Inside of Hard Drive 動画 Youku
http://www.youtube.com/watch?v=9eMWG3fwiEU
ハードディスクドライブの構造 画像
http://www.sugilab.net/jk/joho-kiki/1502/1502-A.jpg
夢をかたちにする経営 日本電産
http://www.nidec.co.jp/ir/lib/seminar.pdf
[日本電産] 伊モータ―大手を買収 風力発電向け参入 2012年4月12日 NeoMag
日本電産はハードディスク駆動装置(HDD)向け精密小型モーターでは約8割の世界シェアを持つ。今後の成長分野を手薄だった中・大型モーターに定め、M&A(合併・買収)を活用してシェアを拡大する戦略を進めている。
アンサルドが強みを持つ産業用の超大型モーターは、インフラ投資が旺盛な新興国で需要拡大が期待できる。
風力や太陽光など環境エネルギーの制御システムは日欧米やアジアで普及が進むスマートグリッド(次世代送電網)向けの引き合いが見込まれる。
http://www.neomag.jp/newtopics/index_201204121.php
日本電産 シ−ゲ−ト社流体動圧軸受モ−タ事業(タイ)の買収と新会社の設立について 2000年11月
従来同工場で生産されていたシ−ゲ−ト社のハイエンド(サ―バ―向け)HDD用モ−タも当社が生産することになり、シ−ゲ−ト社向けハイエンドHDD用モ−タは当社が100%供給することになります。これはシンガポ−ル日本電産で生産を担当します。
http://www.nidec.co.jp/product/news/news_list/news31.html
サムスン電機、日系メーカー「アルファナ」買収 2012年4月21日 KRnews
●モーター事業の先進化に拍車
サムスン電機がアルファナ買収を決定した背景は大きく3つある。
第1に、HDDメーカーがシーゲイト・テクノロジー、ウェスタン・デジタルなどの大手メーカーに統合され、HDDモーターメーカーも規模拡大が必要になった。
サムスン電機がアルファナを買収すると、世界HDDモーターの世界市場で13%のシェアで世界2位になり、事業成長の足がかりをつかむことができる。
日本の市場調査機関テクノ・システム・リサーチによると、サムスン電機がアルファナを買収した後、世界市場シェアはニデック(日本電産)が77%で1位を占め、続いて、サムスン電機は13%で2位になり、3位はミネベア10%となる。
また、HDDモーター市場は、SSD(メモリー媒体の記録装置)の成長とは別に、昨年6億3000万個から2015年に8億2000万個、年平均7%の安定成長が予想される。金額にして年間約3.6兆ウォンと部品業界ではかなりの規模である。
特に、HDDはSSDに比べ大容量で優れた価格競争力を有し、データストレージ(大容量補助記憶装置)容量に対する需要が毎年40%以上増加していることもHDD市場では好材料だ。
第2に、外付けHDDやノートPC用2.5インチHDD用モーターのみに力を注いできたサムスン電機は、アルファナ買収で3.5インチ製品まで備えることになり、技術、営業などさまざまな分野でシナジー効果が期待できる。
第3に、サムスン電機はアルファナが保有しているモーター関連の特許と、様々なノウハウまで確保することになり、技術面でのさらなる強化が可能になった。
サムスン電機は、今回のアルファナ買収によりモーター事業のレベルアップに向け、より積極的な投資を行う方針だとしている。
サムスン電機は世界市場1位のモバイル用リニアモーター市場での支配的立場を更に強固にし、HDD用モーターの市場シェア確保にも取り組むことでモーターを主力事業の1つとして育成する計画だという。
特に、今回のアルファナ買収をきっかけに、アルファナが保有している特許や技術、さらに既存の自動車技術を積極的に活用することで、様々な分野における次世代自動車の早期開発・生産体制を整備し市場を先取りしていく戦略だ。
そうなれば、基幹部品のひとつであるモーター事業も安定的な成長を維持するものとサムスン電機は判断している。
サムスン電機によるアルファナ買収をきっかけに、サムスングループの部品事業の基盤がより一層強化された格好だ。
http://www.krnews.jp/sub_read.html?uid=1513§ion=sc10§ion2=%E7%B5%8C%E6%B8%88
ハードディスクドライブ ウィキペディア(Wikipedia)より
ハードディスクドライブ(英: Hard disk drive、HDD)は、磁性体を塗布した円盤を高速回転し、磁気ヘッドを移動することで、情報を記録し読み出す補助記憶装置の一種である。
【歴史】
近年では小型化や低消費電力を重視する傾向が強まり、出荷台数ではPC用で主流の3.5インチサイズばかりでなく、それまではノートPCが主な用途だった2.5インチサイズ以下のHDDがゲーム機やサーバ用途を中心に需要が広がっている。2007年のHDD国内出荷台数は、2.5インチ以下のHDDが全体の53%となっている。
【主な製造企業】
2011年に大型合併などの業界再編が進み、Western Digital、Seagate Technology、東芝の3社でほぼ全てのシェアを占める。2012年のシェアはWestern Digitalが44.5%、Seagate Technologyが41.8%、東芝が13.7%となっている。
・シーゲート・テクノロジー (Seagate Technology)
