じじぃの「人の死にざま_939_E・ジェンナー」

エドワード・ジェンナー - あのひと検索 SPYSEE
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Edward Jenner - Smallpox Vaccine 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=AY-AFOzYid0
おたふく予防接種 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=plHwyexBrl4&feature=fvwrel
エドワード・ジェンナー ウィキペディアWikipedia)より
エドワード・ジェンナー(Edward Jenner)は、イギリスの医学者。天然痘ワクチンを開発したことで知られる。
【経歴】
ジェンナーが医師として活動していた頃には、牛の乳搾りなどをして牛と接することによって自然に牛痘にかかった人間は、その後天然痘にかからないという農民の言い伝えがあった 。天然痘に比べると、牛痘ははるかに安全な病気であった。ジェンナーはこれが天然痘の予防に使えないかと、1778年から18年にわたって研究を続け、1796年5月14日、ジェームズ・フィップス(w:James Phipps)というジェンナーの使用人の子である8歳の少年に牛痘を接種した。少年は若干の発熱と不快感を訴えたがその程度にとどまり、深刻な症状はなかった。6週間後にジェンナーは少年に天然痘を接種したが少年は天然痘にはかからず、牛痘による天然痘予防法が成功した。一部の伝記や偉人伝等では「自分の息子に試した」「フィップスはジェンナーの実の息子」と記述されている場合があるが、自分の息子に試したのは、この牛痘接種の7年前の天然痘接種であり、混同して言い伝えられているものである。
1798年、これを発表し、その後、種痘法はヨーロッパ中にひろまり1802年、イギリス議会より賞金が贈られたが医学界はこの名誉をなかなか認めなかった。また一部の町村では、牛痘を接種すると牛になると言われて苦労したが、接種を「神の乗った牛の聖なる液」と説明したと言われる。しかしその後の天然痘の大流行を機にジェンナーの種痘法は急速に普及し、彼は「近代免疫学の父」と呼ばれるようになった。その後天然痘ワクチンは改良されて世界で使われ、1980年には天然痘の根絶が宣言された。
鳥の習性にも造詣が深く、カッコウの托卵や鳥の渡りを研究した事でも知られている。
ワクチン ウィキペディアWikipedia)より
ワクチン(英語: vaccine)はヒトなどの動物に接種して感染症の予防に用いる医薬品。毒性を無くしたか、あるいは弱めた病原体から作られ、弱い病原体を注入することで体内に抗体を作り、以後感染症にかかりにくくする。弱いとはいえ病原体を接種するため、まれに体調が崩れることがある。
接種方法としては皮下注射、筋肉内注射が多いが、経口生ポリオワクチン(OPV)のように直接飲む(経口ワクチン)ものやBCGのようなスタンプ式のもの、変則的接種方法として、皮内注射などもある。
ワクチンを発見したのはイギリスの医学者、エドワード・ジェンナー。牛痘にかかった人間は天然痘にかからなくなる(またはかかっても症状が軽い)事を発見し、これにより天然痘ワクチンを作った。名前の由来はラテン語の「Vacca」(雌牛の意)から。その後、ルイ・パスツールが病原体の培養を通じてこれを弱毒化すれば、その接種によって免疫が作られると理論的裏付けを与え、応用の道を開いたことによって、さまざまな感染症に対するワクチンが作られるようになった。
ワクチンは大きく生ワクチンと不活化ワクチンに分かれる。
【生ワクチン】
毒性を弱めた微生物やウイルスを使用。液性免疫のみならず細胞免疫も獲得できるため、一般に不活化ワクチンに比べて獲得免疫力が強く免疫持続期間も長い。しかし生きている病原体を使うため、ワクチン株の感染による副反応を発現する可能性もある。
・BCG
・麻疹ワクチン(はしか)
・風疹ワクチン
流行性耳下腺炎(おたふく)ワクチン

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『人類を変えた科学の大発見』 小谷太郎/著 中経の文庫 2010年発行
予防接種の発見 (一部抜粋しています)
天然痘に対する完全勝利は英国の医者エドワード・ジェンナー(1749〜1823)によってもたらされました。牛痘と呼ばれる弱い天然痘の変種で人体に注入すると、その後天然痘にかかることがないのです。ジェンナーはこれを人体実験で証明しました。
当時、天然痘にかかると3人に1人は助かりませんでした。運よく回復しても失明など後遺症が残ることがありました。顔や体には痘痕(あばた)が残り、ひとめで天然痘を経験したかどうかわかりました。ことわざ「あばたもえくぼ」は、恋した目には天然痘の痕も可愛いえくぼに見えるという残酷な冗談です。
けれども牛や馬をあつかう職種の者はどういうわけか天然痘にかかることがほとんどないことにジェンナーは気づきました。顔に病歴が残るので、調査はたやすかったでしょう。
そのかわり、彼らは牛痘という軽い病気を牛や馬から移された経験をもっていました。この牛痘の経験が、どういうわけか天然痘を予防するのでは、ジェンナーは思いいたりました(牛痘ではなく、本物の天然痘にわざとかかるという療法もあったようです。そこからヒントを得たのかもしれません)。
ジェンナーはこの考えを、現代ではとてもできない無茶な方法で証明しました。1796年5月14日、ジェイムズ・フィップスという当時8歳の子ども(ジェンナーの園丁の息子)に牛痘からとった液を注射し、人為的に牛痘に感染させました。その2ヵ月後、少年に本物の天然痘の液を注射しましたが、少年は天然痘にかかりませんでした。世界で初めての予防接種です(ちなみに日本の修身教科書は、フィップス少年をジェンナーの息子に仕立て、美談を創作しました。ジェンナーの次男も接種を受けましたが、最初の被験者ではないようです)。
ジェンナーはこの天然痘予防法を、ワクシニア(牛痘)からワクチン接種(種痘)と名づけました。ワクチン接種は欧米に広まりました。数年のうちにヨーロッパの天然痘の死者は激減しました。
そして1979年、世界保健機構は天然痘の消滅を宣言しました。ほかに消滅した感染症の例はありません。いまのところ唯一の完全勝利です。

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