じじぃの「オオカミに関する誤解・犬好きな国・チェコ!動物が幸せを感じるとき」

Wolf Hunting Tactics 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=2jXxtQRy47A&feature=related
The Wolves 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=20SWz2Gf_BY&feature=related
Useful Dog Tricks 3 performed by Jesse 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=PztO-OvzRyg
イヌ

BBC地球伝説 「知られざるイヌの生態に迫る!」 (追加) 2014年3月11日 BS朝日
1万2千年以上にわたり、人類と共に暮らしてきたイヌ。人類の最も親しい友人であり、日常生活の一部となっている。しかし、人間は一体どのくらいイヌのことを理解しているのだろうか。イヌの祖先がどのように人間と共存したか、真剣に研究されるようになったのは1960年代以降のことだという。よく知っているようで、実は謎が多いイヌの生態。その起源やこれまでの進化を探りながら、イヌと人間の関係を解明する。
http://www.bs-asahi.co.jp/bbc/na_69_01.html
なんでもワールドランキング 「ネプ&イモトの世界番付 2012年5月11日 日本テレビ
【レギュラー出演】イモトアヤコ、原田泰造ネプチューン)、名倉潤ネプチューン)、堀内健ネプチューン
【ゲスト】有吉弘行澤部佑(ハライチ)、辛坊治郎土田晃之北斗晶森泉鈴木賢志(明治大学国際日本学部 准教授
【外国人代表】イ・テガン(韓国)、サヘル・ローズ(イラン)、シモネ(ブラジル)、春香クリスティーン(スイス)、ボビー・オロゴン(ナイジェリア)、ムポイ・ムポイ・カンド(コンゴ民主共和国)、アグネス・チャン(中国)、イアン・ムーア(イギリス)、イリナ(ロシア)、カウアン(イタリア)、グレゴリー・スネイガーニュージーランド)、シルック・坂根(フィンランド)、パックン(アメリカ)、プリスカ・モロツィ南アフリカ)、ブンシリ(タイ)、リチャード・ヴァン・ローイ(オランダ)、ルネ星野(カメルーン
興味深い様々なテーマで国別の世界ランキングを発表。そして世界の中で日本の順位はどうなっているかを紹介する知的エンターテインメント。今週のオモシロランキングは
【マザコンが多い国は?】
母を大切にするのは当たり前! 世界の母親大好きエピソード自慢! 成人してもおっぱいを・・・
【犬を世界一好きな国は?】
芸能界きっての犬好き照英が海外のある国で体験心に傷を負った一匹の子犬との感動物語とは?
http://www.ntv.co.jp/banduke/
WOLF-PALS about wolf
オオカミは、大変高度な社会性を持つ動物です。この性質は、獲物が比較的大きくて手強く、とても一 頭では手に負えないため、何頭かで協力して狩りを行う必要があることから発達したと考えられています。 サルやアリ、ハチなど、自然界の社会性を持つもつ生き物の社会とその構成は、よく人間社会と比べられます。最近は、こうした生き物たちの生態を、人間と比べるよりも、できるだけありのまま見ようとする姿勢から、かつては「ボス」と呼んでいた群れのリーダーを「アルファ」と呼ぶように変わってきました。 しかし、それでもオオカミについては型にはめた固定的な見方が強く「強いアルファが厳しい階級制を維 持する」というような見方が往々にしてあります。これに対してバリー・ロペスは「オオカミと人間」の中で「メスが群れを率いる例もあるし、そうでなくても メスは常に群れの活動に強い影響をおよぼす。人間と多くの共通点をもっていうように思われるオオカミ のような動物について、私たちはしばしば人間社会の例にあてはめて考えがちであるが、西洋の社会でも、女性はだいたいにおいて従属的な地位に甘んじているから、オオカミのメスを人間の女性の引き合いに出すことは適切ではないだろう」と延べています。
http://www.jca.apc.org/~kuzunoha/aboutwolf.html
オオカミ ウィキペディアWikipedia)より
オオカミ(狼、英: wolf ウルフ)は、ネコ目(食肉目)イヌ科イヌ属に属する哺乳動物。広義には近縁種も含めることがあるが、通常はタイリクオオカミハイイロオオカミ、Canis lupus)一種を指す。多数の亜種が認められている。
【群れと順位】
群れは雌雄別の順位制を伴い、通常は繁殖ペアが最上位であるが、順位はときに交代する。最上位から順にアルファ、ベータと呼び、最下位の個体をオメガと呼ぶ。順位は常に儀式的に確認しあい維持される。群れはたいてい繁殖ペアの子孫や兄弟で血縁関係にあることが多い。他の群れを出た個体が混ざることもある。
イヌ ウィキペディアWikipedia)より
イヌ(犬、学名:Canis lupus familiaris、英語名:dog)は、ネコ目(食肉目)- イヌ科- イヌ属に分類される哺乳類の一種。
