じじぃの「世界最速スパコン競争・京の実力・日本・アメリカ・中国の覇権争い」

TOP500 Session June 2020
動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?time_continue=11&v=KFlR4EwSUlc&feature=emb_title
「京」から「富岳」へ

富岳 (スーパーコンピュータ)
ウィキペディアWikipedia
富岳(ふがく)は、兵庫県神戸市・ポートアイランド理化学研究所計算科学研究センターに設置予定のスーパーコンピュータである。京の後継機として2014年に開発を開始し、2021年頃の運用開始を予定している。
富岳は富士通が開発したCPUであるA64FXを搭載している。このCPUはARMv8.2-Aをベースに、スーパーコンピュータ向けの新たな拡張であるSVE(Scalable Vector Extension)を採用したものである。富岳は京の約100倍の性能と、世界最高水準の実用性を目指している。
2019年5月23日に名称を「富岳」に決定したことを発表した。2019年8月27日に富岳のロゴマークが公開された。ロゴマークのデザインは、「『富岳』の性能の高さとユーザーの拡がりを表現」しているとされる。
2019年11月、同月発表のGreen500において、富岳の試作機が世界1位を獲得した。

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東工大スパコンTSUBAME-KFC」が省エネ性能ランキングで2冠! 2013/11/21 クラウド Watch
●オイル冷却を採用した次世代試作機
東工大のスーパーコンピュータ(スパコン)「TSUBAMEシリーズ」が省エネ性能ランキングで2冠を達成した。
東工大学術国際情報センター(GSIC)がNECや米NVIDIAなどの協力を受け、2013年10月に稼動開始した「TSUBAME-KFC」が、The Green 500 List(省エネ)で日本のスパコンとして初めて世界1位に。同時にThe Green Graph 500 List(省エネのビッグデータ処理)においても1位を獲得。見事2冠に輝いた。
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/20131121_624581.html
スパコン性能ランキング「TOP500」、中国の天河二号がトップに 2013年6月18日 スラッシュドット・ジャパン
半年に一度更新される世界のスーパーコンピュータ性能ランキング「TOP500」の2013年6月版が発表された。今回トップとなったのは、中国国防科学技術大学の「Tianhe-2」(天河二号)でコア数は312万、演算能力は33862.7TFlop/s。2010年11月版以来の首位奪還となる。
2位は米エネルギー省オークリッジ研究所のCray製マシン「Titan」(56万640コア、17590.0TFlop/s)、3位は同じく米エネルギー省のローレンスリバモア研究所のIBM製マシン「Sequoia」(157万2864コア、17173.2TFlop/s)、そして理化学研究所富士通製マシン「京」(70万5024コア、10510.0TFlop/s)、米アルゴンヌ国立研究所のIBM製マシン「Mira」(786432コア、8586.6TFlop/s)が続く。
http://slashdot.jp/story/13/06/18/0917240/%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%B3%E3%83%B3%E6%80%A7%E8%83%BD%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%80%8CTOP500%E3%80%8D%E3%80%81%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%A4%A9%E6%B2%B3%E4%BA%8C%E5%8F%B7%E3%81%8C%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%AB
iPS細胞+京=新薬開発2倍に効率化 大日本住友製薬 2012.10.19 MSN産経west
治験に先立って、疾病状態にある心筋細胞や肝臓細胞など特定部位の細胞をiPS細胞から作製し、新薬候補の効果を確かめることで、ヒトへの効果や安全性を見極めやすくなる。同社はiPS細胞を創薬に活用することで、治験段階に到達した新薬候補の開発成功率を2割に引き上げられる可能性があるという。
同社は、9月末に本格稼働した神戸市のスーパーコンピューター「京」を使って、治験前の新薬候補の絞り込み期間を通常の3年半から半年程度に短縮する実験にも取りかかった。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/121019/wec12101907390000-n2.htm
理研ニュース 2012年8月号 理化学研究所
●京とSACLAで反応過程を見る
バクテリアのNORでは、2個の鉄原子がどのように働いてNOを還元しているのか。私はその反応過程に最も興味があります。その解明のために、NOのような2個の原子から成る分子とNORが結合した状態の結晶をつくり、SPring-8で立体構造解析することを目指しています。その解析結果をもとに、神戸市にある理研のスーパーコンピュータ“京(けい)”を使って反応過程のシミュレーションを行いたいと思います」
SPring-8に併設されたX線自由電子レーザー施設“SACLA(さくら)”の供用が今年3月から開始された。SPring-8よりも10億倍以上も明るく、100兆分の1秒という短い発光時間のX線レーザーを発振するSACLAを利用すれば、化学反応の過程を直接観測することも可能だと期待されている。「いずれSACLAを使ってNORの反応過程を観測することに挑戦してみたいですね。それに必要な利用技術を開拓することも、私たちの重要な仕事です」
●タンパク質の立体構造から生物進化を語る
qNORの論文掲載がようやく認められ発表されたのは、今年1月。バクテリアのNORの立体構造解析に成功したのは、世界でも城主任研究員たちだけだ。「バクテリアのNORの立体構造は、予想通りカビのNORとはまったく違うものでした。
http://www.riken.jp/r-world/info/release/news/2012/aug/frol_02.html
IBM Sequoia ウィキペディアWikipedia)より
IBM SequoiaIBM セコイア)は、IBMが開発中の、アメリカ合衆国ローレンス・リバモア国立研究所設置のスーパーコンピュータの名称。稼動予定は2011年、完成予定は2012年、性能目標は20ペタフロップス。Dawnはその小規模版である。
 ウィキペディアWikipedia)より
京(けい、英:K computer)とは、文部科学省を中心に開発が進められている次世代スーパーコンピュータシステムの名称(愛称)である。従来は「次世代スーパーコンピュータ」、「汎用京速計算機」、「京速」などと呼ばれていた。
理化学研究所次世代スーパーコンピュータ開発実施本部を開発主体として、総事業費約1120億円を投じ、富士通から購入。2012年の運用開始時に理論演算性能10ペタフロップス(演算速度は毎秒1京回)の達成を予定している。2011年6月、LINPACKベンチマークにおいて8.162ペタフロップスを達成し、TOP500リストの首位を獲得した。2011年11月、最終構成でのLINPACKベンチマークにおいて後述の通り世界初の10ペタフロップスを達成し、再びTOP500リストの首位を獲得した。現在では世界最速記録を持っている(2011年11月14日)。
天河1号 ウィキペディアWikipedia)より
天河1号(英語:Tianhe-I、略称:TH-I)は、中国の国防科学技術大学(NUDT)に設置されたスーパーコンピュータの一つである。2009年11月のTOP500で世界5位とされた。2010年11月には、改良版である「天河1号A」(Tianhe-1A)が、TOP500で世界一位となった。
TOP500 ウィキペディアWikipedia)より
TOP500は、世界で最も高速なコンピュータシステムの上位500位までを定期的にランク付けし、評価するプロジェクトである。1993年に発足し、スーパーコンピュータのリストの更新を年2回発表している。ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)における傾向を追跡・分析するための信頼できる基準を提供することを目的としており、ランク付けはLINPACKと呼ばれるベンチマークにより行われている。リストの作成はマンハイム大学、テネシー大学、ローレンス・バークレイ米国立研究所の研究者らによる。6月のInternational Supercomputing Conference、及び11月のACM/IEEE Supercomputing Conferenceの開催に合わせて更新されている。
【歴代1位の一覧】
No1.ランク年月 国    ベンダ 名称

