じじぃの「未解決ファイル_176_プラナリア」

サイエンスZERO 「iPS細胞(2) 分化をコントロールせよ!」 動画 FC2
http://video.fc2.com/ja/content/20121217tyMBUwgp/
Planaria 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=vXN_5SPBPtM
iPS細胞ヒトはどこまで再生できるか? 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=i3cNh45HVNA
プラナリア Google 検索
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&q=%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%A2&gs_l=hp...0l5.0.0.2.698278...........0.KtZLrrS2Jmw&sa=X&oi=image_result_group
プラナリアの再生実験
http://rika-kyouzai.sakura.ne.jp/kyouzai18.html
プラナリアの体はどうなっているのですか? 2012/11/16 Yahoo!知恵袋
プラナリアでは、体すべての細胞が生まれつきiPS細胞みたいなものなのでしょう。切断される刺激によって、プラナリアの体細胞は不足している必要な器官に分化します。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1397268393
100年来の謎に迫る−体の極性を決める仕組みを解明しました。 京都大学
われわれの体には、頭側と足側という方向性がある。この体の方向性を最初に問題にしたのは、ノーベル賞学者のトーマス・ハント・モーガンである。彼は、プラナリアの体を切って再生させた時に、頭のあった方から頭を再生し、もともと尾のあった方から尾を再生することから、生物の体には磁石と同じような性質があるとし、1903年に『体の極性』という概念を打ち出した。さらに、短い断片をつくると、もともと尾のあった方から頭を再生することを見出し、『極性は転換する』ことを発見した。
この『体の極性』をつくる仕組みの謎がついに京都大学のグループによって解明された。京都大学の阿形研究室グループは今までにも脳の再生を頭部に限定しているなどユニークな発見をしていたが、今度は矢澤研究員が脳が再生できないを見つけ、それが頭から尾を再生した結果、脳ができないことを見出した。その遺伝子はヘッジホッグと呼ばれる分泌性の因子の受容体をコードしていること、ヘッジホッグが頭から尾につながる神経で作られていることを見出した。ヘッジホッグが神経を介して尾の方に輸送されているとすると、体の切断によって、神経の尾の方からヘッジホッグが漏れ、ヘッジホッグがこちら側に尾を作れと指令する結果、体の後方に尾が再生される。断片が短いと、尾を作れと指令するのに十分なヘッジホッグが分泌されないために尾ができなくなり、極性の転換が起こることが示唆された。
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2009/091208_2.htm
プラナリア ウィキペディアWikipedia)より
プラナリアは、扁形動物門ウズムシウズムシウズムシ亜目に属する動物の総称。広義には、三岐腸目に属する動物の総称。さらに、渦虫鋼に分類される動物の総称とする説もある。体表に繊毛があり、この繊毛の運動によって渦ができることからウズムシと呼ばれる。淡水、海水および湿気の高い陸上に生息する。
【再生能力について】
この動物の再生能力は著しく、ナミウズムシの場合、前後に3つに切れば、頭部からは腹部以降が、尾部側からは頭部が、中央の断片からは前の切り口から頭部、後ろの切り口から尾部が再生される。このような各部から残りの部分が正しい方向で再生されるのを、極性があるといい、具体的には何らかの物質の濃度勾配ではないかとされている。再生が秩序正しく行われるための体内の濃度勾配原因物質としてNou-darake遺伝子が同定されている。
頭に切れ込みを入れ3等分にすれば、3つの頭を持つプラナリアに再生する。
ある学者がメスを使い100を越える断片になるまで滅多切りにしたが、その全ての断片が再生し100を越えるプラナリアが再生したという逸話がある。プラナリアが再生できる栄養環境さえあれば可能であるとされる。
その大きな再生力の反面水質の変化には弱く、水質が悪化すると溶ける。そのため、プラナリアを水質の指標とすることもある。
トーマス・ハント・モーガン ウィキペディアWikipedia)より
トーマス・ハント・モーガン(Thomas Hunt Morgan、1866年9月25日 - 1945年12月4日)はアメリカ合衆国の遺伝学者。
【経歴】
ケンタッキー州レキシントンユダヤ系家系生まれ。
コロンビア大学教授(1904-1928)。ウッズホール海洋生物学研究所の研究者の一人。
キイロショウジョウバエを用いた研究で古典的な遺伝学の発展に貢献した。染色体が遺伝子の担体であるとする染色体説を実証し、1933年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。

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サイエンスZERO 「iPS細胞(2) 分化をコントロールせよ!」 2012年12月16日 NHK Eテレ
【司会】南沢奈央竹内薫中村慶子 【ゲスト】阿形清和(京都大学教授)
ノーベル賞に輝いた山中教授の「iPS細胞」。その全てが分かっちゃう2週連続シリーズの第2弾は、iPS細胞が直面する知られざる超難題「分化のコントロール」! 実はiPS細胞は、そのままだと多種多様な細胞に成長してしまい、ほとんど使い物になりません。再生医療の未来をひらく「夢の細胞」になるためには、狙った細胞に確実に成長させる高度なワザが不可欠なのです。その主役は意外にも、ノギンやウィントなどの「たんぱく質」! iPS細胞に、絶妙な量とタイミングでふりかけてやると、心臓や肝臓など、様々な細胞に変身することが分かってきました! 細胞に隠された神秘の能力と、iPS細胞の本当のすごさに迫ります!
