹中製作所の製品は厳しい環境でこそ、実力を発揮するのだという。
こんな会社が日本を支えているんだ。