じじぃの「人の死にざま_1033_T・モンク」

セロニアス・モンク - あのひと検索 SPYSEE
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THELONIOUS MONK - Blue Monk 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=SmhP1RgbrrY
Blue Monk - Abbey Lincoln & Coleman Hawkins 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=N4mTs4EaUM8
Carmen Sings Monk - It's over now 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=qYADfnI-iSs
セロニアス・モンク
http://www3.ocn.ne.jp/~zip2000/thelonious-monk.htm
セロニアス・モンク ウィキペディアWikipedia)より
セロニアス・スフィア・モンク(Thelonious Sphere Monk、1917年10月10日 - 1982年2月17日)は、アメリカのジャズ・ピアニストであり、即興演奏における独特のスタイルと、数多くのスタンダード・ナンバーの作曲で知られる。姓のカタカナ表記はローマ字の誤読に由来する誤りで、正しくはマンク。

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Blue Monk(monkery's The Blues)
Being alone, life is your own
But sometimes the cost is dear
Being complete, knowing defeat
Keeping on from year to year
It takes some doing
Monkery's the blues you hear
Keeping on from year to year
Life is a school, 'less you're a fool
But the learning brings you pain
Knowing at once you're just a dunce
Trial and error, loss and gain
It takes some doing
Monkery's a slow, slow train
Trial and error, loss and gain
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『村上ソングズ』 村上春樹/著、和田誠/著 中央公論社 2007年発行
ブルー・モンク(修行はつらい) (一部抜粋しています)
天才にして変人、孤高のピアニスト、セロニアス・モンクの代表曲「ブルー・モンク」に、歌手のアビー・リンカーンが自分で歌詞をつけて歌った。もちろん深い敬意を込めて。彼女が1961年に発表したアルバム『ストレート・アヘッド』の中に収められている。LPレコードではこの曲はB面の1曲目に入っていて、そんなわけでよくB面に針を落としたものである。
アビーが素敵な歌詞をつけたおかげで、この曲はほかの歌手にもちょくちょく取り上げられるようになった。1970年にはカーリン・クローグが”Some Other Spring”の中で、1988年にはカーメン・マクレエがモンクの曲ばかりを集めた”Carmen Sings Monk”で歌っている。
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アビーの歌唱とカーメンの歌唱を比べてみると、どちらもさすがに素晴らしく、優劣をつけがたい。歌のうまさと円熟という点ではカーメンの方に1日の長があるが、若き日のアビー歌には「寄り道なんかしている暇はないんだから」というような、独特のまっすぐさと真摯さがある。しかしどちらかを取れと言われれば、僕としてはやはりアビーの歌の方を選ぶことになるだろう。彼女自身の作詞だからということもあるけれど、歌と歌のあいだに入るコールマン・ホーキンスのテナー・ソロがなんといっても見事だからだ。深い慈愛に富んでいて、何度聴いても飽きることがない。そしてまたじっくりと聴き込めば、一種ぶっきらぼうに聞こえるアビーの歌唱にも、ジャズという単なるカテゴリーを超えた普遍性のようなものがうかがえるはずだ。まるで二グロ・スピリチュアルの精神土壌に、まっすぐに揺るぎなく結びついているみたいな。
歌詞も実にうまく作られている。monkeryというのは修道院生活のことである。副題の'Monkery's The Blues'というのは要するに「人生というのは孤独な修行の連続であり、それはなかなかつらいことなんだよ」という意味になる。もちろんセロニアス・モンクのMonk(修道僧)にひっかけているわけだが、歌詞の内容がその訥々(とつとつ)とした曲調にとてもぴったりあっている。本人の口から聞いたわけではないけど、モンク自身もこの歌詞が気に入ったという話だ。
モンク自身はこの曲を何度も繰り返し録音している。最初に吹き込んだピアノ・トリオ盤(プレスティッジ)がいちばんテンポが速い。ピアノ・ソロでもけっこう速い。ちょんちょんちょん、という感じで軽快に弾いていく。でもテナーサックスを配した演奏だといくぶんスローになる。その方が管楽器としては使いこみやすいからだろう。当然ながら歌手たちもそのテンポを踏襲することになる。僕が個人的にいちばん好きな「ブルー・モンク」はLP『セントロニアス・イン・アクション』に収められた演奏だ。ジョニー・グリフィンがハードなこぶしをきかせたテナーを吹いている。アビーの歌唱と聴き比べていただければと思う。

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