じじぃの「町工場の底力・人の手のようなハンドロイド!夢の扉+」

TBS「夢の扉+」4月8日(日)#49「"ハンドロイド"で未来をつかめ!」 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=_ykktpEUir0
ハンドロイド 画像
http://www.itk-pro.com/images/handroidmain.jpg
株式会社 岩田鉄工所 精密加工・部品加工・切削加工・試作 インフォメーション
http://www.itk.co.jp/infomation.php
『夢の扉+ 〜NEXT DOOR〜』 2012年4月8日 TBS
【ドリームメーカー】岩田鉄工所 岩田真太郎 【ナレーター】向井理
ハンドロイドを手がける岐阜の岩田鉄工所、岩田真太郎さんを紹介。人間の手と同様の動きになるよう挑戦している。
究極のロボットとは人間そっくりなロボット。なかでも手の動きが重要で岩田氏はハンドロイドを宇宙で使って欲しいと宇宙航空研究開発機構を訪れた。グローブをはめ操作すると人形が同様に動く技術を披露し担当者を驚かせていた。
ハンドロイドを制作する岩田鉄工所は東京スカイツリーの制震ダンパーや人工衛星の部品も扱っている。町工場を大きくしたのは2代目社長で物を発明するのも好きな人間である。開発商品として電動草取り機「抜けるんです」、電動伸縮杖「伸助さん」が紹介された。
2008年に人間のように動くロボットハンドは作れないかとリクエストが入った。打診したのは筋電義手の世界的権威、横井浩史氏で技術力がある開発パートナーを探していた。息子の岩田真太郎氏は父親と違う事をしたく立候補した。
金属製のロボットハンドには関節の問題があり軽量化を妨げていた。岩田氏はマヨネーズのキャップからヒントを得て樹脂の塊から一本を削り出し関節部分に深い溝を掘る設計し、1号機から半分以下の重量に成功した。
岩田氏は軽量化の成功だけでなく、物をつかむという事をハンドロイドでの挑戦を始めた。親指の付け根を人間と同じように前に出し曲げる向きに改良を加える事で物をつまめるよう開発していた。
岩田鉄工所の2代目社長の岩田勝美さんは次の作品に取り掛かっていた。伸縮伸縮松葉杖「助さん 格さん」を開発した。
新たに改良したハンドロイドを手に岩田氏は横井氏を訪れた。横井氏も完成度の高さに感心し、最新型ハンドロイドを筋電義手への最終確認に入った。
横井氏は最新型ハンドロイドで作った筋電義手を持って実際の義手ユーザーが、どの程度使えるかテストをした。物をつかむ〜つまむ動作、さらにマジックで文字を書く事も成功した。父である2代目社長から初めて「よくやった」と言われ岩田氏は感動していた。
岩田氏は母校である羽島市立正木小学校を訪れ、ハンドロイドで子供とジャンケンをしていた。
http://kakaku.com/tv/channel=6/programID=26319/episodeID=556471/
どうでもいい、じじぃの日記。
4/8、TBS 『夢の扉+ 〜NEXT DOOR〜』を観た。
大体、こんなことを言っていた。 (手抜きしている)
"ハンドロイド"で未来をつかめ!
