じじぃの「リチウムをめぐる争奪戦・リチウムイオン電池・次世代自動車戦争!資源戦争」

日本が生んだリチウムイオン電池 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=Uk-RUZLAgJM
リチウムイオン電池の活用 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=La90ubHqZe0
白い世界・ウユニ塩湖 - 南米大陸散歩
http://blog.webtravel.jp/index.php?itemid=744
南米の塩湖asahi.com HPより)


ワールドビジネスサテライトWBS) (追加) 2018年3月12日 テレビ東京
【キャスター】大浜平太郎
●“あの国”のEVメーカー 躍進の裏に「国ぐるみ」支援
京都市内で路線バスを運行する「プリンセスライン」は、保有する22台のうち7台がEV=電気自動車のバスです。
充電設備に約1,000万円ほどかかりましたが、燃料費などのランニングコストは従来のバスの3分の1程度。製造メーカーは中国の「BYD」です。
中国・深圳では政府主導でEVの普及が進み、路上のバスはすべてEV、タクシーも6割以上がEVで、どれもBYD製です。
元々電池メーカーだったBYDはEVの電池を自社生産できるほか、電池の原材料リチウムも政府の支援で十分な量を調達しています。政府の後押しはほかにもあり、充電所の整備を進めているほか、深圳でガソリンタクシーに対する特別税を導入、乗客をEVタクシーに誘導しています。BYDは、あらかじめ路線が決まっていて最小限の充電設備で済むEVバスを世界進出のテコと考えていて、担当者は「100年に一度あるかないかの新たなチャンス」と意気込みを語ります。
BYD製のEVバスは既に、日本、フランスなど50ヵ国以上に進出しています。
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/feature/post_151130
リチウムイオン電池正極材料の非平衡な相変化挙動を世界で初めて観察 〜高速充放電可能な蓄電池の実現へ〜 2013年04月10日 SPring-8 Web Site
リチウムイオン電池の作動条件下における動的挙動の解析は、今まで計算や定常状態の測定からの推測でしか議論されてこなかった非平衡状態での相転移現象解析を可能にします。今回得られた、高速反応を実現させるメカニズムを新規活物質の設計に反映させ、さらなるリチウムイオン電池の高速反応化を目指します。開発された手法は2012年4月から運用を開始したSPring-8のRISINGビームライン BL28XUにて実用電池材料に対して広く適用されています。さらに、この知見を活かして、リチウムイオン電池に代わる高性能な革新型蓄電池の開発を進めて行きます。
http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/press_release/2013/130410
東海大南アフリカのソーラーカー・レース世界大会で3連覇達成! 2012年10月9日 Tech Village
南アフリカ共和国で2012年9月18日〜28日に行われた世界最長のソーラーカー・レース「サソール・ソーラー・チャレンジ南アフリカ2012」(以下,南アフリカ大会と略す)において,東海大学工学部 電気電子工学科 教授の木村英樹氏が率いる東海大学ソーラーカー・チームのソーラーカー「Tokai Challenger」が優勝した(写真1)。この大会は2年に一度開催されており,今年が第3回である.過去2回も東海大学のチームが優勝しており,3連覇を達成したことになる.
http://www.kumikomi.net/archives/2012/10/rp46toka.php
集光型太陽電池セルで世界最高変換効率43.5%を達成 2012年5月31日 シャープ
シャープは、レンズで集光した太陽光を電気に変換する集光型化合物3接合太陽電池セルで、世界最高変換効率 43.5%を達成しました。
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/120531-a.html
パナソニックテスラモーターズがEV用リチウムイオン電池の供給契約を締結 2011年10月11日 Panasonic
パナソニック株式会社(本社:大阪府門真市代表取締役社長:大坪文雄 以下、パナソニック)とテスラモーターズ(本社:米国カリフォルニア州パロアルト市、会長兼CEO:イーロン・マスク 以下、テスラ)は、自動車用リチウムイオン電池の供給契約を締結しました。
今回、供給する自動車用リチウムイオン電池は、テスラの高級EVセダン「モデルS」に搭載されます。
本契約に基づき、パナソニックは、今後4年間でテスラが生産する自動車8万台分以上のリチウムイオン電池を供給します。これにより、テスラは、既に6,000台を超える予約分を含め、2012年に量産体制に入る「モデルS」の生産に十分な電池供給量を確保するとともに、「モデルS」の目標とするコストと利益の実現に目処をつけることができました。
