じじぃの「人の死にざま_1019_G・オーウェル」

ジョージ・オーウェル - あのひと検索 SPYSEE
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The Real George Orwell (1/6) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=_Db3-svhC4k&feature=related
1984 George Orwell Movie Trailer (1984) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=Z4rBDUJTnNU
ジョージ・オーウェル ウィキペディアWikipedia)より
ジョージ・オーウェルGeorge Orwell, 1903年6月25日-1950年1月21日 ロンドン)は、イギリスの作家。本名はエリック・アーサー・ブレア(Eric Arthur Blair)。著作『1984年』は全体主義ディストピアの世界を極めて説得力のある形に書き上げたため、そういった社会を「オーウェリアン」(Orwellian)と呼ぶ。
1984年』は、1998年にランダム・ハウス、モダン・ライブラリーが選んだ「英語で書かれた20世紀の小説ベスト100」、2002年にノルウェー・ブック・クラブ発表の「史上最高の文学100」に選ばれ、オーウェルは20世紀のイギリス文化における最高の記録保持者とみなされている。
【晩年】
評論文・エッセイなどを書く生活を送り、名声を獲得する。第二次大戦が始まると、イギリス陸軍に志願するも断られ、国民市防軍に加わり軍曹として勤務する。1941年にBBC入社。東洋部インド課で、東南アジア向け宣伝番組の制作に従事する 。
1945年、寓話小説の『動物農場』を発表、初めて世俗的な名声と莫大な収入を得る。
1947年に結核に罹患。療養と『1984年』の執筆をかねて父祖の地スコットランドの孤島ジュラの荒れた農場に引きこもる。同地は結核の治療に適した地ではなく、本土の病院に9ヶ月の入院生活を送ったのち、再びジュラに帰るも積極的な治療は拒否し、1949年に『1984年』を書き終える。その後は南部のグロスターシャ州のサナトリウムに移った。
1950年、ロンドンにおいて46歳で死去した。
1984年 (小説) ウィキペディアWikipedia)より
1984年』(Nineteen Eighty-Four)は、イギリスの作家ジョージ・オーウェルの小説。1949年刊行。
【あらすじ】
1950年代に発生した核戦争を経て、1984年現在、世界はオセアニア、ユーラシア、イースタシアの3つの超大国によって分割統治されている。さらに、間にある紛争地域をめぐって絶えず戦争が繰り返されている。作品の舞台となるオセアニアでは、思想・言語・結婚などあらゆる市民生活に統制が加えられ、物資は欠乏し、市民は常に「テレスクリーン」と呼ばれる双方向テレビジョンによって屋内・屋外を問わず、ほぼすべての行動が当局によって監視されている。
ロンドンに住む主人公ウィンストン・スミスは、真理省の役人として日々歴史記録の改竄作業を行っていた。物心ついたころに見た旧体制やオセアニア成立当時の記憶は、記録が絶えず改竄されるため、存在したかどうかすら定かではない。スミスは古道具屋で買ったノートに自分の考えを書いて整理するという、禁止された行為に手を染める。ある日の仕事中、抹殺されたはずの3人の人物が載った過去の新聞記事を偶然に見つけたことで体制への疑いは確信へと変わる。「憎悪週間」の時間に遭遇した同僚の若い女性、ジューリアから手紙による告白を受け、出会いを重ねて愛し合うようになる。また、古い物の残るチャリントンという老人の店を見つけ、隠れ家としてジューリアと共に過ごした。さらにウインストンが話をしたがっていた党内局の高級官僚の1人、オブライエンと出会い、現体制に疑問を持っていることを告白した。エマニュエル・ゴールドスタインが書いたとされる禁書をオブライエンより渡されて読み、体制の裏側を知るようになる。
ところが、こうした行為が思わぬ人物の密告から明るみに出て、ジューリアと一緒にウィンストンは思想警察に捕らえられ、愛情省で尋問と拷問を受けることになる。彼は「愛情省」の101号室で自分の信念を徹底的に打ち砕かれ、党の思想を受け入れ、処刑(銃殺)される日を想いながら"心から"党を愛すようになるのであった。

