じじぃの「世界で唯一の緩まないナット!技術力で稼ぐ・日本のすごい町工場」

ハードロック工業 ものづくりの原点がここに。【ダイジェスト版】 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=n5XxJUp5FR0
第3回ものづくり日本大賞 ハードロック工業(株) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=cJk6zmpI0Nc
緩まないナットが社会を支える町工場から世界を目指す、なにわのエジソン
安全性の追求から生まれた緩まないナットで、さまざまな業種・業界と取引を結ぶハードロック工業。オンリーワン技術を駆使したハードロックナットは国内外の鉄道などでも採用され、世界からも注目の的です。
若林克彦社長は、利他の精神とオリジナルのアイデアで同社をけん引してきた「ものづくり」の達人。
世界の一流企業を相手にトップセールスを続ける経営者の、製造業に懸ける情熱とは?
http://www.josho.ac.jp/schlguide/graduate/graduate_oit_waka.pdf
ハードロック工業株式会社 
https://www.hardlock-shop.com/
夢の扉 〜NEXT DOOR〜 2009年11月1日 TBS
【ドリームメーカー】ハードロック工業社長 若林克彦 【ナビゲーター】中森友香
街工場が軒を連ねる東大阪。そこに世界でもナンバー1と言える技術を持つ企業があります、ハードロック工業です。その社長を務めるのが若林克彦さんです。
若林さんが世界ナンバー1と言える技術を持っているものとは工業製品の取り付け固定する部品のナットです。ただ、若林さんの作るナットは“ハードロックナット”と名付けられ、これまで新幹線や明石海峡大橋NASAスペースシャトル発射台などに使われ、絶対に緩まないナットとして世界中から信頼を寄せられているのです。そんな若林さんが新たな取り組みを始めました。それは、バンクーバーオリンピックを目指すボブスレー日本代表が操るボブスレーハードロックナットをどうしても使用したいと依頼が舞い込んできたのです。若林さんのこの難題にどう立ち向かうのでしょうか。
若林克彦さんのMY GOAL
「2020年までに緩まないナットで世界中の安全の土台になりたい」
http://www.tbs.co.jp/yumetobi/backnumber/20091101.html
ハードロック工業 ウィキペディアWikipedia)より
ハードロック工業株式会社(Hardlock Industry Co.,Ltd.)は、大阪府東大阪市川俣に本社を置く工業用ナットの製造販売業である。1974年創業。
創業者で現社長の若林克彦が、大阪工業大学卒業後に設計技師として企業に就職後、1961年に戻り止めナットをさらに改良した「Uナット」を開発し、それを元に独立、同社の創業となる1974年に、緩まないナットの代表的製品として知られる「ハードロックナット」を開発。これが阪神電鉄のレール固定に採用されたのを切っ掛けに、多数の企業で採用されるようになり、シェアを上げる。
2010年のバンクーバー五輪ボブスレー日本代表チームが使用するそりに、また2012年5月22日に開業した東京スカイツリーにも、同社のナットが採用されている。

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『技術力で稼ぐ! 日本のすごい町工場―ものづくりの現場から』 日経産業新聞 日本経済新聞出版社 2011年発行
世界で唯一の「緩まない」ナット ハードロック工業 (一部抜粋しています)
工員が旋盤加工機の中央にナットを取り付け、細かいくずを飛ばしながら断面を削っていく。仕上がった特殊なナットは2本で1組。片方は中がえぐり取られて円形にへこみ、もう一方は側面が削られ凸状になっている。凸形ナットの出っ張りの部分をネジ穴の上から見ると、穴を縁取るような円形だが、厚さが一定でないことに気付く。
この「緩まない凸凹ナット」をつくるのは。世界でもハードロック工業東大阪市)だけ。凸形ナットを締めると、出っ張りの太い部分がくさびのように凹形ナットのくぼみに食い込む。凹形ナットに横からネジに吸い付くような力が加わり、内部のネジを羽交い締めにする。
縦方向に締める力に加え、側面からもネジを締め付ける特殊ナットは、1分間に1800回の微振動が続く悪条件でもびくともしない。新幹線のレールや瀬戸大橋の橋梁、電力会社の鉄塔で、様々な部材の固定用に装着され、インフラの安全を守る。
凸凹の最適な組み合わせはナットの大きさや素材によって異なり、設定を間違うと十分な締め付けは得られない。だが、特に難しいのは非対称の形をしたナットを正確に大量に加工する技術。材料を回しながら切削する旋盤を使い、中心からずれた出っ張りを、対称形のナットを仕上げるのと同じ速度で加工する。
かって中国や韓国のメーカーに模倣品をつくられたことがあったが、品質にばらつきがあり普及しなかった。「手の内をばらさないため」(若林克彦社長)、加工機はすべて自社製だ。
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若林社長が今の会社を立ち上げたのは1974年。自宅近所の住吉大社で鳥居がくさびで固定されているのを見て、新しいナットのアイデアを思いついた。自ら営業に駆け回って性能の高さを訴え、JR各社など大手の顧客を開拓した。
緩まないナットは海外でも安全性が評価され、豪州、韓国、台湾などの鉄道や工場で採用が進んでいる。この不況でも、英国とポーランドの鉄道会社向けの輸出が寄与し、2009年6月期は1割前後の増収を見込む。
現在力を入れているのは「緩まないボルト」の開発。年内の製品化を目指すという。
若林社長によりと「ボルト市場はナットの3倍はある」。社名に込めた緩み止めの分野に集中し、挑戦を続ける構えだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ぼけっと、『技術力で稼ぐ! 日本のすごい町工場―ものづくりの現場から』という本を見ていたら、「世界で唯一の『緩まない』ナット」というのがあった。
「この『緩まない凸凹ナット』をつくるのは。世界でもハードロック工業東大阪市)だけ」
ハードロックナット」は新幹線や瀬戸大橋、そして、あの東京スカイツリーにも使われている。
この緩まないハードロックナットの原理自体はそれほど、複雑なものではない。2つのナットを組み合わせることによって、激しい振動を加えても締めつけが維持されるのだそうだ。
これも「コロンブスの卵」なのかもしれない。
さらに、レベルを上げることにより、世界一緩まないナットになったのだ。
「鳥居がくさびで固定されているのを見て、新しいナットのアイデアを思いついた」
日本の伝統建築のものの中にヒントが隠されていたらしい。
何でも、見る人が見れば、見えるんだ。(何を言っているんだか?)