最大手のHDD専業メーカーで、3.5インチ型を主力とする。2005年暮れに当時の有力メーカーマックストア(Maxtor、3.5インチ型のサーバ向け・デスクトップ向け共に3位)を19億ドルで買収、両社合わせると2005年はデスクトップ向け3.5インチ型で40%超、サーバ向け3.5インチ型では66%を占めた。2003年からはモバイル向け2.5インチにも再参入し、総合HDDメーカに返り咲いている。さらに2011年12月19日にサムスン電子のHDD事業を買収した。
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『ニッポンの「世界No.1」企業』 日経産業新聞/編 日本経済新聞出版社 2012年発行
「モーターの世界一企業――日本電産 (一部抜粋しています)
●HDD用小型精密モーター
日本電産はHDD用の小型精密モーターで約8割の世界シェアを握る。自動車や家電、産業機械向けなど幅広いモーターを手掛ける同社だが、飛躍の原点は1979年に開発した8インチのHDD用モーターだ。パソコン黎明期に永守重信社長が米国主張で請け負った開発案件をきっかけに、専業メーカーとして成長。競合他社を次々とM&A(合併・買収)で傘下におさめ、同市場で圧倒的なシェアを握る存在になった。
80年代初め、パソコンの記憶媒体の主役はフロッピーディスクドライブ(FDD)で、HDDはまだ新しい市場だった。HDD用モーターは「スピンドル」と呼ばれる、高速で精密な回転が必要で技術的課題も多かった。創業10年ほどのベンチャーだった日本電産の永守社長は83年、HDDの成長性を見込み、限られた経営資源を同市場に集中することを決断した。
パソコンの小型化・薄型化とともにHDDのダウンサイジングが加速。製品開発サイクルが短くなるなか、永守社長のスピード経営で技術開発や納期などで大手に先行、事業を拡大してきた。
88年に株式上場を果たすと、調達資金を元手に積極的なM&Aに乗り出す。HDD用モーターで激しくシェア争いをしていた信濃特機を89年に買収し、シェアは一気に9割まで拡大した。独禁法違反の可能性があったが、経営が悪化していた信濃特機を救済するという理由で公取委の商人を得る。NECや米シーゲートなど大手を顧客に持っていた同社の買収は、販路拡大につながった。
その後も97年に日産自動車系精密機械メーカーのトーソク、98年に富士通系光学機器メーカーのコパルを相次ぎ買収し、精密加工技術や量産技術を高めていった。
開発面では高速化や回転制度の向上のため、モーターと回転軸の隙間にオイルを満たした流体動体軸受け(FDB)構造の開発に着手し、98年に量産を始めた。それもシェア拡大につながった。
従来はボールベアリングを使っていたが、摩耗や劣化などの課題を抱えていた。FDBはオイルに生じる圧力で軸の回転を支える構造で、揺れが少なく回転制度が向上し、HDDの容量アップや静音世の向上、小型化につながった。実は当時、競合メーカーの三協精機製作所がFDBや小型モーターで先行していた。
ただ、三協精機は激しい価格競争や市況変動に対応できず、最終赤字が続くなど業績が悪化していた。
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日本電産は資本参加後、コスト構造や部品調達などを徹底的に見直し、わずか1年半で過去最高益を達成するまでV字回復させた。そのFDBを巡る競合他社との特許訴訟にも勝ち、HDD用モーターのシェアと技術の両面で、他社を寄せ付けない世界一企業としての強さを維持している。
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どうでもいい、じじぃの日記。
図書館の中で新刊書コーナーを覗いてみたら、『ニッポンの「世界No.1」企業』という本があった。
本をぱらぱらめくると、「モーターの世界一企業――日本電産」という題名で、HDD用小型精密モーターのことが書かれていた。
「日本電産はHDD用の小型精密モーターで約8割の世界シェアを握る」
HDDは記憶媒体としてパソコンなどに内臓されている。HDDの世界シェアはどうなっているんだろうと思ってネットで調べてみた。
ウェスタン・デジタル、シーゲート、東芝でほぼ全てのシェアを占めている。
日本電産は、このHDDに入っているモーターで約8割の世界シェアを占めているのだ。
では、残りの2割はどこが占めているのか、ネットで調べてみた。
2011年10月初めよりタイ中部を中心に洪水が発生し、タイに進出していた日本企業が壊滅的なダメージを受けた。その壊滅的ダメージを受けた中に、日本の小型モーター専門企業のアルファナテクノロジーがいた。
結局、HDD用の小型モーターで世界シェア13%を持っていたアルファナテクノロジーは、サムスン電機に買収された。
現在の世界シェアは日本電産が77%で1位を占め、サムスン電機は13%で2位になり、3位はミネベア10%になるのだそうだ。
東日本大震災(3.11)で日本は壊滅的なダメージを受けた。さらにタイの洪水で、こんなダメージを受けていたのだ。
サムスン電機は、アルファナテクノロジーの買収をきっかけにHDD分野への足掛かりを得たといった感じだ。
それでも、小型精密モーターの分野で日本は世界シェアの約9割を占めている。
2012年9月、携帯電話のマナーモードの生みの親である「シコー」が、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。