パナソニックが供給するリチウムイオン電池は、ニッケル系正極を用いた独自技術により、高エネルギー密度と、業界トップクラスの性能を実現しています。
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn111011-2/jn111011-2.html
リチウム争奪戦で韓国が逆転勝ち、ボリビアから事業権獲得 2012年6月20日 東亜日報
韓国のコンソーシアムが、中国や日本、フランスを抜き、世界最大のリチウム保有国、ボリビアから、リチウム関連事業権を獲得した。韓国コンソーシアムは、ボリビア国営企業コミボルと合弁会社を設立し、リチウムイオン電池の重要材料である正極材を生産することについて、来月中旬、最終契約を交わす予定だ。リチウムイオン電池は、携帯電話やノートパソコンはもとより、電気自動車にも使われるコア部品だ。
19日、知識経済部によると、韓国鉱物資源公社やポスコなどが参加している韓国コンソーシアムと、ボリビアのコミボルとが参加する合弁会社が、世界最大規模のリチウム埋葬地域であるウユニ塩湖周辺に工場を建設し、14年から正極材の生産を開始することに合意した。正極材は、負極材や電解液、分離膜と共に、リチウムイオン電池の生産に欠かせない4つの基幹材料のうち最も重要なものだ。
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2012062026888
豊田通商、アルゼンチンでリチウム権益取得 14/2から、1.75万t生産 2012年9月26日 THINKING LIVE
豊田通商はアルゼンチンでレアメタル希少金属)のリチウム生産に参画する。リチウムはハイブリッド車(HV)などに搭載する電池に使う材料で、2014年2月から年1万7500トン生産する。現在の国内需要に匹敵する生産量で、豊田通商が全量を引き取り、トヨタ自動車などに供給する。
アルゼンチン北西部のオラロス塩湖での開発許可を得た。豊田通商は5000万ドル(約39億円)を投じて、オーストラリアの鉱山会社オロコプレと合弁設立、権益の25%を取得、総事業費の7割をみずほコーポ銀行の融資でカバー、石油ガス金属鉱物資源機構が債務保証。
世界のリチウム需要は自動車電池向け軸に今後、10年で倍増、トヨタ自は今後も産出国の開拓を進めてゆく。
http://blog.goo.ne.jp/thinklive/e/ba3e8ccc4cabf12e4e9c52fedffa9cf6
レアメタル2011年8月11日 Cordia blog
″神話″ 「リチウム資源の一極集中と欠乏がEVの大規模商業普及の足かせとなる」
″事実″ 「少なくとも現時点でも、2030年までEVの広範な普及を支えるだけのリチウム資源は確保されており、普及が予測以上だったとしても、恐らくそれ以上のリチウム供給余力があると考えられる」
http://www.cordia.jp/blog/?tag=%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%AB
もっと知りたいウユニ塩湖のリチウム 2010年05月10日 なんでも保管庫
世界が注目しているリチウム資源の宝庫ウユニ塩湖。
今日は、その採掘方法についてもっと詳しい情報をご紹介します。
リチウムと言えばもっとも軽い金属。従って、地中から採掘すると考えがちですが、現実は全く違います。
出典のJETROのレポートを読んで感じたのは、リチウムの需要は思っていたほど逼迫しているわけではないということです。ボリビアのリチウムに世界が注目しているのは事実でしょうが、チリのアタカマ塩湖などから産出されるリチウムの方が、いろいろな意味で低コストで生産が可能となっていることを初めて知りました。ウユニ塩湖の塩水はマグネシウム量が多いので、これが抽出の障害になるようです。一方、アタカマ塩湖のリチウムはマグネシウムなどの不純物が少ないそうです。
http://hokanko2008.seesaa.net/article/149406116.html
リチウム ウィキペディアWikipedia)より
リチウム (英: lithium) は原子番号3の元素。元素記号はLi。アルカリ金属元素の一つ。
【生産】
埋蔵量は塩湖かん水として1866万トン、鉱石として1050万トンと見積もられている。これは電気自動車などに需要が急増したとしても可採年数400年以上と十分な量である。リチウムは最も軽い金属元素なので、地球的な長時間のうちに海水中と地殻上部を循環し続け、乾いた塩湖の底には必ず豊富なリチウム資源が存在する。量的には全く枯渇する心配はない。ただし単一産地で需要のほとんどを生産するという、偏在性と独占的供給による、商業的な需要ギャップが懸念される。現在、確認埋蔵量で一、二を争うボリビアの資源は全く開発されていない(推定埋蔵量、推定需要ともに各種存在する)。
使用済み製品からのリチウムのリサイクルについては、現状ではその技術がなく、経済性が見込まれないため進んでいない。
リチウムイオン二次電池 ウィキペディアWikipedia)より
リチウムイオン二次電池とは、非水電解質二次電池の一種で、電解質中のリチウムイオンが電気伝導を担う二次電池である。現在では、正極にリチウム金属酸化物を用い、負極にグラファイトなどの炭素材を用いるものが主流となっている。単にリチウムイオン電池ともいう。
