じじぃの「はやぶさ2・土星衛星エンケラドス海水のサンプルリターン?星のかけらを採りにいく」

Moon Compared to Enceladus: It Spews Water into Space・3D [2020]
動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=deakIDeGMcY
Enceladus
動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=d9r4W033Prw
はやぶさ再突入動画集(5つ) /Hayabusa re-entry
動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=KRebtma2dBs

エンケラドゥス

エウロパ

はやぶさ2」を搭載したH2Aロケットは2014年12月3日午後1時22分
小惑星探査機 「はやぶさ2 JAXA
●「はやぶさ2」、太陽系の起源・進化と生命の原材料物質の解明を目指して
はやぶさ2」は「はやぶさ」で実証した技術を継承し発展させることでより確実なものに仕上げ、深宇宙往復探査技術を確立させて将来の探査技術の基盤を築いていくとともに、新たな技術にも挑戦します。
はやぶさ2」の打ち上げは2014年を予定しています。C型小惑星に到着するのは2018年半ばで、1年半ほど小惑星に滞在して2019年末頃に小惑星から出発、そして2020年末頃に地球に帰還する予定です。
http://www.jaxa.jp/projects/sat/hayabusa2/index_j.html

THE博学 「夏の3時間スペシャル」
2015年6月25日 テレビ朝日
【MC】八木亜希子林修 【解答者】金田一秀穂小島慶子津田大介デーモン閣下、中山秀征、萩谷順、坂東眞理子堀江貴文舛添要一、山口恵以子
日本中の面白い本からクイズを出題する。話題のインテリクイズバトル第4弾登場!
第4代『THE博学』の称号を手にするのは誰だ!?
山根一眞著 「小惑星探査機はやぶさの大冒険」から
「跳ね返らないボールを開発するためにヒントにした日本伝統のあるものとは?」という問題。
舛添要一が「お手玉」と答え正解。
跳ね返らないボールはお手玉。ボールの中にビー玉をたくさん入れ、衝撃を分散させた。
昨年12月に「はやぶさ2」が打ち上げられ、2020年に地球に帰還予定である。
金田一秀穂堀江貴文が決勝ラウンドへ。
ピッキオ著 「花のおもしろフィールド図鑑」から
「蜜を持たないフクジュソウの花に昆虫が集まる理由とは?」という問題。
正解は「暖かいから」で正解者はいなかった。
●徳川宗英著 「江戸は世界最高の知的社会」から
1717年享保2年)下村彦右衛門正啓、京都伏見の生家に古着商「大文字屋」開業。
「下村彦右衛門のPR戦術 町民に無料で貸し出したものとは?」という問題。
金田一秀穂が「傘」と答え正解。決勝Rは金田一秀穂の優勝となった。
http://www.tv-asahi.co.jp/hakugaku/
エンケラドゥス (衛星) ウィキペディアWikipedia)より
エンケラドゥス(Saturn II Enceladus)は、土星の第2衛星。1789年に天文学者ウィリアム・ハーシェルによって発見された。その後、1847年にギリシア神話のギガース族の一人エンケラドスにちなみ、息子のジョン・ハーシェル命名・発表した。エンケラドゥス土星から24万キロメートル離れたところを33時間ほどで公転している。
【物理的特性】
直径は平均500キロメートルほどで、土星の衛星としては6番目に大きい。表面は反射率が高く、比較的新しい氷で覆われている。
2005年3月ごろ、エンケラドゥスに接近したNASA/ESA無人土星探査機カッシーニが、エンケラドゥスに極めて微量の大気を発見した。大気の成分は水蒸気と見られている。しかしエンケラドゥスは重力が小さく、大気はすぐに宇宙に逃げてしまうため、火山か間欠泉などの大気の安定した供給源があるものとみられる。同じく木星の衛星のイオや、海王星の衛星トリトンには火山噴出物による微量な大気が観測されている。
エウロパ (衛星) ウィキペディアWikipedia)より
エウロパ(Jupiter II Europa)は、木星の第2衛星。2007年までに発見された衛星の中で内側から6番目の軌道を回っている。ギリシア神話の、ゼウスが恋に落ちたテュロスの王女エウローペーにちなんで名づけられており、そのラテン語形である。英語読みからユーロパとも表記される。なお、同名の小惑星 (52) エウロパも存在する。
この衛星はガリレオ・ガリレイによって発見されており、そのためイオ、ガニメデ、カリストとあわせてガリレオ衛星と呼ばれている。
比較的明るい衛星で、双眼鏡でも観察できる。
【地球外生命の可能性】
氷に覆われた海は南極のボストーク湖に近い環境であると推測されており、生命が存在する可能性が指摘されている。そのような環境に存在する生命は、地球の深海に存在する生命に近いものであると推測される。エウロパにおける生命の存在はまだ確認されていないが、水の存在は、探索のための大きな動機となっている。

