じじぃの「日本で唯一の超小型実験用ロケットを製造・日本のすごい町工場」

微少重力実験@植松電機 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=aGfEGYUgSg0
「想う」は「叶う」 植松努さん講演会 ダイジェスト 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=jxj7twFSYEc
植松電機 ロケット 画像
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植松電機 Google 検索
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「どうせ無理」という言葉は、人の可能性を奪います。興味を持たなくなり、やる前に諦め、考えなくなってしまいます。
「だったらこうしてみたら?」という言葉は、人の可能性を広げます。やったことが無いことに挑戦し、あきらめず、より良くを求めるようになります。
植松電機は自らが思い描き挑戦していくことと、宇宙開発を通して子供達に夢を持つ勇気と自信を持ってもらうことで、人の可能性が奪われない、より良くを求める社会を目指します。
http://uematsudenki.com/UE1/HOME.html
サイエンスZERO 「次世代国産ロケット 世界に挑む!」 (追加) 2013年4月7日 NHK Eテレ
【司会】南沢奈央竹内薫中村慶子 【ゲスト】森田泰弘(JAXA宇宙科学研究所教授)
100人もの科学者や熟練エンジニアが管制室に集まり、固唾をのんで発射の瞬間を見守る国家的なイベント。そんなロケットの常識を覆す、次世代のロケットが次々と生まれています。夏にデビューするJAXAの「イプシロンロケット」は、なんとパソコンひとつで打ち上げ可能! また、つい先日打ち上げ実験が行われた北海道大学の「カムイロケット」は、燃料になんとポリ袋の素材を使い、1000万円という破格の安さ! サイエンスZEROが、ロケット開発の貴重な現場に密着! 日本のロケット技術陣が世界に闘いを挑むべく、驚きのアイデアと最先端技術を徹底紹介!
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp421.html
CAMUIロケット ウィキペディアWikipedia)』より
CAMUIロケット(カムイロケット)とは、特定非営利活動法人北海道宇宙科学技術創成センター (HASTIC)」が中心となり、北海道大学北海道工業大学等の北海道内の大学・植松電機をはじめとする北海道内の民間企業によって開発が進められているハイブリッドロケットである。
【概要】
CAMUIロケット宇宙航空研究開発機構 (JAXA) のような国の事業ではなく、民間主体によって開発が行われている。 プラスチック(ポリエチレン)を燃料、液体酸素を酸化剤とするハイブリッドロケットである。CAMUI(Cascaded Multistage Impinging-jet、縦列多段衝突噴流)という、燃焼ガスが固体燃料表面への衝突を順次繰り返す燃焼方式を採用し、燃料の燃焼速度を高めている。このことで推力があまり大きく取れない、という従来のハイブリッドロケットの弱点を克服し、推力400kgf(約3900N)という固体ロケット並の小型高推力化に成功している。 ハイブリッド化により、現在の実用固体ロケットに比べ燃料費を200分の1以下とし、またエンジン部分を含め機体のほぼすべてをプラスチック化することにより軽量化をはかり、トータルで現用の実用固体ロケットに比べ、打ち上げ費用を10分の1以下とすることを目標としている。

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『技術力で稼ぐ! 日本のすごい町工場―ものづくりの現場から』 日経産業新聞 日本経済新聞出版社 2011年発行
日本で唯一の超小型実験用ロケットを製造 植松電機 (一部抜粋しています)
北海道の中央部、旧産炭地の赤平市にある工業団地の一角に産業用マグネット大手、植松電機の工場がある。外観は東京下町の町工場風。しかし中に入ると、目に飛び込んできたのは「カムイ」と名付けられた高さ3メートル余りの小さなロケットだった。
模型かと思ったが、実は次世代ロケット開発に役立てるデータ収集を目的とした超小型実験用ロケット。日本では実験用ロケットの開発・製造は宇宙航空研究開発機構JAXA)や大学が担ってきたが、製造コストの高さが課題だった。
カムイももともと大学教授が発案、技術的な仕様が固まり、実用化に向けて低コスト化が課題になっていた。それを解決し、実用化の先鞭をつけたのが植松電機だ。
