じじぃの「iPS細胞10年・0.5グラムの心筋細胞が体内で100グラムに成長!サイエンスZERO」

心筋細胞の拍動 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Rwm27VuBFI0
0.5グラムから100グラムの心筋細胞をつくる
  (dr-guide.net HPより)

心筋の再生医療 福田恵一医師 ドクターズガイド
●ヒット作 心筋細胞の純化精製
それで人の心臓はどのくらいの心筋からなっているかというと、重さとして350グラムくらいなんですね。それが大人の心臓の重さなんです。では心不全の人にどのくらい移植したら心臓の筋肉の回復が見られるかというと、100グラムくらい移植してあげればかなりよくなる。もちろん元通りにはならないにしても、心不全で寝たきりだった人が動けるようには十分なるわけです。
ですから最終的には100グラムくらいの心筋を移植したい。ただ試験管のなかで100グラムの心筋を作るというのは、莫大なお金がかかります。無理ではありませんが、培養液が高価なのです。試験管のなかでこれだけ大きくなるのを待っているわけにはいかない。 でも0.5グラムくらいだったら、培養液もそこまではかかりません。だからそれを移植したあとに3ヵ月、半年たって心筋が大きくなってくれれば、十分心筋細胞移植として役に立つ。
http://dr-guide.net/www/%E5%86%8D%E7%94%9F%E5%8C%BB%E7%99%82%EF%BC%9A%E4%B8%80%E8%A6%A7/%E5%86%8D%E7%94%9F%E5%8C%BB%E7%99%82%EF%BC%9A%E5%BF%83%E7%AD%8B%E3%81%AE%E5%86%8D%E7%94%9F%E5%8C%BB%E7%99%82/%E7%A6%8F%E7%94%B0%E6%81%B5%E4%B8%80-3/
サイエンスZERO 「iPS細胞10年(2) 医療応用へ! 進む技術革新」 2017年2月5日 NHK Eテレ
【司会】竹内薫南沢奈央 【ゲスト】福田恵一(慶應義塾大学医学部 循環器内科)
京都大学山中伸弥教授によって、iPS細胞が発見・発表されて10年。臨床研究や治験が相次いで承認される見込みで、ヒトに対する再生医療がいよいよ本格的にスタートする。「ゲノム編集」や「iPS細胞ストック」など最新技術とさまざまなアイデアによって夢の技術がついに実現されようとしているのだ。2030年には再生医療の世界市場は12兆円と見られている。iPS細胞研究所を徹底取材、夢の医療の可能性に迫る。
●わずか0.5グラムの心筋細胞が体内で100グラムに成長!
100グラムぐらいの心筋細胞(心臓の細胞)を移植したいが、試験管の中で100グラムの心筋細胞を作るのはとても大変でコストもかかる。
試験管の中で作る心筋細胞は出来るだけ少なくして移植した心筋細胞が移植された場所で成長してくれれば一番いい。
心筋細胞は面白い性質があり、0.5グラムぐらいの心筋細胞を移植すれば体の中でそれが成長して一定の期間経つと100グラムぐらいの心筋細胞になる。
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp571.html
『ゲノム編集の衝撃 「神の領域」に迫るテクノロジー NHK「ゲノム編集」取材班 NHK出版 2016年発行
京都大学iPS細胞研究所の挑戦 より
ゲノム編集の技術を医療に活かしていこうという動きは、国内でも出てきている。注目されているのは京都大学iPS細胞研究所の堀田秋津助授のグループである。
本題に入る前に、まずはiPS細胞がどのようなものかおさらいしておきたい。
iPS細胞は、ご存じのとおり、京都大学iPS細胞研究所山中伸弥教授が開発した人工多能性細胞だ。私たちを構成する細胞を元へ辿ると、受精卵というたった一つの細胞に行き着く。そこから分裂と分化を繰り返し、目や骨、血液や皮膚など、体の様々な部分の細胞に分かれていくのだ。つまり、受精卵の段階ではどのような細胞にも分化する可能性(万能性)を持っている。ふつうは一度分化してしまうと、再び受精卵のような万能性を持つ元の細胞に戻ることはない。
しかし、山中教授は分化しきった体細胞を受精卵に近い、あらゆる細胞に分かれる前の状態に戻す方法を発見した。特定の4つの遺伝子、いわゆる「ヤマナカ・ファクター」と呼ばれる遺伝子を皮膚や血液の細胞に入れると、受精卵に近い段階にまで細胞が「初期化」されることを突き止めた。
iPS細胞は受精卵に近い多能性を持つため、様々な細胞をつくることができる。例えば、通常体の中から取り出すことの難しい神経の細胞を、皮膚や血液など、比較的簡単に取り出せる細胞からつくることが可能になった。しかもiPS細胞は元の細胞の遺伝情報を引き継ぐため、遺伝性の病気も再現できるようになったのだ。京都大学iPS細胞研究所では、このiPS細胞を使って、パーキンソン病や軟骨無形成症など、様々な病気の治療法や薬の開発につなげようと日々研究が進められている。

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どうでもいい、じじぃの日記。
2月5日、NHK Eテレ サイエンスZERO 「iPS細胞10年(2) 医療応用へ! 進む技術革新」を観た。
【わずか0.5グラムの心筋細胞が体内で100グラムに成長!】
iPS細胞でつくった心筋細胞を、人の心臓に注入するだけで、心臓の中で大きく成長するのだそうだ。
この技術は、いろいろな体の部分に応用できるみたいだ。