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2011年 11月   日本   富士通 京
      6月   日本   富士通 京
2010年 11月   中国   NUDT 天河1号A
      6月   アメリカ Cray Jaguar
2009年 11月   アメリカ Cray Jaguar
      6月   アメリカ IBM Roadrunner

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どうでもいい、じじぃの日記。
6/3、『NHKスペシャル』で「コンピューター革命最強×最速の頭脳誕生」を観た。
気候変動の予測や航空機の設計、新薬の開発などでスーパーコンピューターはさまざまな分野で使われる。
2011年6月、理化学研究所富士通が共同開発したスーパーコンピューター「京」は計算速度で世界一になった。2010年11月に世界ランキング1位だった中国の「天河1号A」より、4倍速い。
しかし、アメリカでは今年(2012年9月?)、「京」のおよそ2倍の性能のスーパーコンピューターSequoia (セコイア)」が設置される。
日本の「京」は今年の11月、1位から2位に転落することになる?
文藝春秋 NEXT』 これからの10年「日本人の底力」 2012年4月号で、立花隆さんがこんなことを書いていた。
 立花隆 日本を救う夢の先端技術「SACLA」
 いま世界中の製薬会社が、あらゆる膜タンパク質の構造解析をしようとして、激烈な競争を繰り広げている。1つの構造解析が即1つの新薬開発につながるからだ。ナノサイズの結晶でよいとなったら構造解析の効率は何百倍もあがるだろう。
 問題は、ナノサイズの結晶を大量に作って、その構造解析をやろうとすると、データが多くなりすぎてパンクしそうなこと。そのため、いま神戸にある世界一のスーパーコンピュータ「京」との間に特設の通信回線を作って、次々にデータ処理することが計画されている。また、X線自由電子レーザーのすぐ隣がスプリング8なので、同じ試料にX線自由電子レーザーの光とスプリング8の光を同時に別の角度からあてて、究極の物質解析を行なうことも計画中だ。X線自由電子レーザー、スプリング8、そして「京」、この3つの世界一は3つとも中国が逆立ちしても追いつけない技術だ。3つとも日本の産業に広く開かれている。中国は金儲けと国威発揚には熱心だが、基礎科学では日本にかなわない。
スーパーコンピューターの性能の比較で、たとえば遺伝子の解析に10分かかっていたのが、それが計算速度が2倍になると5分に短縮される。
それほど計算速度に差がないのなら、高性能のコンピューターをどれだけ使いこなせるかのほうが重要なのかもしれない。
また、日本の「京」は民間利用に開発されたのに対して、アメリカの「セコイア」は軍事関連(核兵器)利用に開発されたので、負けたといっても、利用形態が異なるのだ。
「2位じゃダメ」ですか?
中国で「天河2号」が計画されている。「天河2号」は演算処理速度を毎秒10京回以上にするとしている。これは現在世界一を誇る日本の「京」の10倍だ。
中国の場合は、国の威信をかけて世界一を目指してくるに違いない。
まあ、完成するのは数年先だろうから、どうでもいいか。