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『星のかけらを採りにいく――宇宙塵小惑星探査』 
矢野創/著 岩波ジュニア新書 2012年発行
フロンティアへの挑戦 
多くの言語で「海」と「母」は語源を同じくすると言われますが、3本目の柱である「今も存在する隣人」を探す海水は、地球以外のどこでどうすれば得られるのでしょうか?
太陽系の惑星では、微惑星から供給された原材料の比率が太陽からの距離とともに異なっていくことが、小惑星や彗星の研究から示唆されています。火星の原材料はすぐ内側を巡る地球のそれと比較的近いのですが、天体サイズの違いがその後の進化の道筋を大きく変えました。それでも液相の水が存在できる「ハビタブルゾーン(居住可能領域)」にあるため、太古の一時期には今よりも濃い大気とか海が全球に広がっていたという学説を支持する地質的証拠が、周回探査機や着陸機の繰り返し調査によって、近年多数得られています。そして、地球上で火星隕石が発見されることから、もし過去、あるいは今でも火星生命が存在したら、それらは地球生命と共通の祖先をもつ「親戚」の可能性があります。泥のような火星土壌試料のサンプルリターン計画は、過去20年近く欧米で検討が続けられていますが、技術的、経済的ハードルの高さから実現していません。
太陽からの距離で定義されるハビタブルゾーンの外側でも、木星の衛星で太陽系最大の衛星でもあるガニメデや、その隣を巡るエウロパなどには、木星からの強い潮汐力をエネルギー源として液体かシャーベット状の氷でできた「内部海」の存在が考えられます。その内部海から海水を得るには、表層の流氷の割れ目で凍ったばかりの水しぶきを採取する着陸機か、少なくとも数kmもの厚みの氷の近くを高熱で溶かして潜っていく「潜水艦型ローバー」が必要になると考えられます。
木星よりも倍以上太陽から離れた土星圏では、最大の衛星で、極低温の世界であるタイタンに、地球上の水をメタンに置き換えたような海、湖、川、そして降雨を伴う気象現象が、カッシーニ探査機とホイヘンス着陸機の初訪問によって確認されています。しかしここでは水は岩のような固体になっています。
最後の候補は、同じく土星の衛星ながら、タイタンの10分の1未満の大きさである直径500kmのエンケラドスです。そんな小ささにもかかわらず南極地域の亀裂から、190℃もの高熱のエネルギーによって、水氷が宇宙空間に向かって噴出される「氷の火山」または「間欠泉」が2005年にカッシーニ探査機によって発見されました。この噴出物が、土星の輪の最も外縁を形成している「Eリング」の材料であることも確かめられました。さらに、噴出物の中には有機加工物や「塩」や炭酸塩が含まれることが、ダスト計測器などの観測から確認され、まさに地球同様に改定にある鉱物と化学反応を起こした「海水」らしいことが分かったのです。
地球の深海底でも高温の熱水が地下から噴き出る環境には、太陽光が届かなくても水素と二酸化炭素からメタンを作る時に得られるエネルギーを使って生命を維持できる生態系があります。これこそ、地球上でもっとも古い生態系だと考える研究者もいます。つまり、似たような生態系を持ったエンケラドス生命体やその死骸、いわば「地球外マリンスノー」が、海水と共に宇宙空間にまき散らられている可能性もゼロではないでしょう。この生命体こそ「今も存在する隣人です。火星と違って地球との間には往来がほとんど想定できない以上、宇宙塵によって地球と同じ生命前駆物質がエンケラドスの海中にもたらされたとしても、まったく別の進化を遂げた「真の地球外生命」である可能性が高いでしょう。
地球外マリンスノーを含むかもしれない、エンケラドスの海氷微粒子を採取するには、着陸機も潜水艦もいりません。彗星塵をフライバイで採取したスターダスト探査機のように、間欠泉の中になるべく低速度で突っ込んで、微粒子の破壊を抑えながら捕獲できるエアロゲルの発展型のような捕集器を曝露すればよいのです。

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どうでもいい、じじぃの日記。

図書館の中で新刊書コーナーを覗いてみたら、矢野創 著『星のかけらを採りにいく――宇宙塵小惑星探査』という本があった。
2010年6月13日、「はやぶさ」は オーストラリア上空でカプセルを分離、本体は大気圏に突入して燃え尽きたが、カプセルは大気圏に突入し、オーストラリア・ウーメラ地域に着陸した。JAXA回収班がヘリコプターからカプセルを捜索し、13日午後11時56分、発見した。
この本の著者 矢野創氏は、この時のはやぶさのカプセル回収隊・科学輸送班の責任者だった。
「同じく土星の衛星ながら、タイタンの10分の1未満の大きさである直径500kmのエンケラドスです。そんな小ささにもかかわらず南極地域の亀裂から、190℃もの高熱のエネルギーによって、水氷が宇宙空間に向かって噴出される『氷の火山』または『間欠泉』が2005年にカッシーニ探査機によって発見されました」
えっ。氷の火山? 間欠泉?
我々が住む地球ができたのは、今から約46億年前とされる。そして、はやぶさが目指した小惑星イトカワもまた、地球ができた頃に誕生したと思われている。
46億年もの間、何も変化がなかったようなイトカワに比べ、土星の衛星であるエンケラドスは生きた衛星のように見える。
「地球外マリンスノーを含むかもしれない、エンケラドスの海氷微粒子を採取するには、着陸機も潜水艦もいりません。彗星塵をフライバイで採取したスターダスト探査機のように、間欠泉の中になるべく低速度で突っ込んで、微粒子の破壊を抑えながら捕獲できるエアロゲルの発展型のような捕集器を曝露すればよいのです」
なんか、比較的簡単にエンケラドスから海水を採集して、持ち帰ることができるようなことが書かれている。
202Y年、201X年に打ち上げられた日本の探査機「はやぶさ2」が、土星の衛星であるエンケラドスの海水を持ち帰ることに成功しました。果たして、持ち帰った海水に生物はいるんでしょうか? NASAが興奮して日本の調査結果を見守っています。英国BBCが臨時ニュースで世界に大きく報道しています。
はやぶさは世界中の人々が期待もしなかった快挙を成し遂げた。
こんなこと、ありそうな気がする。