じじぃの「がん治療最前線・がん細胞を全滅させるウイルス療法の衝撃!ヘルペスウイルスでがんを滅ぼす」

AMPO.tv 〜先進医療に挑む〜 動画あり
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医師・研究者一覧
http://www.ampo.tv/d/main
Herpes virus used to treat cancer 2010.8.1 BBC News
http://www.bbc.co.uk/news/health-10817277
がん治療最前線 体にやさしい 最先端のがん治療 死因ワースト1 「がん」 2013.11.09 動画 Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=zT3AxxZ-AxM
ZEROスペシャル がん治療最前線 動画 Youku
http://v.youku.com/v_show/id_XMjY3NDU2NTcy.html
ヘルペスウイルスの一種を用いた新たながん治療法

NHKスペシャル 「人体ミクロの大冒険 第3回 あなたを守る! 細胞が老いと戦う」 (追加) 2014年4月6日
【出演】山中伸弥京都大学iPS細胞研究所所長)、野田秀樹(劇作家・演出家・役者)、阿川佐和子(作家)
これまで老化とは「身体のあらゆる場所が衰えること」とされていたが、最新の細胞研究は「免疫細胞の衰えがその根底にある」という事実を明らかにしつつある。
身体を守るはずの免疫システムを指揮するT細胞という免疫細胞は思春期の始まりとともに生産がほぼ終わってしまう。そのため、年齢を重ねるにつれて能力が衰え、やがて誤作動して自らの組織を攻撃するようになり、老年病や生活習慣病といった多くの病気を引き起こす原因のひとつになっているのだ。
こうした知見により、免疫細胞の老化そのものを防ごうとするまったく新しい老化研究がはじまっている。
みなさん、歳をとると増えてくる病気といえば何が思い浮かぶでしょうか。
脳出血心筋梗塞動脈硬化、慢性肝炎、骨粗しょう症・・・。
こうした年齢とともに増える病気そのほとんどは免疫細胞が深く関わっているのです。
体を守るはずの細胞が逆に体を壊していく。その決定的な映像を捉えたのはバイオイメージングという最新の技術です。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0406/
がんのウイルス療法…がん細胞だけで増殖、破壊 2013年7月18日 読売新聞
がん細胞に特殊なウイルスを感染させて破壊する「がんのウイルス療法」。東京大と同大医科学研究所病院で、前立腺がんや脳腫瘍に対する臨床研究が始まっている。従来にないがん治療として注目されそうだ。
東京大で使われるのは、同大医科学研究所脳腫瘍外科教授の藤堂具紀さんが開発した「G47△(デルタ)」というウイルス。日本人にはごくありふれたヘルペスウイルスの一種に、3つの遺伝子変異を人工的に加えたものだ。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=81242
健康カプセル! ゲンキの時間 2013年6月9日 TBS
【司会】三宅裕司渡辺満里奈 【レポーター】深沢邦之
▽がんが見える薬とは
東京大学大学院医学研究科の浦野泰照医師が、2年前にがん細胞だけを光らせることに成功した。手術のときがんにスプレーをかけると「GGT」という酵素が光る。
▽身体にやさしい「ラジオ波治療」
順天堂大学の椎名秀一朗医師が行う手術は肝臓がん治療。局所麻酔のみで、メスを入れるのはわずか2mm程度。
http://www.tbs.co.jp/program/cbc_genki.html#midokoro
ガイアの夜明け 「治せなかった"がん"に挑む!」 2013年5月7日 テレビ東京
【案内人】江口洋介 【ナレーター】蟹江敬三
▽日本生まれのウイルスが世界のがん患者を救う...
