じじぃの「肺炎による死者が増加・誤嚥性肺炎!いつか罹る病気に備える本」

8020日歯TV 高齢期<4-1>誤嚥性肺炎(前編) 動画 Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=_xGYbURmdoA
口腔ケアセミナー その2「誤嚥性肺炎について」(全8回) 動画 Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=xCqM4pvKlRg
健康カプセル! ゲンキの時間 (追加) 2017年3月12日 TBS
【司会】三宅裕司渡辺満里奈 【レポーター】深沢邦之 【ゲスト】鶴見辰吾 【解説】二木芳人(昭和大学病院 感染症内科教授)
誤嚥性肺炎の予防法
高齢になると、のどの筋力が低下し飲み込む力が弱くなってしまい、飲み込みの反射が遅くなったり、飲んだ後も液体が残ってしまったりする。しかも、吐き出す力や免疫力も弱まるため細菌が繁殖しやすく肺炎になるリスクが高まるという。
①寝る前に歯磨きを行なう
 歯磨きなどで口に中をきれいにすることや口の中を刺激して唾液を分泌し、嚥下を訓練する口腔エアが大事。
②食事の時の姿勢
 少し前かがみになり、アゴを引いた状態で食べると、誤嚥を防ぐことができる。
http://hicbc.com/tv/genki/archive/170312/
ワイドスクランブル 2016年3月22日 テレビ朝日
【司会】橋本大二郎大下容子
●最前線の医師に密着!急増!「肺炎球菌」の恐怖
肺炎の特徴は初期症状が風邪や花粉症、インフルエンザに近く、病状が急激に悪化する。
ひたちなか総合病院に来院した女性は、最初自宅近くの診療所で風邪と診断されたが、その後強烈な胸の痛みを覚えたという。診断は肺炎球菌性肺炎だった。
肺炎球菌に対しては予防接種(ワクチン)が効果的です。対象年齢の方は各自治体などの情報を参照してください。
http://www.tv-asahi.co.jp/scramble/
謎の肺炎が急増中!死なない新常識 : ためしてガッテン 2014年11月26日 NHK
【司会】立川志の輔小野文惠 【ゲスト】中村玉緒梅沢富美男山瀬まみ
とても身近な「あるもの」が、肺炎発症のひきがねになっていたのだ。 綿棒を使った効果バツグンの肺炎予防法や、「誤えん」を防ぐためのおでこ体操など、大事な命を守るための新常識を徹底紹介!
大きめの綿棒に水で湿らせて、お口の中に当てる。すると、ゴックンとなります。
水の刺激と、冷たいという刺激。さらに、マッサージの刺激。この3つの刺激で、飲み込みが起こりやすくなります。
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20141126.html
L4YOU! 2013年3月6日 テレビ東京
【MC】草野満代、板垣龍佑 【ゲスト】内山理名 【専門家ゲスト】木田厚瑞(日本医科大学特任教授・呼吸ケアクリニック所長)
肺炎の原因 菌の中で最も多く重症化しやすいのが肺炎球菌。高齢者の4〜6割が肺炎球菌を持っている。
肺炎の恐怖 誤嚥性肺炎予防術!
