じじぃの「人の死にざま_1029_B・クロスビー」

ビング・クロスビー - あのひと検索 SPYSEE
http://spysee.jp/%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%93%E3%83%BC/27468/
Val Doonican & Rosemary Clooney - On A Slow Boat To China 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=1HSEgTK8rJk
Bing Crosby - It's Been A Long, Long Time 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=3zt-TIgR9Qc&feature=related
Bing Crosby - Going My Way (Going My Way) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=tLwcXqLUcxU
ビング・クロスビー ウィキペディアWikipedia)より
ビング・クロスビー(Bing Crosby、1903年5月3日-1977年10月14日)は、アメリカ合衆国の歌手、俳優。アメリカ初のマルチエンターテイナーのひとり。
【代表曲】
・いつの日か君に(Where The Blue Of The Night (Meets The Gold Of The Day))
・サイレント・ナイト(きよしこの夜)(Silent Night)(1935年)
 発売当時だけで600万枚を売り上げた。
・スイート・レイラニ(Sweet Leilani)(1937年)
 ミリオンセラーを記録。ハワイアン・ソングの古典となった。
・シエラ・スー(Sierra Sue)(1940年)
・オンリー・フォーエヴァー(Only Forever)(1940年)
ホワイト・クリスマス(1942年)
 映画「スイング・ホテル」の主題歌。アーヴィング・バーリンが作詞作曲した。ビルボードで14週間1位
・アイ・ラヴ・ユー(I Love You)(1944年)
・サン・フェルナンド・ヴァレー(San Fernando Valley)(1944年)
・星にスイング(Swinging on a Star)(1944年)
 映画「我が道を往く」の主題歌。
・僕は気ままに(Don't Fence Me In)(1944年)
・アイル・ビー・シーイング・ユー(I'll Be Seeing You)(1944年)
・イッツ・ビーン・ア・ロング・ロング・タイム(It's Been a Long, Long Time)(1945年)withレス・ポール
ホワイト・クリスマス(ニュー・ヴァージョン)(1947年)
・今ぞ別れの時(Now Is The Hour)(1948年)
・トゥルー・ラブ(True Love)(1956年)グレース・ケリーとデュエット
 映画「上流社会」の挿入曲。
・世界一周(Around The World)(1957年)
 映画「八十日間世界一周」の主題歌。裏面はヴィクター・ヤングインストゥルメンタルビルボード(セールスチャート)では最高位54位ながら、29週も100位以内にチャートインし続けた。

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On A Slow Boat To China
I'd like to get you
On a slow boat to China,
All to myself alone.
Get you and keep you
In my arms evermore,
Leave all your lovers
Weeping on the faraway shore.
Out on the briny
With the moon big and shinny,
Melting your heart of stone.
I'd love to get you
On a slow boat to China,
All to myself alone.

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『村上ソングズ』 村上春樹/著、和田誠/著 中央公論社 2007年発行
中国行きのスロー・ボード (一部抜粋しています)
僕がこの曲の存在を知ったのは、言うまでもなくソニー・ロリンズの見事な演奏のせいだった。「中国行きのスロー・ボード」というタイトルを耳にすれば、この曲の歌詞がどうこうという前に、まずロリンズの縦横無尽にして自由自在なソロがすぐ頭に浮かんでくる。
もともとはフランク・レッサーが1948年に作曲した罪のない小唱で、ケイ・カイザー楽団がヒットさせ、ミリオン・セラーになった。ソニー・ロリンズがこの曲を演奏し録音したのは1951年だから、誰もが知っている当時の流行り歌を取り上げて、さらさらっと気楽に吹いたという感じだったのだろう。もしロリンズが取り上げなかったら、僕がこの曲を頭に留めておくことも、あるいはなかったかもしれない。
僕が小説家になって、2冊の長編小説を発表し、さあ今度は短編小説を書こうと思ったとき、何をどう書けばいいのかぜんぜん見当がつかなかった。生まれてこの方、短編小説なんてひとつも書いたことがなかったから。しょうがないからまずタイトルを決めて、それから小説を書こうと思った。とりあえず題さえできてしまえば、中身のほうもそれにあわせてまあなんとかなるだろうと。そしてそのとき頭に浮かんだのがこの「中国行きのスロー・ボード」という曲のタイトルだった。
スロー・ボードというのは「貨物船」と訳されることが多いし、僕も小説につけた訳詞ではそのように訳した。でもあとになって、ひょっとして個人のヨットみたいなイメージの方が近いのかな、と考えるようになった。恋する女性と2人で貨物船で親密に旅をするというのは、それなりに楽しそうではあるけれど、微妙に損なわれるロマンス的な部分はあるかもしれない。
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しかしもっとよく考えてみたら、アメリカから小さなヨットで太平洋を横断して中国に向かうというのは、現実的にはロマンスというよりむしろ冒険に近いはずだ。かといってこの時代にはもう定期客船みたいなものは存在していない。英語のBoatという言葉はヨットから大型客船から潜水艦に到るまで、ほとんどすべての船舶に適用されるものなので、日本語でひとつの船のかたちに限定してしまうのは簡単ではないし、また無理にそうする意味もないように僕には思える。ゆっくり進んでいく船であれば、どんな船でも結局はかまわないことになってしまうのでないか。だからスロー・ボードはあくまでスロー・ボードなのだ。それは人の心の中だけにひっそりと存在する、親密な夢の乗り物なのだ。
ビング・クロスビーローズマリー・クルーニーがデュエットで歌う「中国行きのスロー・ボード」はとびっきり洒落ている。クロスビーが正式な歌詞を歌う裏に、クルーニーが「あら、そうはいかないわよ」という対抗するラインをからめていく。まるで古いミュージカル映画を見ているみたいで無類に楽しい。

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