じじぃの「日本製部品・スマートフォンの中の世界・高性能の裏側をのぞく!最新ケータイを支える技術」

Samsung Galaxy S3 - Is It Ugly? 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=z1b0uBKJG6U
Galaxy Note SC-05Dをレビュー☆ 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=2UXZZZHcuI0&feature=related
華為 P1 LTE 動手玩(廣東話) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=Xv4mxVg0BVM
世界LTEスマートフォン市場シェア、サムスン首位、ソニー3位に (追加) 2013年11月30日 リンゲルブルーメン
世界における2013年第3四半期のLTEスマートフォン市場のメーカー別シェアが調査会社SAの調べで明らかになりました。
■2013年Q3のメーカー別シェアは以下の通り
1位:Samsung・・・42.7%
2位:Apple・・・28.7%
3位:Sony・・・5.4%
4位:Nokia・・・4.7%
5位:LG・・・4.2%
Samsungは2013年Q2の47.6%からシェアを落としました。また2位のAppleはQ2の23.8%から大きくシェアを伸ばしました。またスマートフォンシェアではTOP5圏外のソニーですが、高付加価値のLTEスマートフォンに限ればSamsungAppleに次ぐTOP3の座を確保しています。
http://rbmen.blogspot.jp/2013/11/lte32013q3.html
「レクサス」2年連続首位 品質調査でトヨタに信頼 追い風に 2013年2月14日 スポニチ
米調査会社JDパワー・アンド・アソシエイツは13日、発売から3年後の自動車を対象にした品質調査の結果を発表し、トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」が2年連続で首位となった。量販車ブランド「トヨタ」も前年同様3位だった。
調査は米消費者の自動車購入に対して大きな影響力を持っており、販売増を狙うトヨタに追い風となりそうだ。またトヨタが、2009〜10年に実施した大規模リコール(無料の回収・修理)で失った消費者からの信頼感も、着実に回復していることを示した。
2位はドイツの高級スポーツカー「ポルシェ」。トヨタと米フォード・モーターの高級車ブランド「リンカーン」が同点で3位だった。日本勢ではホンダが7位、ホンダの高級車ブランド「アキュラ」が8位、スズキが9位だった。
車種別でもトヨタが18部門中7車種でトップだった。調査は約3万7千人のオーナーが対象で、不具合の発生が少ない順にランク付けした。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/02/14/kiji/K20130214005193610.html
iFixit、iPhone 5を速攻で解剖 ソニー村田製作所などの日本製部品多数 2012年9月21日 ITmedia ニュース
米iFixitが9月20日、予告通り発売されたばかりの米Appleの「iPhone 5」を解剖した。34ステップにも上る多数の写真入り分解マニュアルはこちら。なお以下の(Step○)は分解マニュアルの該当部分を指している。
うわさ通り、日本製の部品が多く使われていることが分かった。バッテリー(Step 9)とカメラ(Step 31)はソニー製、1GバイトのRAMはエルピーダ製(Step 16)、Wi-Fiモジュールは村田製作所製(Step 15)だ。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1209/21/news097.html
ワールドビジネスサテライト 2012年4月20日 テレビ東京より
【司会】進藤隆富、森本智子小谷真生子
最近人気を集めるスマートフォン人も実は数多くの世界一が含まれています。
日本企業 スマートフォンの中の世界
三星ダイヤモンド工業
 大阪・吹田市。何やら音をたてて動く機械。三星ダイヤモンド工業の三浦善孝さん、「これはスマートフォンなどの液晶基盤を切断する装置です」
 この会社が手掛けるのは液晶パネルをテレビや携帯電話などの用途に合わせて切断する装置です。
 最大の特徴は円盤状になったその刃先。従来の刃先では2割ほどの深さまでしか傷を入れることができず、切断する際力を加えて割る作業が必要でした。しかし、この会社が開発した凹凸のある新しい刃では8割程度傷を入れることができます。その結果、「簡単に手で分離でき」「製造工程でラインを短くできる」。この技術によって、液晶ガラス分離装置で世界シェア7割。
 スマートフォンの製造には欠かせない存在です。
AGC旭硝子
 液晶パネルを構成する部品を見てみると、高精細パネル向けガラスで世界シェアほぼ10割。
クラレ
 両側にある偏光板でも偏光板バックライトから出た光の内必要な色だけを前に通す。実はこの中心となるフィルムはポバールフィルムで世界シェア8割。
富士フィルム
 液晶パネルに使われる偏光板の保護フィルムであるTACフィルムで世界シェア8割。液晶を挟んでいるこのフィルムがないと映像を画像として映し出すことはできない。
●淀川メデック
 液晶パネルと偏光板を貼りつける装置。偏光板のフィルムを剥がし、液晶パネルが通る両側から偏光板を貼付る。海外ではまねできないこの技術が評価されている。偏光板の貼りつけ装置で世界シェア7割超。
パナソニック
 液晶パネル以外でもジャイロセンサ(角速度センサ)で世界シェア5割。
旭化成
 電子コンパスで世界シェア8割。
なぜ、こんなにも世界一が多いのでしょうか?
