Urine = Philosopher's Stone? - The Story Of Science - Episode 2 - BBC Two 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=ZTb640Rbq74
Strange story of how phosphorus was discovered 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=GIGOF_In9BM&feature=related
Hennig Brand From Wikipedia.
Hennig Brand(t) (c. 1630 ? c. 1710) was a merchant and alchemist in Hamburg, Germany. He discovered phosphorus around 1669.
【Early life】
The circumstances of Brand's birth are unknown. Some sources describe his origins as humble and indicate that he had been an apprentice glass-maker as a young man. However, correspondence by his second wife Margaretha states that he was of high social standing. In any case he held a post as a junior army officer during the Thirty Years' War and his first wife's dowry was substantial, allowing him to pursue alchemy on leaving the army. He was one of the many searchers for the philosophers stone.
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『人類を変えた科学の大発見』 小谷太郎/著 中経の文庫 2010年発行
リンの発見 (一部抜粋しています)
リンは1669年ごろ、ドイツの医師兼錬金術師ヘニッヒ・ブラント(生年不詳〜1692)によって抽出されました。
錬金術とは、材料を調合したり魔法を用いたりして、金を作る術です。そんなものうまくいくわけないのですが、中世には資産家の趣味として、あるいは資産家をパトロンとして、盛んに、というほどでもありませんが、錬金術が試みられました(資産家をカモとする詐欺もあったことは疑いありません)
ブラントが医師と錬金術のどちらの職を本業としていたのかわかりませんが、リンの抽出のためにはその両分野の知識と技能が活用されました。以下はブラントの発見したリンの抽出方法です。
尿を一定量とる(……手桶50から60杯より少なからぬこと)。それを……腐敗し虫がわくまで、貯めておく。14、5日でそうなるだろう。ついで大釜にその一部をいれ、強火で沸騰させる。液が蒸発して減少したら、さらに追加し、最後に全量が粘稠(ねんちゅう)になるまで続ける(ウイークス、レスター、大沼正則監訳、1988年 『元素発見の歴史』、朝倉書店)
手桶50の尿を(!)、腐敗し虫がわくまで(!!)、14、5日も貯めておく!!! ブラントの家族や隣人たちの悲鳴を抗議が聞こえてきそうです。これも科学のためのある種の犠牲でしょうか。
ともあれ、ブラントのこの親切すぎるほどの記録により、誰でも(やる気と周囲の協力があれば)リンを得られるようになりました。
この親切は錬金術師にしては破格です。大抵の錬金術師は、何をどう調合したかわかりやすく記録することを嫌いました。そして象徴と符丁をちりばめた、もったいぶった難解な文章を記すのが常でした。わかりやすく書いたら、実は金が作れないことがばれてしまいますから(ある種の現代の難解文書にも共通する心理ではないでしょうか)。
中世の錬金術師の発見した元素にはほかにヒ素とアンチモンがあるのですが、いつどこで誰が発見したか記録されているのはリンだけです。
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Hennig Brand Google 検索
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&q=Hennig+Brand&gs_upl=0l0l1l44156lllllllllll0&sa=X&oi=image_result_group