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp410.html
どうでもいい、じじぃの日記。
12/16、NHKサイエンスZERO』で「iPS細胞(2) 分化をコントロールせよ!」を観た。
こんなことを言っていた。
プラナリア 分化の秘密
遺伝子の研究でノーベル賞を受賞したアメリカの生物学者トーマス・ハント・モーガンプラナリアが再生する様子を見て、こんな疑問をもちました。
なぜ、正しいパーツが再生できるのか?
プラナリアがいくつかに切断された画像が出てきた。
つまりこういうこと。上が切断直後、下が再生を始めたプラナリアです。よく、ご覧ください。
どの断面も、頭側からは必ず頭のパーツが、尻尾側からは尻尾のパーツが再生してくるのです。決して間違えることはありません。モーガンプラナリアを200以上に分割したり、さまざまな形に切ったりしてその謎を解明しようとします。しかし、答は見つかりませんでした。
京都大学研究室で、プラナリアの画像解析をしている研究者の映像が出てきた。
ところが100年後、とうとう、その仕組みを解明したのが阿形さん。何とその仕組みを利用して、さまざまなプラナリアを自在につくり出すことができるようになったのです。
ナメクジのように動いているプラナリアの映像が出てきた。
それがこれ、このプラナリア。ちょっと変わったところがあるんですが、わかりますか?
スタジオから
竹内、「プラナリアって、たくさん切っちゃうと、たくさん再生してしまうんです」
南沢、「大量に増殖できますね」
竹内、「でも、もっと不思議なのは、必ず頭の方向から頭が出てきて、尻尾の方向から尻尾が出てくる。うまくできていますね」
南沢、「はい」
竹内、「ところが、ちょっとこちらをご覧ください。これ、さっきのプラナリアですけど、何か気づきませんか?」
南沢、「あれ! 頭が2つある」
竹内、「そこなんです。実はここに分化の仕組みのポイントがあるんです」
切断する前のプラナリアが出てきた。
竹内、「プラナリアの体の中で、『ヘッジホッグ』というタンパク質。これが頭の方向から尻尾の方向に流れていくんです。体を切るとどうなるかというと、この『ヘッジホッグ』に貯まります。貯まったところに、幹細胞があって、それが尻尾になるのです。もう片側の切断された部分は、これは最初が頭になることに決まっているんです。ということは、頭と頭がくっついたプラナリアはどうやってできたんでしょうかね」
南沢、「ヘッジホッグがないってこと?」
中村、「そういうことなんです。人工的にヘッジホッグの働きを止めたんです」
竹内、「これが、iPS細胞の分化の鍵を握っているんです!」
南沢、「人間とプラナリアとはちょっと違う」
竹内、「科学の点からいうと、原理としては同じなんです」
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じじぃの感想
「これが、iPS細胞の分化の鍵を握っているんです!」
マウスにiPS細胞を注射すると、マウス体内にすべての臓器、神経が混ざった細胞の固まりができるのだという。
iPS細胞の最大の課題はこの分化全能性を備えた細胞から、いかに特定な細胞のみを取り出せるからしい。
iPS細胞開発の競争は分化をいかにコントロールできるか、にかかっているのである。