日本半導体製造装置協会役員 常松政養さん、「強い企業があるとその周りで、技術もいろいろ発展してくるし、品質も良くなるという事で相乗効果がある」

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『ニッポンの「世界No.1」企業』 日経産業新聞/編 日本経済新聞出版社 2012年発行
銀塩フィルムから最先端素材を生み出す――富士フィルムHD  (一部抜粋しています)
富士フィルムホールディングス(HD)は液晶パネルに使う偏光板用保護フィルムで80%の世界シェアを持つ。銀塩フィルム時代からの技術の蓄積が最先端の機能性材料で生きている。大型設備とノウハウが必要なため、参入障壁が高いことが競争力の源泉だ。
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銀塩フィルムは20層に100種の薬剤が含まれた精密化学製品。ここで培われた薄膜の塗布や有機合成の技術が役立った。富士フィルムに次ぐ業界2位はやはり写真フィルムメーカーだったコニカミノルタ(シェア20%)で、日本製がほぼ独占している分野だ。

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『最新ケータイを支える技術 〜超薄型・高性能の裏側をのぞく』 西田宗千佳/著 技術評論社 2009年発行
はじめに――携帯電話には日本の「ものづくり」のこだわりが詰まっている (一部抜粋しています)
携帯電話の世界シェアで見ると、トップグループはノキアモトローラサムスン電子の3社で世界シェア7割を占め、日本メーカーの存在感はほとんどない。
だが、この苦境は本当に「日本の携帯電話」の敗北を意味しているのだろうか?
筆者は、家電やIT機器が作り出される現場を取材しつづけてきた。もちろんその中には、携帯電話も含まれる。そんな私の目から見ても、「日本の携帯電話ビジネス」が大きな曲がり角にさしかかっているのは疑いようがない。しかし、携帯電話開発の現場を知れば知るほど、「日本の携帯電話を作る人々」が負けた、とは思えないのである。
日本で、携帯電話に関わる「ものづくり」を行なっている人々は、まさに「ものづくりのフロントエンド」にいる人々だ。そんな彼らの作る携帯電話は、やはり「世界に誇れる製品」である。
こんな例がある。
海外から日本を訪れるIT企業のトップが、必ずといっていいほど足を運ぶ場所がある。
それは大手家電量販店。しかも、家電売り場でもカメラ売り場でも、ましてやパソコン売り場でもない。携帯電話売り場なのだ。
日本ほど、「誰でもが」ハイクオリティな携帯電話を持っている国はない。最高級の端末でこそ差はなくなっているが、「普及価格帯のものですらハイクオリティ」なのが、日本市場の特徴といえる。日本の携帯電話売り場は、日本の「ものづくり」のこだわりが読み取れる、もっとも特徴的な場所となりつつあるのだ。
また、携帯電話の「生産メーカー」としては、日本企業の存在感はない。しかし、トップ3社の携帯電話には、「日本メーカーで作られた部品」が数多く使われている。日本企業の「こだわり」がなくては、世界中の携帯電話は存在しえない。ただ我々は、常に「ハイクオリティな携帯電話」に触れているので、そのことが理解できずにいるのだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
新聞に「サムスン営業利益、過去最高」という記事が載っていた。
スマートフォンを含む携帯電話でノキア、アップルを抜いて、サムスンが世界シェアトップになった。これらの世界シェアの中に日本のメーカーは出てこない。
西田宗千佳著 『最新ケータイを支える技術 〜超薄型・高性能の裏側をのぞく』という本にこんなことが書かれていた。
「しかし、携帯電話開発の現場を知れば知るほど、『日本の携帯電話を作る人々』が負けた、とは思えないのである」
