ロバート・エドワーズ氏死去 世界初の体外受精児誕生 2013.4.11 MSN産経ニュース
英ケンブリッジ大学は10日、2010年にノーベル医学・生理学賞を受賞したロバート・Ｇ・エドワーズ名誉教授が同日、死去したと発表した。87歳だった。
エドワーズ氏は1969年、ヒトの卵子を試験管内で受精させることに成功。78年に世界で初めてとなる体外受精による新生児を誕生させ、不妊治療を大きく前進させた。ケンブリッジ大は同氏が「長年にわたる闘病の末、安らかに死去した」としている。
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130411/scn13041101030000-n1.htm
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体外受精教室1 動画 YouTube
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ロバート・G・エドワーズ ウィキペディア（Wikipedia）より
ロバート・ジェフリー・エドワーズ（英：Robert Geoffrey Edwards、CBE、1925年9月27日 - 2013年4月10日）は、イギリス出身の生物学者。ケンブリッジ大学名誉教授。ロンドン王立協会フェロー(FRS)。専門は生殖医学。特に体外受精(IVF)のパイオニアであり、イギリスの外科医パトリック・ステプトーとともに体外受精の技術を完成させ、1978年7月25日に世界初の試験管ベビーであるルイーズ・ブラウンを誕生させた。体外受精技術を確立した業績により2010年度ノーベルル医学・生理学賞を受賞した。
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『文藝春秋』 2013年6月号
蓋棺録 「ロバート・エドワーズ」 （一部抜粋しています）
生物学者ロバート・エドワーズは、体外受精の技術を完成させ、不妊症に悩む夫婦に福音をもたらした。
1978年、英国のオールダムで世界初の「試験管ベイビー」が誕生した。母親はレスリー・ブラウン。輸卵管の欠陥で子どもは持てないと言われていたが、エドワーズの考案で女児を出産することができた。
25年、英国ヨークシャー州バットレイに生まれる。高校を卒業した後、英陸軍に入隊して中東で従軍。除隊後、バンガー大学で生物学を専攻し、さらに、はエジンバラ大学やケンブリッジ大学で研究を続けた。
人間の受精について研究を始めたのは60年代だったが、何かと障害が多かった。しかし。産婦人科医パトリック・ステプトーの協力を得てからは急速に研究が進む。ときには自分たちの精子も実験に使ったといわれる。
2人の研究は実ったが、それからが大変だった。マスコミが殺到して研究ができず、人造人間だという報道にはうんざりさせられた。宗教界からの批判も激しかった。とくにカトリック教会は卵子を取り出すのは「殺人行為」とまで非難した。
しかし、不妊症で悩む人たちに圧倒的な支持を受け、体外受精児は累計で450万人を超えた。エドワーズは2010年にノーベルル医学・生理学賞を受賞する。
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