誤嚥性肺炎の予防術として歯磨きが効果的。口の中にいる有害な菌を誤嚥することによって肺炎が起きるため、口腔ケアをきちっと行うと肺炎の発生率が非常に下がる。
全国11ヵ所の老人養護施設で歯みがきを実践したところ、肺炎による死亡率が半減した。
http://www.tv-tokyo.co.jp/l4you/
高齢化の影響で3大死因の一角に「肺炎」が登場−集中 2012年6月11日 MEDICAL CONFIDENTIAL
年齢が高くなるにつれ、がんの比率が高まるが、80代以降は肺炎の割合が高くなる。肺炎は、体力が落ちたり高齢になったりすると免疫力が弱まり、かかりやすくなる。特に高齢者は飲み込む力が衰え、誤嚥性肺炎を起こしやすい。
ちなみに肺炎で亡くなった有名人には、昨年は元電通社長の成田豊氏(没年齢82歳)、タレントの前田武彦氏(81歳)、参議院議長の西岡武夫氏(75歳)、俳優の原田芳雄氏(71歳)、今年に入ってからは歌舞伎女形中村雀右衛門氏(91歳)、俳優の二谷英明氏(81歳)らがいる。
http://medical-confidential.com/confidential/2012/06/3-4.html
誤嚥 ウィキペディアWikipedia)より
誤嚥(ごえん)とは、食べ物や異物を気管内に飲み込んでしまうこと。また異物を消化管内に飲み込んでしまうこと。
【概要】
窒息死することがあり、適切な方法ですみやかに除去する必要がある。
喉周辺の筋肉や嚥下中枢(延髄)の機能が衰えた高齢者による事故が多く、後に誤嚥性肺炎(嚥下性肺炎; aspiration pneumonia)を招くこともある。日本では、今後、高齢化が進むことから、嚥下しやすい機能性食品(病院食と普通食の間を埋める位置づけの食品)の開発が進められている。また声門部に於ける局所的な神経支配の障害、物理的な閉鎖障害により閉鎖不全がおこり、誤嚥が起こることがある。誤嚥の特別な例として歯科治療の途中で器具材料を誤って取り落とし、気管内あるいは消化管内に飲み込ませた場合にもこの語を使う。特に高齢者で嘔吐反射が低下した患者さんの治療の時に注意が必要である。誤嚥を起こした材料として、試適時のインレー、クラウン、ブリッヂ、義歯など。治療器具として、リーマー、ファイル類、バー類などがある。特にリーマー、ファイル類の誤嚥の防止にはラバーダム防湿法が必須である。
また、若年者や中高年者であっても認識外の高温(気候や個人の嚥下能力にもよるがおおよそ40℃-42℃以上)および低温(気候や個人の嚥下能力にもよるがおおよそ12℃-13℃以下)のお湯および冷水あるいは含嗽薬・洗口液(口内洗浄剤)で含嗽をする時、または同様に高温および低温のお湯および冷水あるいは飲料を服用する時にも気管が自律神経系のフィードバックにより無意識下で収縮し一時的に喘息と似た状態となり、少量の水やそれら液体が気管に取り込まれ誤嚥が引き起こされる場合がある。とくに、意識低下時や水場では溺水や溺死も引き起こす要因となるので要注意である。
ほかにも、年齢層に限らず嘔吐物を誤って吸引し誤嚥するケースもある。この場合も上記の食物誤嚥同様、誤嚥性肺炎を引き起こす原因になるので注意が必要である。
遠藤周作 ウィキペディアWikipedia)より
遠藤周作(1923年3月27日 - 1996年9月29日)は、日本の小説家、批評家、劇作家。
【死の床で】
1993年5月に腹膜透析の手術を行った。一時は危篤状態までに陥ったが、奇跡的に回復する。最初はなかなか苦痛に耐えられず、愚痴や泣き言を繰り返していたが、自分とヨブの境遇を重ね合わせ、「ヨブ記の評論を書く」と決心してからはそれがなくなった。
1996年9月28日、昼食を喉に詰まらせ、肺に誤嚥し呼吸停止に陥った。それはすぐに取り除かれたが、そこから黴菌が広がり、肺炎を併発した。それは肺を片方しか持たない人間には致命的な事態だった。翌9月29日午後6時36分、肺炎による呼吸不全で死去。

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『寡黙なる巨人』 多田富雄/著 集英社 2007年発行より
回復する生命−−その2
1昨年(2001年)の5月、私は突然脳梗塞で倒れ、3日の間、死線を彷徨(さまよ)った。気がついたときには右半分が完全に麻痺していた。その瞬間から言葉もいっさいしゃべれなくなった。
全く突然の、信じられない異変だった。私はおしゃべりではないが、人と談笑するのは好きだった。それが一言もしゃべれない。途方にくれた。
