じじぃの「人の死にざま_1092_ケルヴィン卿」

ウィリアム・トムソン - あのひと検索 SPYSEE
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william thomson- (Lord Kelvin) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=KR9990m_hPY
偉人たちの夢 (86)ケルヴィン サイエンス チャンネル
http://sc-smn.jst.go.jp/playprg/index/672
ウィリアム・トムソン ウィキペディアWikipedia)より
初代ケルヴィン男爵ウィリアム・トムソン(英: William Thomson, 1st Baron Kelvin OM、1824年6月26日 - 1907年12月17日)は、イギリスの物理学者。ケルヴィン卿(Lord Kelvin)の通称で知られる。特にカルノーの理論を発展させた絶対温度の導入、クラウジウスと独立に行われた熱力学第二法則(トムソンの原理)の発見、ジュールと共同で行われたジュール=トムソン効果の発見などといった業績がある。これらの貢献によって、クラウジウス、ランキンらと共に古典的な熱力学の開拓者の一人と見られている。このほか電磁気学流体力学などをはじめ古典物理学のほとんどの分野に600を超える論文を発表した。また、電磁誘導や磁気力を表すためにベクトルを使い始めた人物でもある。
ケルビン ウィキペディアWikipedia)より
ケルビン(kelvin、記号 K)は、熱力学温度(絶対温度)を表す単位。国際単位系の基本単位の一つ。
ケルビンは、古典力学において全ての分子の運動が停止する絶対零度を 0 ケルビン(K)とし、1 ケルビンを水の三重点の熱力学温度(0.01℃)の 1/273.16 倍としている。これは、元々はセルシウス度の値から273.15を減じた(絶対零度を0とした)温度目盛りとして定義されたものであったが、現在では逆にセルシウス度ケルビンを元に定義されている。

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『宇宙はなぜこんなにうまくできているのか』 村山斉/著 集英社 2012年発行
太陽の寿命は2000万年? (一部抜粋しています)
お天道様から降り注ぐありがたいエネルギーがどのように生まれるのかは、ちゃんと理論的に説明することができます。
しかしこれについては、19世紀の終わり頃に大論争がありました。
そのきっかけをつくったのは、「ケルヴィン卿」の通称で知られるウィリアム・トムソンです。熱力学の分野を中心に多くの業績を残した偉大な物理学者で、たとえば絶対温度の単位が「K(ケルヴィン)」になったのも、彼にちなんでのこと。当時の物理学界では非常に大きな影響力を持つ超有名人でした。
熱力学の大家ですから、当然、太陽の熱も研究対象になります。とくに地球にとって重要な問題は、その寿命でしょう。
天上が神様の支配する別世界なのであれば、太陽が永遠に輝いていても不思議ではありません。しかし地上と同じ物理法則に支配されているなら、その寿命にはかぎりがあります。地球上に、燃料補給なしに永久に燃え続ける物質など存在しません。そして、、もし太陽が燃え尽きてしまったら、地球人の運命もそこでおしまいです。
当時は、すでに太陽の重さがおおむねわかっていました。また、太陽までのおおよその距離もわかっていましたから、地球が受けている熱を計測すれば、太陽が発している総熱量も計算で求められます。
そこでケルヴィン卿は、その熱量を出し続けた場合に、太陽の重さに匹敵する燃料が何年で燃え尽きるかを計算しました。その結果、太陽はせいぜい2000万年程度しか保(も)たないという結論を下したのです。
これは驚くべき話でした。地質学者たちが古い地層を調べたところ、地球が誕生したのは数億年も前だと予測されていたからです。だとすれば、ケルヴィン卿の計算した太陽の寿命と辻褄だ合いません。その計算が正しいとすれば、太陽はとっくの昔に燃え尽きているか、そうでなければ地球が太陽の誕生前から存在していたことになってしまいます。
それに加えて、当時は『種の起源』で有名なチャールズ・ダーウィンが、地球上の生物が現在の姿に進化するには、やはり数億年の時間が必要だと主張していました。いずれにしても、ケルヴィン卿の産出した太陽の寿命は短すぎるのです。
しかしケルヴィン卿は自分の計算に自信を持っているので、地質学者やダーウィンのいう地球年齢が間違っているのだと主張しました。ケルヴィン卿は「世界でいちばん賢い学者」と評されていましたから、批判されたほうは立場がありません。激しい論争になるのも当然でしょう。
結果的には、間違っていたのはケルヴィン卿のほうでした。現在は地球がおよそ46億年前に誕生したのが明らかになっていますから、太陽の寿命がそんなに短いはずはありません。当然、地球が生まれたときから太陽はありましたし、今後も50億年ぐらいは燃え続けることがわかっています。
とはいえ、ケルヴィン卿が計算ミスをしていたわけではありません。19世紀終盤の物理学では、それ以外の答えが出なかったのもたしかです。燃料を燃やすよりもはるかに効率のいいパワフルなエネルギー源があることを、当時は誰も知りませんでした。それを明らかにしたのは、20世紀に入ってすぐの1905年に発表された論文です。
それがかの有名なアルバート・アインシュタインの「特殊相対性理論」でした。

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ケルヴィン卿 Google 検索
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