じじぃの「泥水が飲料水に早変わり・日本ベーシック!日本を救う中小企業100」

災害用浄水器 日本ベーシック株式会社 動画あり
NHKBizスポ」で自転車搭載型浄水装置「シクロクリーン」が紹介されました。
http://www.nipponbasic.ecnet.jp/
ペダルをこぐだけ、日本メーカーが開発した魔法の「自転車浄水器 2011年02月18日 AFPBB News
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2785955/6832000
ニュース・ウォッチ9 「ベトナムで水質改善・中小企業 X ODA」 (追加) 2014年4月30日 NHK
【司会】大越健介青山祐子
ベトナムで水質改善・中小企業 X ODA
日本が巨額の資金を投じてきたODA・政府開発援助。その姿が大きく変わりつつある。
浄水システムを製造販売する中小企業・柳生良治社長の会社は、鹿児島県に本社がある。
創業25年、従業員9人。柳生社長は「鹿児島県のシラスが主原料」と話した。
活火山がある鹿児島。火山灰(シラス)を加工して作った凝集剤が主力商品。
凝集剤は工場の排水処理などで使われているが、国内の販路には限界を感じている。
目をつけたのが日本政府がODAで初めて中小企業を支援する新たな制度。
一般的なODAは途上国が日本に支援を要請し、応える形で橋や道路などを建設。
新制度は、中小企業みずからが自社の技術を役立てたいと国の機関に支援を申し込む。国の機関が審査し、条件を満たしていれば調査費や事業費として最大1億円を支給する。地方の中小企業の海外進出を後押しし、経済再生につなげるのが狙い。
JICA国内事業部・岩切敏部長は「中小企業にも門戸を開く。地域全体の活性化につながるメリットがある」と話した。
http://www.nhk.or.jp/nw9/
Bizスポ 2011年4月22日 NHK 特集「被災地で活躍・水不足に途上国向け技術」
【キャスター】堀潤飯田香織
http://cgi4.nhk.or.jp/bizspo/special/list/index.cgi?month=201104
2011年4月22日、NHKBizスポ』の特集「被災地で活躍・水不足に途上国向け技術」より
東京都・大田区の町工場・大沢製作所の中にずらっと自転車が並んでいる映像が出て来た。
自転車に取り付けられた浄水器の上に「造水 ← → 走行」と書かれたレバーがある。
レバーを「造水」に切り替えて、ペダルをこぐと水をくみ上げて浄化することができます。これまで主に東南アジアでの国々で使われてきたこの浄水器。被災地で使われるのは今回が初めてです。
この浄水器の開発元である日本ベーシックの社長、「活躍の場はいっぱいあると思うので(被災地に)どんどん入って、被災した人たちの役に立てればと思っています」
スタジオから
飯田さん、「途上国で使われているものが、被災地で役に立っているのは驚きました」
堀さん、「実は自転車を使った浄水器、もとは阪神淡路大震災をきっかけに開発されたものなんだそうです」

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ニューズウィーク日本版』 日本を救う中小企業100 2011年12月7日号 (一部抜粋しています)
東京墨田区の空にそびえる東京スカイツリーが大人気だ。理由は電波塔として高さ世界一という誇りだけではない。東京タワーが建った高度成長期へのノスタルジーだけでもない。
商店や中小企業がひしめく下町で日に日に高さを増していくスカイツリーは08年の着工以来、人口減少や世界経済の変調などで沈みがちな日本経済の中で、日本人の前進力をあらためて思い起してくれたシンボルだ。
そんなスカイツリーを支えているのが、日本の中小企業だ。建設主体は大企業だが、内部の振動制御装置に使われている高さ1.2メートルの巨大コイルばねは、従業員80人余りの東海バネ工業が作った「熱の芸術品」。
ここに日本の希望がある。前進力の中核は、今も昔も企業数で9割、労働者数の7割、利益の5割を占める中小企業。本誌が厳選し紹介する100社は、古い成長モデルが立ち行かなくなった後も新しい時代に適応し、日本経済を活気づけるべく進化してきた中小企業ばかりだ。
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泥水が飲料水に早変わり 日本ベーシック
自転車をこぐだけで、泥水がきれいな飲料水に変わっていく――。自転車搭載型浄水器シクロクリーンの底力は、東日本大震災で証明された。「飲料水のペットボトルは比較的早く避難所に届いたが、大変だったのは生活用水の確保。そこでこの浄水器が支援物質として注目され、在庫がすべてなくなった」と、日本ベーシックの勝浦雄一社長は言う。
一見ローテクの集合体だが、その機能は画期的だ。自転車なので水源までの移動は簡単。川や池、プールなどにホースをたらし、ペダルをこぐと荷台上のポンプが駆動して水をくみ上げる。水は4つのフィルターを通って浄化される仕組み。これで1分間に6リットルの飲料水を作れる(海水や化学物質で汚染された水には使えない)。
活躍の場は国内にとどまらない。日常的に清潔な水が不足し、電気もガソリンもないと途上国ではこの浄水器のシンプルさは大きな力になる。商社OBの力も借りて、2011年春からバングラデシュ現地生産を開始。安全性を考慮してフィルターだけは日本製とし、年間100〜200台の生産を目指す。
10月には、貧困層(Base Of the Pyramid)を対象としたビジネスを支援する国債協力機構(JICA)の「BOPビジネス調査案件」にも採択された。来年からは首都ダッカで、自転車タクシー「リキシャ」の元運転手に飲料水を作ってもらい1タカ(約1.3円)で販売する予定だ。元運転手はより良い収入が、スラム住民は清潔で安価な水が手に入るようになる。
災害への備えと、途上国の生活レベルの向上と、日本ベーシックはその両輪で走り抜ける。

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どうでもいい、じじぃの日記。
図書館から2011年12月7日号『ニューズウィーク日本版』を借りてきた。特集として「日本を救う中小企業100」が載っている。
「ここに日本の希望がある。前進力の中核は、今も昔も企業数で9割、労働者数の7割、利益の5割を占める中小企業。本誌が厳選し紹介する100社は、古い成長モデルが立ち行かなくなった後も新しい時代に適応し、日本経済を活気づけるべく進化してきた中小企業ばかりだ」
日本経済の約半分を中小企業が支えている。
この日本を救う中小企業100の中に「泥水が飲料水に早変わり 日本ベーシック」があった。
そういえば1年前、NHKBizスポ』の特集「被災地で活躍・水不足に途上国向け技術」の中で「日本ベーシック」が取り上げられていた。
番組で、こんなことを言っていた。
「途上国で使われているものが、被災地で役に立っているのは驚きました」
地震津波などで、電気も、水道も使えなくなったとき、自転車をこぐだけできれいな飲み水が得られるのだ。
中小企業だからこそ、できることなのかもしれない。