特殊なウイルスを使ってがんを治療しようという「ウイルス療法」も登場している。世界中で様々なウイルスを使った研究が進む中、日本の化学メーカー「タカラバイオ」は、日本で発見された「HF10」というウイルスを使った抗がん剤の実用化に挑んでいる。「HF10」とは、唇などにできるヘルペスを起こすウイルスの一種で、がん細胞に感染し、死滅させることができるという。このニッポン生まれのウイルスで世界中の患者を救おうと、2018年度の実用化を目指してアメリカでの治験が始まった。日本発の「ウイルス療法」を世界に広げようと立ち上がった日本企業の挑戦を追った。
唇などに水泡をつくるヘルペスウイルス。このヘルペスウイルスを使って開発されたのが「HF10」。そして、この「HF10」を発見したのは名古屋大学 西山幸廣名誉教授だ。
この特許を取得したタカラバイオアメリカで治験を行っている。舌がんなどがんがある場所に直接注射を行うことで、がん細胞が死滅していく。
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber3/preview_20130507.html
世界初「T細胞」量産に成功 がん治療などに光明 2013年1月4日 ANNnews
話題のiPS細胞の技術が用いられました。がん細胞を破壊できるT細胞と呼ばれる組織の量産に、理化学研究所の研究グループが世界で初めて成功しました。
この画像の白い点が量産されたT細胞です。T細胞は体内にあるものの、数が少ないうえ、がん細胞を攻撃する際に一部が無力化されるため、がんを破壊しつくすには数が圧倒的に足りないという問題がありました。理化学研究所の研究チームは、iPS細胞の技術を使って、無力化されずにがんを攻撃できるT細胞を量産することに世界で初めて成功しました。研究チームによりますと、この技術が実用化されれば、がんやエイズなどの病気を治すことができる可能性があるということです。研究チームは今後、マウスなどの動物実験で安全性の確認を行い、数年以内に実用化したいとしています。
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/230104000.html
ウイルス療法の臨床研究 −遺伝子組換え単純ヘルペスウイルスを用いた悪性腫瘍の標的治療− 文部科学省
研究者プロフィール 藤堂具紀
遺伝子工学的に単純ヘルペスウイルス(HSV)のゲノムを改変することにより、がん細胞でのみ増殖し正常組織を傷害しない遺伝子組換えHSVを作製し、ウイルスで直接がん細胞を破壊するウイルス療法の開発研究を行っている。安全で抗腫瘍効果の高い第三世代HSVを開発し、更に最近は種々の治療遺伝子を発現する 「武装」遺伝子組換えHSVを作製して、がんの新治療法としてウイルス療法の確立を目指す。
http://www.ctrp.mext.go.jp/assign/arp3.html
東大が再発した膠芽腫に対するウイルス療法の臨床試験を開始 2009.8.11 日経メディカル オンライン
東京大学医学部付属病院トランスレーショナルリサーチセンター副センター長の藤堂具紀氏は8月10日、再発した膠芽腫の患者を対象に、がん治療用ヘルペスウイルス「G47デルタ」のフェーズ1/2試験(臨床研究)を開始すると発表した。
G47デルタは、口唇ヘルペスのウイルスである単純ヘルペスウイルス1型に、人工的に三つの変異を起こしたもの。正常細胞を傷つけることなくがん細胞の中だけで増殖し、がん細胞を次々に破壊する。
試験の対象となる患者の選択基準は、既に手術を受けていて、病理診断で膠芽腫と診断されていること、放射線治療後に腫瘍が再発、あるいは放射線治療中の腫瘍が増大していること、病変はMRI造影で1cm以上、一つだけであることなど。
用量は3例ずつ3段階で増量し、最大投与量でさらに12例、合計21例に行う。評価期間は投与後3ヵ月。被験者の登録は8月下旬を予定している。詳しくは同病院トランスレーショナルリサーチセンターのホームページ参照。
再発した膠芽腫には確立した治療法はなく、再発後の生存期間は5〜9ヵ月とされる。5年生存率は、過去40年間ほぼ変わらず低い。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/search/cancer/news/200908/511867.html