4/20、テレビ東京ワールドビジネスサテライト』で特集「日本企業 スマートフォンの中の世界」を観た。
そこには、スマートフォンの部品にいかに日本製品が使われているか、をやっていた。
三星ダイヤモンド工業の液晶ガラス分離装置は世界シェア7割、AGC旭硝子の高精細パネル向けガラスは世界シェアほぼ10割・・・。
その他、村田製作所の高周波デバイスとか、ディスコのシリコンウエハー研削装置とかがなければ、スマートフォンは完成しないのである。
2月の『ニューズウィーク』 日本版にはこんなことが書かれていた。
「アップルのiPhoneの例で考えてみよう。最近の調査によると、中国の深センで生産され世界に輸出されたiPhoneのコストは179ドルだが、そのうち60ドル分を日本製部品が占めている。それに対して中国での生産コストは6ドル、韓国製部品のコストは23ドルだ。どんなに円高が進んでも、主要部品は日本に頼らざるを得ない。韓国企業のサムスンも日本製部品に依存している」
http://www.newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2012/02/post-449.php
中国製iPhoneのコスト179ドルのうち、半分近くの60ドル分を日本製部品が占めているのだ。
新聞に「アメリカ2012年4月自動車販売」が載っていた。
トヨタが好調で12%と2桁の売り上げ増を記録している」
トヨタは去年の3.11 東日本大震災、タイの洪水、円高などでかなりのダメージを受けた。しかし、トヨタは蘇った。
なぜ、自動車は良くて、家電がダメなのか?
文藝春秋』5月号 「池上彰の戦後不況史入門」にこんなことが書かれていた。
池上 アメリカから強いられて自主規制したものの、自動車産業は結局、勝ち抜きましたね。半導体はなぜ、だめだったのでしょう。
今井 それは、アナログとデジタルでは、アナログ製品のほうが強いということだと思います。要するに、アナログ製品の生産には、ノウハウが要るんです。デジタル製品の生産には、たいしたノウハウは要りません。最新の設備さえあれば、誰にでもつくれてしまうんです。
池上 一方、日本の製鉄業は、高品質な鉄をつくることにおいては、中国の追随を許しませんよね。
今井 これこそノウハウなんです。
池上 ということは、アナログなんですか。
今井 そう、アナログなんです。日本の技術者は、まさに調味料を加えるかのごとく、原料を調合します。 たとえば、自動車メーカーから要求されているのは、軽くて、硬くて、加工性がいい鋼材です。加工性というのは、成形しやすい、つまり柔らかくなくてはいけないんです。硬くて柔らか。さらに安くなければいけない。そういうものは技術者のちょっとしたサジ加減、職人技があって初めて、つくることができます。
池上 秘伝のレシピがあるわけですね。
今井 中国にはそのレシピも出しました。宝山鋼鉄とは合弁でやっていますから、向こうの工場を使わせてもらう代わりに。こちらの技術もその段階では無償で提供します。ただし、その後に進歩した技術については、秘伝です。
池上 そこが肝心ですね。 これからいろいろな産業で国際競争を勝ち抜いていこうというときに、純粋なデジタルだけでは、人件費の安いところに負けてしまう。今井さんがアナログとおっしゃるところの「ノウハウ」をきちんと持っていれば、勝てるんだということですね。
アナログとは日本でしか作れない日本製の部品である。
「トップ3社の携帯電話には、『日本メーカーで作られた部品』が数多く使われている。日本企業の『こだわり』がなくては、世界中の携帯電話は存在しえない。ただ我々は、常に『ハイクオリティな携帯電話』に触れているので、そのことが理解できずにいるのだ」
スマートフォンの部品で、液晶を挟んでいる偏光板用保護フィルムがないと映像を画像として映し出すことはできない。この偏光板用保護フィルムは日本がほぼ100%、独占している。
まさに、サムスンスマートフォンは日本製部品から成り立っているのである。