サイコロのような大きさのものを手でつまむ映像が出てきた。
僕たちが何げなく繰り返すものをつまむ動作。実はこれ、ごく限られた動物にしかできない。ところがそれができる究極の5本指のロボットハンドがある。
その名もアンドロイドをもじってハンドロイド。開発に取り組むのは岐阜にある鉄工所の若き3代目 岩田真太郎(32歳)。
目指すのは人間並に何でもできる”万能”の手。宇宙や災害現場などで人間の代わりをしたり、家庭で家事をこなしてくれるって、未来もやってくるかもしれない。
       ・
工場の仕事部屋で一人で義手を手を持って開発している真太郎さんの映像が出てきた。
仕事部屋にこもり開発に没頭する真太郎さん。そこへふらりとやってきた父。2人が言葉を交わすことはない。ついでに言うとものづくりで父親が息子を褒めたこともない。無言のまま、自分の作業部屋に引き返した父。すると何やら図面を引き始めた。
父の勝美さん、「今、燃えている」
取材スタッフ、「何を作ろうとしているのか」
父の勝美さん、「松葉杖」
息子に刺激され、ものづくりの血が騒いだ様子の父。深夜まで図面を引いて、やがて完成させたのが、伸縮する杖の松葉杖版。その名も2本あるから「助さん、格さん」。85〜145㎝の範囲で伸縮できるので、車に乗るときは重宝する。一方、真太郎も新たに開発したハンドロイドが完成の時を迎えていた。
東京・調布市にある電気通信大学に向かう真太郎さんの映像が出てきた。
さっそく、東京の横井浩史先生の研究室に持ち込む。緊張の瞬間だ。
横井教授が机の上にハンドロイドを置き、使い勝手を確認している。
横井教授、(自分の手をハンドロイドに握らせて)「意外と強いな、コレ」
真太郎さん、「いい感じですね」
ほっとして、笑顔がこぼれる。そして、ハンドロイドが筋電センサーに接続され、”筋電義手”に。
横井教授が筋電義手を持って、被験者がいる別室に移動する。
いよいよ、義手のユーザーで動作実験が行われる。ハンドロイドがどんな動きを見せるのか。その様子はハンドロイドの開発者でもある真太郎にも身守ってもらった。
ハンドロイドが奇跡を起こす!
横井教授、「これが岩田鉄工所という岐阜にある会社が作った新しいハンドで、今これを使ってどの程度できるのか、調べてみます」
被験者の新井さんは10年前、仕事中の事故で右手を失った。指を動かすようなつもりで腕の筋肉に軽く力を入れると、脳波だけの微弱な電流を捉え、ハンドロイドに信号を伝える仕掛けだ。果たして本当に動くのか?
失った腕の代わりにハンドロイドが取り付けられ、見た目には自分の腕のようになっている新井さんの映像が出てきた。
大学助手の人、「グー、できますか?」
動いた。まずはボールを握る。
ハンドロイドで掴んだボールを、今度は放そうと試みる。
大学助手の人、「おう、面白い。できた」
5本の指で握る動作は何なくクリア。いよいよ、真太郎が目指す”つまむ”動作に挑戦。
みんな、「おう、すごい」
見事に成功。新井さんもうれしそうだった。
まだ、いける。横井教授が黒マジックを持たせた。もし文字が書ければ、それは新井さんが10年ぶりに書く文字だ。一体、何を書いたのだろう。
白い用紙に「ゆめ」と書かれている。
新井さん、(実用化すれば)「日常生活も変わるんじゃないですかね」
自分の会社で父親が笑っている映像が出てきた。
そして、息子を一度も褒めたことがない親父から、
父の勝美さん、「本当に、ハンドロイドが完成してよかった。自分の身体の一部に使えるような、もっとスムーズにもっといいものを、これからもどんどん消化してやっていく。お互いにものづくりのスペシャリストだと自負していると思うけど、オレはまだまだ、抜かれていない」
真太郎さん、(父のコメントをVTRで見て)「いやあ、あかんなあ、少しは認められたかな」
小学校で子どもたちを前にハンドロイドを操作して、説明している真太郎さんの映像が出てきた。
先日、真太郎は母校の小学校を訪れた。地元の小さな町工場がものづくりで世界に挑んでいる。そのことを誰よりも子どもたちに知ってほしかった。
真太郎さん、「最初はグー、ジャンケンポイ」
子どもたち、「わあ、勝ったあ」
真太郎さん、「こんな、ものづくりをしたいと思う子?」
子どもたち、「ハーイ」
子どもたちが全員、手を挙げた。
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じじぃの感想
「本当に、ハンドロイドが完成してよかった。自分の身体の一部に使えるような、もっとスムーズにもっといいものを、これからもどんどん消化してやっていく。お互いにものづくりのスペシャリストだと自負していると思うけど、オレはまだまだ、抜かれていない」
こんな、中小企業の親子がいるんだ。
やっぱり、人の役に立つということはすばらしい。