今でも夢ではないかと疑うことがある。でも残念ながら夢でない。診断は仮性球麻痺による重度の構音障害で、言葉のほかに嚥下(えんげ)機能も侵され、食事ばかりか水も飲めない。もうそろそろ2年というのに、朝夕チューブを入れて水分を補給している。体のほうはリハビリで幾分よくはなったものの、いまだにしゃべること、水を飲むことは全くできない。杖を突いて、肩と腰を支えられて、50メートル歩くのがやっとだ。筆舌に尽くせないほどの苦痛がまだ続いている。
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半身麻痺は、体が動かないだけではない。1日中筋肉の緊張が高まって、休んでいても楽ではない。いつも力を入れているようなものだ。それだけではない。私の後遺症には重度の嚥下障害、構音障害が重なっている。物が自由に食えない。水や流動物は飲めない。
食事は私にとって最も苦痛な、危険を伴う儀式である。おかゆは何とか食べられるようになったが、油断すると激しくむせる。ご飯粒(はんつぶ)一粒でも気管に入ると肺炎になる危険がある。排除するための咳ばらいが出来ないのだ。
食後は必ず痰(たん)と咳に悩まされる。あまり苦しいときには、スポンジのブラシを喉に突っ込んで、強制的に咳を起こさせ、異物を排除する。でないと眠ることさえ出来ない。

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『いつか罹る病気に備える本』 塚崎朝子/著 ブルーバックス 2012年発行
肺炎 (一部抜粋しています)
日本人の3大死因といえば、がん、心臓病、脳血管疾患だったが、最近は肺炎による死者が増え、2011年には3位となっている。とりわけ高齢者ではその割合が高い。病状や経過は年齢や持病などによっても異なるが、決して軽んじてはいけない。
肺炎は、病原性の微生物が肺に入り込んで急性の炎症が起こった場合。風邪やインフルエンザなどに感染後、免疫力の落ちて居る時に感染しやすいので、冬場に増加する。最も多いのが肺炎球菌によるもので、マイコプラズマ肺炎という細菌によるものもある。
一般的な肺炎の症状は、咳、痰、発熱・悪寒で、マイコプラズマ肺炎は、乾いた激しい咳と高めの熱、14歳以下に多いのが特徴だ。軽度な肺炎は自然に治ることも多いが、膿性の黄色い痰が出るようなら、医療機関を受診したほうが良い。
診断にはX線や痰の細菌検査などを行うこともある。治療は、抗生物質の服薬が中心で、肺炎球菌とマイコプラズマでは、薬の種類が異なる。またマイコプラズマは、インフルエンザ同様に咳のしぶきを通じて感染を起こすので、マスクなどの対策も必要だ。
予防には、肺炎球菌のワクチンがあり、持病のある人や高齢者には接種が勧められる。5年間有効とされるので、冬場の接種にこだわる必要はない。慢性閉塞性疾患(COPD)や喘息の人、喫煙者は肺炎が悪化しやすい。高齢者は飲み込む力が衰えているので、食物や細菌、唾液などが肺に流れ込んで排出されにくくなり、誤嚥性肺炎を起こしやすい。70歳ではほとんどが小さな誤嚥を起こしている。
口内を清潔に保つことも予防になる。また、逆流を防ぐため、食後すぐ横にならず、テレビを見ながらやしゃべりながら食べるのも避けたほうがいい。
多くの肺炎は急激に症状が進むが、2週間以上咳や痰が続いているのであれば、結核の可能性がある。周りに感染させる恐れがあるので、放置しないことだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
図書館の中で新刊書コーナーを覗いてみたら、『いつか罹る病気に備える本』という本があり、ぱらぱらページをめくると「肺炎」について書かれていた。
「日本人の3大死因といえば、がん、心臓病、脳血管疾患だったが、最近は肺炎による死者が増え、2011年には3位となっている。とりわけ高齢者ではその割合が高い」
肺炎で亡くなった有名人と言えば、女優の森光子さんが11月に、歌舞伎俳優の中村勘三郎さんが12月に亡くなった。
肺炎で亡くなる人は高齢者が多い。それだけ免疫力が弱くなっているからだろうか。中村勘三郎さんの場合は、食道がんの手術後だった。
「高齢者は飲み込む力が衰えているので、食物や細菌、唾液などが肺に流れ込んで排出されにくくなり、誤嚥性肺炎を起こしやすい。70歳ではほとんどが小さな誤嚥を起こしている」
肺炎は風邪ウイルスによる細菌だけでなく、誤嚥によっても起こる。
高齢者は、食べ物を間違えて、肺に流れ込んでしまうことが多いのだという。肺炎を原因とした65歳以上の死亡率が96%にもなるのだそうだ。
人体はうまくできている。
しかし、免疫力や体力がなくなってくると、体の循環システムのバランスが崩れてくるのだ。
気をつけるに越したことはない。