ZEROスペシャル がん治療最前線 2011年3月19日 NHK
【ゲスト】手塚眞ヴィジュアリスト) 【司会】安めぐみ、山田賢治
細胞の中のタンパク質などを蛍光物質で光らせ、その働きをリアルタイムで観察する「バイオイメージング」の技術が、がんの治療を大きく変えようとしている。一方特定の遺伝子を改変し、がん細胞だけで増殖するようになったウイルスを使ったがん治療の臨床試験もはじまっている。日本人の死因第1位を占めるがん治療の最前線に迫る。
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp338.html
サイエンスZERO 「ウイルスでがん消滅!がん治療最前線」 2010年7月10日 NHK
【ゲスト】東京大学医学部特任教授 藤堂具紀 【コメンテーター】東京女子大学教授 黒崎政男 【司会】安めぐみ、山田賢治 【語り】土田大
がん患者がウイルスに感染すると、がん細胞が小さくなるという現象が知られていた。このメカニズムを巧みに利用した、新しいがん治療の研究が進んでいる。特定の遺伝子を改変することで、ウイルスが「正常な細胞では増殖せず、がん細胞だけで増殖する」ようになる。その結果、ウイルスががん細胞を破壊するというしくみだ。
研究が進んでいるのは、人に感染しやすいヘルペスウイルス。東京大学ではヘルペスウイルスの3つの遺伝子の働きを止めることで、がん細胞だけで増殖できるウイルスを開発した。
3つの遺伝子のうちの1つが、細胞の自滅を阻止する遺伝子だ。正常細胞はウイルスに感染するとウイルスとともに自滅して感染拡大を防ぐ。しかしウイルスは細胞が自滅されては困るため、自滅を阻止する遺伝子を働かせる。この遺伝子の働きを止めると、正常細胞は感染して自滅するが、がん細胞はもともと自滅する機能に異常があるため自滅しない。つまりがん細胞だけでウイルスは増殖し、その結果、がん細胞を破壊する。
2つめがDNAの複製に関する遺伝子だ。ウイルスは増殖のためにDNAを複製する。このとき複製に必要なたんぱく質を作る遺伝子がある。この遺伝子の働きを止めると、ウイルスはもはや増殖できないが、がん細胞には、そのたんぱく質に似たたんぱく質が存在するためDNAを複製することができる。そして増殖し、がん細胞を破壊する。
3つめは免疫から逃れる遺伝子だ。ウイルスもがん細胞もどちらも免疫から逃れるしくみがある。ウイルスの免疫から逃れる遺伝子の働きを止めると、感染したがん細胞の表面にウイルスのたんぱく質が露出。それが標的となって免疫細胞が攻撃、排除する。
現在、この3つの遺伝子を改変したウイルスを使って、悪性脳腫瘍に対する臨床試験が始まっている。ウイルスを使った全く新しいがん治療に迫る。
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp312.html
『最新型ウイルスでがんを滅ぼす』 藤堂具紀/著 文春新書 2012年発行
●立ち読みできます!
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784166608744
文藝春秋 2012年9月号
新刊を読む 「がん細胞を全滅させる<ウイルス療法>の衝撃」 【執筆者】鳥越俊太郎 (一部抜粋しています)
がんは依然として人類の最大の敵(エネミー・ナンバーワン)である。本書(『最新型ウイルスでがんを滅ぼす』)を読むうちにその敵との戦い――がん治療の地平線上に少し明るい曙光が差して来つつあるのを感じた。
「これはひょっとしてホンモノかもしれないぞ!」
という希望を抱かせてくれる。
がんの標準的な治療はよく知られているように3つである。
1、手術
2、抗がん剤
3、放射線
もちろんこの他にも免疫療法とかペプチドワクチン療法など実践的に試みられている治療法はあるし、所謂民間療法と呼ばれるものもいれると数え切れないほどのがん治療法がある。しかし、いずれも決め手を欠き、先の三大治療法に次ぐ“第四の治療法”はまだ 現れていない、というのが一般の認識だと思う。
ところが、本書を読んでわかったことはアメリカを中心にしてもうかなり以前から“第四の道”としてウイルス療法と呼ばれるがん克服の研究が行われていることだ。