打ち上げを担当する北海道宇宙科学技術創成センター(札幌市)は「微小重力実験ができるような高度にまで打ち上げられるようになれば実験用ロケット市場は100億円規模が見込まれる。カムイで10%のシェアを取りたい」と期待をかける。
植松電機の植松努専務は、ショベルカーのショベル先頭部に直接取り付けて鉄の回収作業に使う小型・省電力のマグネットを独自開発。9割のシェアを築いた。カムイの実用化では「汎用部品をいかに使うかがカギを握る」と見て知恵を絞った。
液体酸素を送り込む円投管は当初、レーザー加工で削り出していたが、規格品の円投管を採用して溶接に変更。溶接していた部分もネジでの接続に変えるなど全体の工程数も極力減らし、エンジン部分の製造費を20分の1にまで引き下げた。
植松専務は三菱重工業の民間航空機開発に参加した経験を持つ。父親が創業した植松電機入社後は航空機開発で培った設計ノウハウを産業用マグネットの開発や改良に応用した。その能力はカムイの設計見直しや実用化でも発揮された。
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ロケット製造の担い手となる優秀なエンジニアの確保が課題だったが、植松専務は独学で開発力を身に付けた自身を振り返り、若手社員の育成で解決することにした。
最初に取り組んだのは新人社員の意識改革。初めは「ロケット開発は国家プロジェクト」と思い込み、「できない」と尻込みしたが、専務は自ら設計作業や組み立て工程を見せながら「自分にもできる」との意識を植え付けていった。
地元の高校などを卒業して入社した若手社員たちの猛勉強の日々が始まった。製造現場の雰囲気も自然に変わった。改良点を思いつくとすぐに図面を描いて同僚に説明。質問があれば専門書を買って勉強。次の日には再び徹底的に議論した。
「知恵と工夫で挑み続ける真のエンジニアを育てたい」。植松専務の情熱が中小企業の次世代を背負う若手エンジニアを育て植松電機を第2の創業へと導く。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ぼけっと、『技術力で稼ぐ! 日本のすごい町工場―ものづくりの現場から』という本を見ていたら、「日本で唯一の超小型実験用ロケットを製造 植松電機」があった。
2月4日、日本テレビ 『宇宙の旅』という番組で「〜ボクらは本気で月を目指す!〜」を観た。
その時、番組でこんなことを言っていた。
「ロケットの伝道師」、植松電機の植松努さんが三重県の小学校でロケット打ち上げの体験教室を開く。
ワゴン車から、大きな荷物を持って出てくる人の映像が出てきた。
そんな、月や宇宙を目指す子供たちを増やしたいと、奮闘している人物がいました。
植松電機の専務取締役の植松さん。植松さんは全国の学校を回り、ロケット打ち上げの体験教室を開いています。しかもロケットは参加者一人ひとりの手作り。
学校のグラウンドの男の子、「火薬をつめて打つとか言ってたな」
一体、どんなロケットを作るんでしょう。
教室で子供たち、一人ひとりにロケットの組み立てキットを渡す植松さん。
植松さん、「一人づつ、持っていって」
部品はたったこれだけ。本当にロケットになるのでしょうか? ちょっと不安だけど、言われたとおり組み立てれば完成するんですよね。植松さん。
植松さん、「今から作り始めるんですが、僕は作り方は教えません。分からなかったらどうすればいいか。まずは周りの人を一生懸命、見るんです。学校ではカンニングするなと言われていると思うけど、社会に出たら『見て盗め』と言われています。ですから、練習してください。分からなかったら、聞けばいいんです。それではスタート」
何だかちょっと変わったおじさん、と思うかもしれませんが、植松さんはロケットの世界では知らない人はいない有名な人。
北海道で本業の仕事と、ロケット開発している植松電機の映像が出てきた。
開始から40分、不安そうだった子供たちの表情がだんだん変ってきた。
グランドで
植松さん、「3、2、1。発射!」
子供たち、「わぁ。すげぇ」
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2010年6月13日、「はやぶさ」は オーストラリア上空でカプセルを分離、本体は大気圏に突入して燃え尽きたが、カプセルは大気圏に突入し、オーストラリア・ウーメラ地域に着陸した。
あのはやぶさミッションのプロジェクトマネージャーだった川口淳一郎氏が言うことは、このはやぶさの成功は「太陽系大航海時代」の幕開けを作ったのだそうだ。
「知恵と工夫で挑み続ける真のエンジニアを育てたい」
こんな、会社があってもいいじゃないか。