【社会性】
イヌの特徴としてヒトと同じく社会性を持つ生き物であることが挙げられる。意思疎通をするための感情や表情も豊かで、褒める、認める、命令するなどの概念を持っている。ヒトに飼われているイヌは、人間の家族と自身を1つの群れの構成員と見なしていると考えられ、群れの中の上位者によく従い、その命令に忠実な行動を取る。この習性のおかげでイヌは訓練が容易で、古くからヒトに飼われてきた。最古の家畜とする説が有力である。子犬を入手して飼う場合には、親犬の元での犬社会に対する社会化教育と新しい飼い主と家庭および周囲環境への馴化(じゅんか)との兼ね合いから、ほぼ6週齢から7週齢で親元より直接譲り受けるのが理想的とされる。

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『動物が幸せを感じるとき――新しい動物行動学でわかるアニマル・マインド』 テンプル・グランディン/キャサリン・ジョンソン/著、中尾ゆかり/訳 NHK出版 2011年発行
 (一部抜粋しています)
犬は私たちの身近にいるほかの動物とまったくちがう。とても社交的で、何であれ人間がすることにとても敏感だ。人間の気持ちをよく理解し、人間の視線や指さす方向を追って、餌が隠されている場所を見つける。
これができるのは犬だけ。オオカミにも、チンパンジーにもできない。
犬はオオカミの子孫で、人間と生活し、気持ちが通じ合うように進化した。そのため、ほかの動物とくらべると訓練しやすい。「お座り」や「お手」はだれでも教えられるし、たいていの犬は年をとるとともに、いろいろなことを自分で学習する。飼い主が散歩に連れて行こうとして靴をはくと、かならず駆け寄ってきてお座りをし、首輪をつけてもらうのをおとなしく待っている犬もいる。そして、飼い主が首輪を手にとると、頭を下げる。この一連の動作は、だれにも教わることなく自分でおぼえるらしい。
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犬がオオカミの血を引いているということがあきらかになってから、まだほんの10年しかたっていない。おそらくこの発見で、犬とオオカミの行動が似ていることへの関心が高まった。問題は、オオカミについての誤解が多いことだ。
私が何よりもびっくり仰天したのは、L・ディビット・メック博士が、カナダのノースウエスト準州(現在のヌナヴト準州)のエルズミーア島で13年にわたって行った研究の報告内容だ。博士の発見は、私たちがオオカミについて常識と思っていたことを何もかも、もののみごとにくつがえしている。それはすなわち、オオカミの子孫である犬についても、考え方をあらためる必要があるということだ。
中でも重要な発見は、オオカミは野生では群れで暮らさず、優位を維持するためにはほかのオオカミと戦うアルファ(階級第一位)のオスなどいないというものだ。オオカミの群れとアルファについて私たちが思い描くイメージ全体が、まったくまちがっていたのだ。何よりも、オオカミは人間のように家族単位で暮らす。父母と子どものいる家族だ。血のつながりのないオオカミが引き取られたり、親戚(独身のおばさん)がいたり、父親か母親が死に、代わりのオオカミが加わったりすることも、ときにはある。しかし、たいていの場合、群れのメンバーは両親と子どもたちだ。
野生の馬の群れでは、優位のオスが複数のメスを支配するが、オオカミの集団、つまり家族には一組みしかペアがいない。オオカミの子はきょうだいや親と交尾しないからだ。人間と同じように、両親が家族を支配する。親は、いつまでたっても親。50歳を過ぎた大企業の社長も、母親には頭が上がらないのと同様、オオカミの家族でも、優位をめぐって子どもたちが親に挑むことなどない。
オオカミはアルファが率いる群れで暮らすとだれもが考えたのは、オオカミの社会生活に関する研究のほとんどが、人間に飼育されているオオカミで行なわれてきたからだ。囚われた環境にあるオオカミの群れは、ほぼすべてが自然にできた家族ではない。何の関係もないのに人間の手で一緒にされた集団なので、平和に暮らす方法を考え出さなかればならない。オオカミが行き着いた答えは、通常、一組のアルファのつがいにしか繁殖が許されない、社会的階級制という特殊な形態だった。野生では、血のつながりのないオオカミが何匹も強制的に一つの群れにされることなどないので、このような現象は起こらない。
さらに階級制は、野生でも、動物園でも、家畜でも、よく見られるので、それも原因のひとつだろう。おとなが集団で暮らす動物――たとえば野生の馬――は、たいてい階級をつくるし、人間の飼い主の手でいっしょに暮らすようになった家畜も同様だ。
野生のオオカミの家族には、平和を維持するための階級制など必要ない。子どものオオカミが階級を形成するのかどうかメック博士は結論を出していないが、そう考える研究者もいる。だが、家族の中に階級があるとしても、ほしい地位を手に入れるために子どもたちが争うことはないようだ。「子どもたちは、おとなにも年長のきょうだいにも、同じように当然のこととして平和的に従う」とメック博士は述べている。