原理は簡単だ。ウイルスをがん細胞に感染させ、最終的にはがん細胞を全滅させてしまおうという発想である。
「ウイルス療法とは、増殖するウイルスを使ってがんを治す画期的な治療法です。通常のウイルスは、がん細胞だけでなく正常な細胞も攻撃してしまうのですが、ウイルス療法で用いるウイルスは、がん細胞だけを殺して、正常な細胞は傷つけないように改変されているのです。『遺伝子組換えによってウイルスの作用をコントロールし、がん細胞だけを殺して正常な細胞を傷つけない』――これがウイルス療法の根本的な考え方です。つまり、がん細胞だけをやっつけるウイルスを人工的につくるわけです」(本書より)
しかもその対がん戦争に用いられるウイルスは特別なものでも何でもない。
「単純ヘルペスI型」と呼ばれるもので、私たちが体調を崩し、免疫力が下がったとき唇や口内に出来る、あのヘルペスだ。そう、あの身近にいる口唇ヘルペスの犯人、“単純ヘルペスウイルスI型”を使って人類最大の敵を叩き潰そうというのだから、へぇー! と驚くというより笑ってしまう。
しかし、説明にある通り、“単純ヘルペスウイルスI型”を使うのだが、使い方はそう単純ではない。本書によればこの手のウイルスには80以上の遺伝子がある。その内次の3つの遺伝子を操作、つまり組替えを行うのだという。
 1つめはγ(ガンマ)34.5という遺伝子。
 2つめはICP6という遺伝子。
 3つめはα(アルファ)47という遺伝子。
この3つの遺伝子の働きを止めることで、がん細胞だけをやっつけ、正常細胞は攻撃しない画期的なウイルスが誕生した。実は2つめまでは著者の藤堂具紀先生(東大医科学研究所教授)がアメリカで師事したジョージタウン大学のマルツーザ教授(当時)らの手によって試みられていた。
問題は3つめの「α47遺伝子」だ。藤堂先生が世界で初めて「α47遺伝子」を失速させることに注目したのだが、恩師は最初このアイデアには否定的だったという。それを1年がかりでボスを説得し、ようやく「G47Δ(デルタ)」を完成させた。
これが世界が注目する対がん戦争の最新兵器である。
著者はハーバード大学助教授の地位も捨て、日本へ帰国、この「G47Δ(デルタ)」の実用化に向けて目下奮闘中である。しかし、日本の薬事行政は驚くほど遅れている。このウイルスを医療の現場で使うためには「臨床研究」と「治験」という2つのハードルを越えねばならない。
そこには資金とマンパワー(人員)が大量に必要とされているのだが、日本の現実はそれに応えてくれない。

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どうでもいい、じじぃの日記。
文藝春秋』 2012年9月号に、鳥越俊太郎さんが藤堂具紀著 『最新型ウイルスでがんを滅ぼす』について書いている。
「これはひょっとしてホンモノかもしれないぞ!」
去年の3月、テレビ朝日中居正広の怪しい本の集まる図書館』の番組で「がんの場所が光るクスリがある」を観た。
がんの場所が光るクスリがある!? ⇒ 白 (本当)
「テロメスキャン」という薬は体内に投与すると、がんの部分だけが光って見える。テロメスキャンはウィルスでできている。光る秘密は2008年ノーベル化学賞受賞したボストン大学名誉教授の下村修博士がオワンクラゲから発見した発光物質・緑色蛍光たんぱく質(GFP)にある。
がんは1ミリぐらいから、「テロメスキャン」などで、早期発見ができるようになった。
後は、いかに人体を傷つけずにがんをやっつけるかだ。
今年の2月、NHKあさイチ』で「驚き!がんワクチン治療最前線」を観た。
がんワクチン治療とは、患者自身の免疫力を高めがん細胞を攻撃する免疫療法だが、誰でも効くというわけではない。
2010年7月、NHKサイエンスZERO』で「ウイルスでがん消滅!がん治療最前線」を観た。このときの番組のゲストが上記本の著者である藤堂具紀先生だった。
「著者はハーバード大学助教授の地位も捨て、日本へ帰国、この「G47Δ(デルタ)」の実用化に向けて目下奮闘中である」
「G47デルタ」は、口唇ヘルペスのウイルスである単純ヘルペスウイルス1型に、人工的に3つの変異を起こしたもので、正常細胞を傷つけることなくがん細胞の中だけで増殖し、がん細胞を次々に破壊するというもの。
鳥越俊太郎さんは4回もがん手術をした。
もう少しの辛抱だ。