じじぃの「人の死にざま_987_松井・須磨子」

松井須磨子 - あのひと検索 SPYSEE
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復活唱歌(カチューシャの唄) 〜松井須磨子 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=TiMpE83f8GM
ゴンドラの唄 〜松井須磨子・他〜 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=5HgnmnI-kao
松井須磨子 ウィキペディアWikipedia)より
松井須磨子は、日本の新劇女優。本名、小林正子(こばやしまさこ)。
【来歴】
長野県埴科郡清野村(現・長野市松代町清野)に士族小林藤太(旧松代藩士)の五女(九人兄妹の末っ子)として生まれる。
1909年、坪内逍遥の文芸協会演劇研究所第1期生となる。家事がおろそかになることも多く、1910年10月、前沢と離婚。
1911年、『人形の家』の主人公ノラを演じて認められ、1913年、島村抱月と芸術座を旗揚げし、『復活』(トルストイ原作、島村訳)のカチューシャ役が大当たりし、人気女優となった。彼女が歌った主題歌『カチューシャの唄(復活唱歌)』(抱月作詞・中山晋平作曲)のレコードも当時2万枚以上を売り上げる大ヒットとなった。このことから、須磨子は日本初の歌う女優となった。
だが、1917年に発売したレコード『今度生まれたら』(北原白秋作詞)では、歌詞の中にある「かわい女子(おなご)と寝て暮らそ」の部分が当時の文部省により猥褻扱いされ、日本における発禁レコード第1号ともなってしまった。
1918年11月5日、スペイン風邪で島村が病死すると、2ヵ月後の1919年1月5日、芸術座の道具部屋において自殺(縊死)した。
島村と不倫関係にあった彼女は、島村の墓に一緒に埋葬されることを望んでいたがそれは叶わず、彼女の墓は長野市松代町清野の小林家墓所(生家の裏山)に、また、新宿区弁天町の多聞院には分骨墓がある。
島村抱月 ウィキペディアWikipedia)より
島村抱月は日本の文芸評論家、演出家、劇作家、小説家、詩人。新劇運動の先駆けとなった。旧姓は佐々山、幼名は瀧太郎。
【経歴】
1906年坪内逍遥とともに文芸協会を設立。しかし、1913年松井須磨子との恋愛が問題とされ、文芸協会を脱退。
同年、松井とともに芸術座を結成した。トルストイの小説を基に抱月が脚色した「復活」(1914年)の舞台が評判になり、各地で興行を行った。松井が歌う劇中歌「カチューシャの唄」は大ヒット曲になり、新劇の大衆化に貢献した。1918年、抱月はスペイン風邪にかかり急逝。松井は抱月の死後、芸術座の公演を続けたが、やがて抱月の後を追って自殺。芸術座も解散になった。

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『人間臨終図巻 上巻』 山田風太郎著 徳間書店
松井須磨子(まついすまこ) (1886-1919) 33歳で死亡。 (一部抜粋しています)
最初の新劇女優として、かつまた「カチューシャの唄」「ゴンドラの唄」「カルメンの唄」などで、一世を風靡した松井須磨子は、大正7年11月5日、当時はやったインフルエンザで、愛する指導者島村抱月を失った。彼女はその胸に顔をおしあて、「これではあまり残酷です。何とかして下さい、何とかして下さい」と泣き叫んだ。
大正8年、彼女は耐える力を失った。1月1日からはじまった芸術座の「カルメン」に須磨子は3日出演したが、4日の夜、12時近くに芸術倶楽部に帰って来た彼女は、坪内逍遥宛てに遺書を書き出した。
「……舞台のいろはから教えていただいた先生(註・逍遥)にそむいてまでも縋(すが)った人に先立たれ、どう思っても生きてゆけません。(中略)申し上げにくいことですが、何卒(なにとぞ)私の死体はあの方の墓へ埋めるようお取り計らい願います」
そして、抱月の2ヵ月目の命日たる5日の午前4時ごろ物置にはいって縊死(いし)した。
抱月には妻があったから、彼女が抱月の墓にはいることは許されなかった。
雑司ヶ谷にある抱月の墓地は、実は須磨子が買ったものであった。しかし彼女の墓は別に作られ、抱月のそばにはやがて抱月の妻がはいることになった。

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