じじぃの「人の生きざま_202_上田・泰己」

上田泰己 - あのひと検索 SPYSEE
http://spysee.jp/%E4%B8%8A%E7%94%B0%E6%B3%B0%E5%B7%B1/1035098
【kotoba】体内時計をコントロールする時計遺伝子とは - 第12回 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=evpxHh4GgWU
上田泰己(うえだひろき) 職業:生命科学 東大塾
1975年、福岡に生まれた上田さんは、生徒会長やサッカー部のキャプテンを務めるなど、小さい頃から周りを惹き付ける雰囲気を持っていました。現在は生物分野が専門の上田さんですが、高校生の頃好きだった教科は物理や数学だったといいます。そんな高校生のあるとき、東京大学医学部の研究室を訪れた上田さんは、子供のように純粋に研究を楽しむ研究者たちと出会います。これが、研究者をめざすことになる最初のきっかけでした。
東京大学医学部に入学した上田さんは、新しい実験手法を習得しながら、研究にのめりこんでいきます。そしてその才能は次々に開花。医学部3年生時には分子生物学の実験手法を、4年生時にはソニーCSLの北野宏明氏の元でプログラミング手法を、それぞれ1年で習得。そして、5年生時には、外部研究者として山之内製薬に迎えられました。そして修了前の27歳のときには、大学院生と並行する形で、日本でも指折りの研究機関・理化学研究所で教授に相当する職・チームリーダーを任されます。
http://todai.kawai-juku.ac.jp/todai/famous/uedahiroki.html
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター(理研CDB)
システムバイオロジー研究プロジェクト 上田泰己 M.D., Ph.D.
生命科学分野全般で分子からシステムへと急速なパラダイムシフトが起こっており、動的で複雑な生命現象をシステムとして理解することがいま求められている。システムバイオロジー研究チームは生命現象をシステムとして理解するために必要な基盤技術を開発し、発生・再生現象をはじめとする複雑で動的な生命現象に応用する。 実験的手法と数理的手法を統合的に用いて包括的・定量的な解析を行うことが本研究チームの特徴で、哺乳類の体内時計や体節時計における時間・空間的振動現象をモデル系として、動的で複雑な生命現象を司る遺伝子ネットワークのシステム的理解(同定・制御・再構築)を目指す。
http://www.cdb.riken.jp/jp/02_research/0207_strategic01.html
サイエンスZERO 「時計遺伝子の正体 生命リズムの謎に迫る」 2010年4月3日 NHK教育
【キャスター】安めぐみ 、山田賢治 【コメンテーター】上田泰己(理化学研究所プロジェクトリーダー) 【ゲスト】黒崎政男東京女子大学教授)
体内時計をコントロールする時計遺伝子。最近、時計遺伝子と病気の関係がマウスで解明され、生命の誕生にも時計遺伝子が関わっていることが見えてきた。また再生医療の分野では、これまでねらい通りの細胞に誘導することが課題だったが、ES細胞を使って、リズムを刻むある遺伝子の働きを調節することで、特定の細胞に分化しやすくなることがわかった。生命現象をさまざまな形で支配する時計遺伝子。その正体に最新研究から迫る。
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp300.html
『Newton(ニュートン)』 2012年11月号
LEADING EDGE 科学の最前線から 情報科学を武器に「体内時計」のしくみを次々解明 上田泰己博士に聞く (一部抜粋しています)
僕が体内時計というものに興味をもった入り口は、「人間とは何か?」という、とても漠然とした疑問でした。大学でも人間の本質について研究したいと考えていましたが、それだけではあまりにもつかみどころがないですよね。なので、人間を形づくる、基礎的な部分から知っていく必要があるなと感じました。
そこで僕が注目したのが、生物の体の中で広がる「空間」や、体の中できざまれる「時間」です。ただ、生物の中の空間を理解しようとすると。私たちの体の中にある細胞一つ一つの場所や、その中身を正確に知らないといけない。これは非常にたいへんなことなんです。現在は技術が進み、光が見えてきましたが、当時はまだできなかったんですね。
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僕たちは今、体内の時間はどのように決まっているのかなど、体内時計の基礎的な部分にかかわる研究を主に主なっています。体内時計の研究に関しては、日本は世界でも進んでいるほうだと思います。僕たちのチームにも海外からの研究員がいるのでミーティングはいつも英語で行っていますね。
研究チームとしての今の一番の課題は、試験管の中で、実際に体内時計を「つくる」ことです。理論的には、時計が一回りするためには、「行ってもどってくる」というプロセスがあればいいわけです。なので、その二つのプロセスにそれぞれはたらきかける酵素があれば時計がつくれそうだ、ということが予想されています。
今までは、実際にある生物の細胞を分析してきて、いろいろなことがわかってきました。ただ、体内時計というシステムがはたらくために必要なものがわかっても、ほんとうにそれだけで十分なのかどうかを証明することはできないんですね。それを証明するためには、やはり実際につくって検証してみる必要があると思います。
ただし、そのためには生命科学の知識だけでは足りません。僕たちのチームにも、、化学や物理、計算機科学などさまざまな分野の人がいて、共同で研究を行っています。人の数だけプロジェクトがあるといっても過言ではありません。それらの多くの研究の環境をととのえることあ、研究の方向性と戦略のようなものを考えることが、プロジェクトリーダーとして僕に求められることだと思いますね。
現在、それぞれの細胞がどのように時間をきざむのか、ということはわかってきています。しかし、細胞のまとまりである器官や臓器、ひいては体全体の時間となってくると、理解するのはとてもむずかしいですね。最終的には、僕たちが寝たりおきたりといったような、睡眠や覚醒にかかわる、頭の時間を理解することを目標に研究を進めています。
体内時計の研究をはじめた今から12年近く前には、研究自体がとても複雑な方向に行ってしまいそうで不安もありました。でも、2005年くらいから、体内時計のシステムをあやつっていり遺伝子や、その間のルールのようなものがみえてきました。だんだんと具体的なものになってきたなという実感がありますね。
今になって思うのは、生命のシステムはとても複雑にみえますが、一方で、次の世代に伝える、つまり親から子へ遺伝することができないと意味がないんです。同時に、僕たちの体の中でそのしくみをあやつっているわけなので、伝えられて、あやつれるくらいにはシンプルでなくてはなりません。そこのは体内時計のしくみを解明する希望があると、今では信じています。

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