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『生きる技術は名作に学べ』 伊藤聡/著 ソフトバンク新書 2010年発行
世界が終わる日――ジョージ・オーウェル1984年』 (一部抜粋しています)
世界が崩壊するようすを想像することは、たとえようもなくたのしい。世界が終わる、まさにその日を描いた物語がなによりもすきだ。むろん、破滅の理由はどんなものであってもかまわない。隕石落下、核戦争、津波、火山噴火、地底人襲来、ウイルスの蔓延、さまざまな原因でもって、世界をできるだけ取り返しのつかないかたちで、念入りに破滅させてほしい。そうしたフィクションは人びとを魅了する。世界が破滅することはとてつもない快感だ。
この世界がろくでもない終わり方をするのを見るのは、なぜだかとてもせいせいする。もはや早起きをしなくてもよくなり、きゅうくつな満員電車をがまんする必要もなくなった。部屋がいくら散らかっていようと、どれだけの借金があろうと、かまうことはない。なにしろ世界は終ってしまうのだ。
映画館へいけば、こうした作品は、ディザスター(災害)映画と呼ばれ、定番ジャンルとして人気を集めている。劇場へ足を運ぶ観客たちは、無残に破壊されつくし、廃墟と化した都市の残骸を眺めながら、ふしぎな高揚を感じることができる。そこは、もはや誰もいない世界であり、あらゆる意味と価値が無に帰した世界である。われわれの住む世界が終わってしまったそのようすには、説明のつかない興奮がある。
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なぜわれわれは、かくも世界の破滅がすきなのか。安定した現実という足場がぐらぐらと揺れる感覚は刺激的である。この世界は実は、たったひとつの隕石の衝突や、太陽の表面温度のちょっとした変化によって、すべて崩壊してしまうほどあっけないものだという身も蓋もない事実。わたしはいまだに、ディザスター映画のもたらす心地よさを説明することができない。いずれにせよ、こうした想像力は世界中に共通しているし、日本においても、世界の破局を描いた作品は無数にある。
同様に人気なのは、ディストピアと呼ばれるジャンルである。ユートピアの対義語でもあるディストピアを冷静に描くこのジャンルにおいては、夢も希望も無い未來、こんな未來だけはかんべんしてくれと逃げ出したくなるような、きわめて絶望的で不自由な世界がテーマとなる。なぜ、このように気分がわるくなるジャンルが存在し、定着しているのかはよくわからない。見れば確実にいやな気持になる映画ばかりなのだ。しかしまた、ディストピア映画を見ることにも、不思議な快楽がある。
超管理社会の恐怖を題材とした『THX-1138』や、思想矯正のための治療シーンが話題となった『時計じかけのオレンジ』、そして、子どもがいっさい産まれなくなった近未来における絶望を描写した『トゥモロー・ワールド』、どれも、つい目を覆いたくなるようなディストピア世界だ。それにしても救いがなく、おもいだすふだけで暗澹(あんたん)とした気持ちになってくる映画ばかりである。しかし、あれほどろくでもない世界だけはぜったいにいやだと、身ぶるいしながらも、なぜか観客たちは、そのすさんだ世界から目を離すことができない。
そして、ジョージ・オーウェルの小説、『1984年』は、こうしたディストピア作品群の原点ともいえる。より強烈な絶望、想像しただけでぐあいがわるくなるほどに殺伐とした世界が、執拗なまでに描かれている。ここまで不自由な世界は、なかなか描けるものではない。そして、このテキストを読み進めるわれわれは、人間の愚かさに、猜疑心と憎悪に、その排他性と弱さにとことんまで絶望するのである。とはいえ、ディストピア作品における絶望は、すなわち快楽と同意義でもあるため、このテキストからは大きな快楽を引きだせることになる。

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『会いたかった人』 中野翠/著 徳間書店 1996年発行
ジョージ・オーウェル――守り抜いた個人主義の旗、1本 作家・評論家 (一部抜粋しています)
ファシズム、つまり全体主義に抵抗するには単純に考えると個人主義ということになるが、個人主義というのはべつだん体系だった思想ではなく、「決意」とか「宣言」のようなものだろう。荒野に1本、「私は個人主義でゆく」という自前の旗を立てるだけのことで、まことにはかなく淋しいものではある。それこそ、頭だけではなくて体のほうも、知性ばかりではなく感性のほうも鋭敏でなければ、この旗を守り切るわけにはいかない。
私にとってジョージ・オーウェルという人は、ファシズム的なものに対してとびきり強い体質の人、荒野に立てた1本の旗を守り抜いた人、最良最高の個人主義者――のように思えるのだった。たいへん僭越な言い方ではあるが、同族意識をかきたてられる。
私がここで説明するまでもないと思うが、ジョージ・オーウェルはイギリスの評論家にして小説家で、1950年に47歳で亡くなった。日本では、スペイン戦争のルポタージュ『カタロニア讃歌』と、近未来小説『1984年』が有名だ。

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ジョージ・オーウェル Google 検索
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