つがいのオオカミのメスはおそらくオスに服従しているとメック博士は考えているが、博士が観察した家族では確定できなかった。たとえそうだったとしても、力関係の差はごくわずかだ。オスへの服従は、それほど強要されない。人間のかっての時代の妻や、現代でも少なからぬ地方の妻のほうが、よっぽど服従を押しつけられている。オオカミの家族では、オスがしばらく出かけて帰ってきたときには、メスは服従の姿勢をとり、かならず挨拶するが、それを見たオスは、くわえている餌を落としたり、のみこんだ餌をはきだしたりして、メスや子どもたちに食べさせる。このことから、メスの服従の姿勢の多くは、実際には餌乞いの行為だとメック博士は言う。
つがいはチームを組んで協力して獲物をしとめ、並んで獲物を食べる。メスがまだ幼い子をかかえているときには、オスはメスに先に食べさせる。家族全員が自分の餌を守り、いちばん小さい子どもも例外ではない。どのオオカミにも口の周囲に「所有権のある範囲」があり、「どんな地位のオオカミも、ほかのオオカミから餌を盗もうと思えば盗むことはできたが、みな自分の餌を守った」とメック博士は述べている。集団内に階級がある動物なら、ふつうは、このようなことはない。
人間がおそらく誤解していることは、もうひとつある。「一匹狼」だ。一匹狼とは、ふつうは、親元を離れて連れ合いを探している若いオオカミにすぎない。
何よりもびっくりしたのは、最初に、オオカミが群れではなく家族単位で暮らすと唱えたのは、メック博士ではなかったということだ。博士の研究で一番古い引用文献は1944年にさかのぼり、アドルフ・ムーリーが書いた『マッキンレー山のオオカミ』(思索社)だった。
オオカミのような大きさの捕食種は、それぞれが必要とする餌の量が多いので、大きな群れを維持するのは容易でない。小さな家族がいっしょに移動して狩りをするほうが、生きていくのに必要な獲物を手に入れやすい。オオカミの家族単位説のほうが理にかなっているのに、アドルフ・ムーリーの観察報告が世間に受け入れられず、人間に飼育されているオオカミの調査結果が受け入れられたのはなぜなのか。興味のつきない話だ。
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オオカミが大きな群れで行動しないもうひとつの理由は、捕食種なので、被食種のような護身のための群れなど必要ないということだ。
新しい研究結果が世間に広く浸透するのは、とても長い時間がかかることがある。1999年に発表されたメック博士の論文が、今度こそは、オオカミの群れのイメージをうち崩せるかどうか、興味深い。

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どうでもいい、じじぃの日記。
『動物が幸せを感じるとき――新しい動物行動学でわかるアニマル・マインド』という本を読んでいたら、「犬」というのが出てきた。
「これができるのは犬だけ。オオカミにも、チンパンジーにもできない」
人間がチンパンジーと分かれたのは約600万年前だ。オオカミが人間のパートナーとなって、一緒に暮らすようになったのは約10万年だ。
人間とチンパンジーは600万年前同じだったのだから、チンパンジーの方が犬より賢いと思いがちだが、そうでもないらしい。
チンパンジーは人間と別の道を歩むことで、進化がほとんど止まってしまった。人間と一緒に暮らし始めたオオカミ(犬)は、進化し、人間の気持ちを理解できるようになった。
だから、遺伝子のレベルでチンパンジーは人間に近いから、犬よりも利口に違いないと思っているが、人間に一番近い利口な動物は犬なのである。
「オオカミはアルファが率いる群れで暮らすとだれもが考えたのは、オオカミの社会生活に関する研究のほとんどが、人間に飼育されているオオカミで行なわれてきたからだ」
野生のオオカミに群れのリーダーである「アルファ」はいないのだという。
「人間のかっての時代の妻や、現代でも少なからぬ地方の妻のほうが、よっぽど服従を押しつけられている」
こんな本を見ていると、オオカミよりよっぽどダメな人間がいそうだ。(あまり偉そうなことは言えないが)
「新しい研究結果が世間に広く浸透するのは、とても長い時間がかかることがある。1999年に発表されたメック博士の論文が、今度こそは、オオカミの群れのイメージをうち崩せるかどうか、興味深い」
そんなに、オオカミが利口なら、もう少し、早く人間が気づいてもよさそうなもんだが。
5/11、日本テレビ 『なんでもワールドランキング ネプ&イモトの世界番付』を観た。
こんなことを言っていた。
犬を世界一好きな国は? 1000人あたりに飼われている数
 1位.チェコ     299.6 匹
 2位.アメリカ    212.0 匹
 3位.ハンガリー  204.8 匹
29位.日本      93.1 匹
最下位.エジプト    1.0 匹
犬を飼ってる人の割合は、チェコが3人に1人、日本が10人に1人なんだそうだ。
チェコでは犬を人間の大切なパートナー(ベストフレンド)と考えていて、日本のペットショップのような犬の売買は禁止されているのだ。
街角には犬ウンチ用のエチケット袋が置かれていて、袋の中の厚い紙はチリトリ代わりに使える。
チェコは最下位のエジプト比べて約300倍だ。
犬を見ることで、世界が分かるのだ?