じじぃの「人間とイヌは協力しあう関係・ネコはどうなの?まとまりがない動物たち」

ネコ家畜化、新石器時代に拡大か DNA研究

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=3VszDjrDvTk

ネコの家畜化はいつ?

『まとまりがない動物たち 個性と進化の謎を解く』

ジョン・A・シヴィック/著、染田屋茂、鍋倉僚介/訳 原書房 2020年発行

第7章 生まれと育ちと より

敵意を見せなかった個体(キツネ)からメス100頭とオス30頭を第1世代として選抜し、交配させた。そうして厳密な選抜を行っていくうち、行動や生理面に早くも変化が見られた。第4世代になると、子ギツネが人間に対して尻尾を振るようになった。世代を経るにつれ、どんどん家庭で飼われるイヌのようになり、第6世代になると、子犬のように尻尾を振り、鳴き声をあげ、人をなめる個体も現れた。
    ・
行動特性だけにもとづいて行なわれたロシアのキツネの繁殖は、ほかにも交配によって遺伝的な従順さを身につけた重要な動物がいることを思い出させてくれる。「人間の最良の友」、イヌである。イヌにはチワワからアイリッシュ・ウルフハウンドまでさまざまな体格のものがいて外見に目が行きがちだが、私たちの心をつかむのは、笑顔を見せたり、なめたり、寄り添ったりしてくる飼い犬の気性なのではないだろうか。ロシアの科学者、ドミトリ・K・ベリャーエフ(キツネを使って実験した)は人間が飼いイヌを作り出した方法について、何を教えてくれただろう? かつて穴居人たちはオオカミのねぐらから人なつっこい子供を盗み出し、50年かけて交配し、グレッチェンやマルティンのようなイヌをつくりだしたのだろうか。
その答えは、「イエス」とも「ノー」とも言える。ヒトとオオカミが絆を築くのに、ヒトの決断だけでは十分ではないからだ。そこにはオオカミ(イヌ)が果たした役割も間違いなくある。つまり、単に私たちが彼らを選んだのではなく、ヒトといるのが好きなイヌが私たちを選んだという側面もあるのだ。彼らは、種を超えた協力関係を築くことを自らの意志で選択した。ヒトとイヌが協力関係を築くことができたのは、ほかの個体を助け、仲良くなり、協力しあう能力がそれぞれにあったからだ。ヒトと仲良くするのに長けたイヌたちが、飼い犬になった。一方で、用心深く、よそよそしいイヌもまだ存在し、オオカミと呼ばれている。

                      • -

どうでもいい、じじぃの日記。
毎朝、テレビで8時からの情報番組を見ている。
オープニングは動画から始まるが、登場するのはほとんどがネコかイヌだ。
イヌが家畜化されたのは狩猟採集民時代(約1万5000年前)と言われ、ネコは人類が農業を始めた頃(約1万年前)と言われている。
その根拠は、オオカミと人間が一緒に狩りをし始め、オオカミが家畜化されイヌになった。
一方、ネコは人間が定住化し、食料を備蓄化し始めたときに野生ネコがネズミを狙って家に住みついた。
なんとなく、ネコよりもイヌの方が利口なイメージだ。
ネコはゴロリと寝そべっているイメージがある。
「お前ら、どうでもいいことにあせくせしているな」
先日、東京に住んでいる妹からこんなメールがきた。
「どこにも出かけず、日々仕事と家事の繰り返しです。去年の夏に犬に死なれてまだしょんぼりしています」