【リチウムイオン二次電池の創出と実現】
1983年に吉野彰らは、2000年にノーベル化学賞を受賞した白川英樹博士が発見した電気を通すプラスチックポリアセチレンに注目し、1981年に有機溶媒を用いた二次電池の負極に適していることを見いだした。また、正極には1980年にジョン・グッドイナフ (J.B.Goodenough) らが発見したコバルト酸リチウム (LiCoO2) などのリチウム遷移金属酸化物を用いて、リチウムイオン二次電池の原型を創出した。
しかし、ポリアセチレンは真比重が低く電池容量が高くならないことと、電極材料として不安定である問題があった。
そこで、1985年、吉野彰らは炭素材料を負極とし、リチウムを含有するLiCoO2を正極とする新しい二次電池であるリチウムイオン二次電池(LIB)の基本概念を確立した。

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『資源戦争――いま世界で起きている本当に凄い話』 ニュースなるほど塾/編 KAWADE夢文庫 2012年発行
次世代自動車に不可欠なリチウムの争奪戦で、日本に勝機はあるか (一部抜粋しています)
リチウムをめぐる争奪戦が南米のチリ、ボリビア、アルゼンチンで起こっている。日本も関与しているため、国内でも注目度が高い。
リチウムとはレアメタルの一つで、電池の材料となる。1991年にソニーが世界に先駆けて量産化したリチウムイオン電池は、パソコンや携帯電話などに使用され普及していった。
最近ではハイブリッド車、電気自動車などの次世代自動車の電池にもリチウムが使われている。地球温暖化対策で次世代自動車売れ行きが伸びている現在、リチウムの需要も急増しており、数年前にはリチウムが一時不足する事態になった。
そのリチウムは世界の埋蔵量の8割が南米に集中している。具体的にはチリのアタカマ塩湖、ボリビアのウユニ塩湖、アルゼンチンのリンコン塩湖。この3湖だけで世界の8割を占めるというから驚きだ。なかでも未開発のボリビアのウユニ塩湖には世界のリチウムの半分が眠っているといわれている。
すでに欧米諸国、中国、韓国などがリチウムを求めて南米に乗り込み、リチウム確保に奔走している。
日本はこれまで、主にチリと中国からリチウムを入手してきたが、入手ルートの分散化をはかるためボリビアに着目。JOGMEC独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)と住友商事がウユニ塩湖リチウム開発をめぐり、ボリビア政府と交渉を開始した。
そかし、ボリビアのモラレス大統領は「リチウムの権益はやすやすとわたせない」と強気の態度で交渉にのぞんでいる。ボリビアにはスペインに銀を搾取されたという苦い過去があり、資源開発はあくまで自国で行いたいという思惑がある。そのため、モラレスは日本側の提案する共同開発には、あまり乗り気ではないのだ。
だが、ウユニ塩湖のリチウムはマグネシウム濃度が高いので、ボリビアの技術力だけでは抽出困難といわれている。そこで日本側は、いずれ日本との交渉に応じるはずだと見て、モラレス大統領の変心を待っている。両国の我慢比べのような駆け引きが繰り広げられているのだ。
ただし、ウユニ塩湖のリチウムに目を付けているのは、日本だけではない。日本に次ぐリチウムイオン電池の生産国である韓国とフランスもこの湖のリチウムを虎視眈々と狙っている。

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どうでもいい、じじぃの日記。
http://space.geocities.jp/hhiratsuka2005/
10/1、テレビ東京 『未来世紀ジパング』で「世界に羽ばたく! ニッポンの技術4 日米電気自動車戦争」を観た。
コメンテーターの関口氏がこんなことを言っていた。
「2025年、3台に1台が電気自動車になります」
電気自動車といえば、リチウムイオン電池だ。リチウムイオン電池を制する国は未来を制するのか?
「そのリチウムは世界の埋蔵量の8割が南米に集中している。具体的にはチリのアタカマ塩湖、ボリビアのウユニ塩湖、アルゼンチンのリンコン塩湖。この3湖だけで世界の8割を占めるというから驚きだ。なかでも未開発のボリビアのウユニ塩湖には世界のリチウムの半分が眠っているといわれている」
それでは、ボリビアのウユニ塩湖を制する国は未来を制するのか?
ところが、リチウムの需要は思っているほど逼迫しているわけではないらしい。そして、ボリビアのウユニ塩湖のリチウムの純度はあまり良くないらしい。
リチウムイオン電池を発明したのは日本だ。世界一効率のいい太陽電池セルや世界一性能のいい電池を作っているのも日本だ。去年、2年に一度開催されるオーストラリアでのソーラーカーレースで日本が優勝した。今年、アメリカのコロラド州で開催された世界一苛酷な山岳レース「パイクスピーク・ヒルクライム」の電気自動車部門で優勝したのも日本だった。
お隣の韓国では、ボリビアのリチウム争奪戦で日本と争って勝ったと大々的に報じている。
ボリビアのリチウム争奪戦は、騒ぐほど価値のあるニュースではないのだ。