じじぃの「未解決ファイル_164_心臓」

オフポンプ冠動脈バイパス手術 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=xjPrBiNYPZY
【特集】世界初"心臓を再生" 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=jedhAvklORw&feature=related
冠動脈 バイパス術

人工弁には「機械弁」と「生体弁」がある

冠動脈 バイパス Google 検索
http://www.google.co.jp/images?sourceid=navclient&aq=f&oq=%E5%86%A0%E5%8B%95%E8%84%88++%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%91%E3%82%B9&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&gs_upl=0l0l6l450852lllllllllll0&aqi=g1&oi=image_result_group&sa=X&q=%E5%86%A0%E5%8B%95%E8%84%88%20%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%91%E3%82%B9&tbm=isch
プロフェッショナル 仕事の流儀 「第181回 天野 篤」 2012年5月14日 NHK
天野は、執刀医としてたずさわったおよそ6千の心臓手術で、98%という群を抜く成功率をおさめてきた。この成功率を支えるのが、“一途に、一心に”、人生の全てを手術にささげようとするその姿勢だ。
急を要する患者の連絡が入れば、どんなに疲れていようと、手術室に向かう。月曜から金曜までは自宅に帰らず、医師室に泊まり込み、24時間体制で患者を見守る。こうした生活を30年近く続けている。日本の心臓外科医が1年間に行う執刀数は50件が平均という中で、天野の年間執刀数は400以上と驚異的な数。「手術をしていないと、怖い」という天野。この圧倒的な経験値が、手術を成功に導く。
どんなに困難な状況に直面しても、その手が3秒と止まることはない。膨大な過去の経験から、最善の一手を選択し、冷静に手術を進める。
多くの心臓外科医たちが、天野を「日本一丁寧な手技を行う」と評価する。実は天野の持ち味は、当たり前のことを愚直に突き詰めるその姿勢にある。例えばバイパス手術の材料として取り出した血管。天野は、血管の周囲についた脂肪や、外膜と呼ばれる薄皮を、しつこくつまみ取る。さらに、枝のように伸びた1ミリ以下の細かい血管も、1本1本糸で縛る。成功は細部に宿る。ほんのわずかな凹凸も全て取り除くことで、血管をつなぎ合わせた時にスムーズな血流が生まれる。
http://www.nhk.or.jp/professional/2012/0514/index.html
狭心症・大動脈瘤などの心臓病専門病院・大崎 東京ハートセンター
http://www.tokyoheart.or.jp/index.php
ハートニュース23 心臓外科の進歩
http://www.jhf.or.jp/heartnews/hn23.htm
心臓 ウィキペディアWikipedia)より
心臓は、特に脊椎動物のもつ筋肉質な臓器であり、律動的な収縮によって血液の循環を行うポンプの役目を担っている。あるいは、環形動物・軟体動物・節足動物における似たような役割の構造である。
ある程度規模の大きな多細胞の動物において、細胞が代謝を維持するには常に血液によってエネルギー源や酸素を受け取り、老廃物や二酸化炭素を運び出す必要がある。そのため、心臓が機能を停止することは生き物の存続条件の一つである代謝・呼吸ができなくなることであり、通常は個体の死を意味する。
【ヒトの心臓】
ヒトの心臓は二対の心房・心室、つまり右心房、左心房、右心室、左心室から成る。心臓のサイズは握りこぶしほどの大きさである。
心臓は血液の逆流を防止するために4つの弁を持っている。弁は右心房と右心室、右心室と肺動脈、左心房と左心室、左心室と大動脈の間に存在し、それぞれ、三尖弁、肺動脈弁、僧帽弁、大動脈弁と呼ばれる。
冠動脈大動脈バイパス移植術 ウィキペディアWikipedia)より
冠動脈大動脈バイパス移植術は、虚血性心疾患に対し行われる手術的治療法である。
【概要】
虚血性心疾患は、心臓の筋肉(心筋)への酸素供給量が低下し、需要量を下回ることによって起こる。心筋への酸素供給量が低下する原因の一つに冠動脈の狭窄、閉塞による血流量の低下が挙げられる。冠動脈大動脈バイパス移植術は狭窄した冠動脈の遠位側に大動脈(または内胸動脈)から血管をつなぎ、狭窄部をバイパスすることで血流量の回復をはかる手術である。
手術は日本においては基本的に全身麻酔下で行われる。施設によっては硬膜外麻酔で行うところもあるが日本では一般的ではない(国情によって異なる)。手術の手順としては、開胸、バイパスに使う血管(グラフトと呼ぶ)の採取、グラフトの冠動脈への縫合、グラフトの大動脈への縫合、止血、閉創となる。このうちグラフトに用いられる血管と、グラフトの冠動脈への縫合に関しては何通りかの方法がある。
人工多能性幹細胞 ウィキペディアWikipedia)より
人工多能性幹細胞とは、体細胞へ数種類の遺伝子を導入することにより、ES細胞(胚性幹細胞)のように非常に多くの細胞に分化できる分化万能性と、分裂増殖を経てもそれを維持できる自己複製能を持たせた細胞のこと。京都大学教授の山中伸弥らのグループによって、マウスの線維芽細胞(皮膚細胞)から2006年に世界で初めて作られた。
【iPS細胞の将来と課題】
1981年にマウスES細胞が樹立され、ヒトES細胞が樹立されてから年月が経ち、定期的に脈打つ心筋細胞や軸索を持った神経細胞インスリンを分泌する膵β細胞など、ES細胞からさまざまな種類の細胞を作り出すことに成功しているが、大部分はまだ細胞レベルの基礎研究であり、実際に移植した際の機能や組織補完能力についてはまだ良く分かっていない。また、高度な機能と構造を持った組織や臓器レベル(心臓、脳、膵臓等)の再生は、実用化に程遠いのが実状である。

                                  • -

爆問学問 「南淵流 患者力とは?」 2012年2月20日 NHK
【司会】爆笑問題田中裕二太田光) 【心臓外科医】東京ハートセンター長 南淵明宏
難度が高い心臓外科手術を3000例もこなしてきたスーパー外科医・南淵明宏。日々、患者の生死に直結する臓器と向き合っていると、「外科手術は根本的に“ひどいこと”だ」「手術は結局、環境を整えて心臓に機嫌を直してもらう程度のことでしかない」と思えてくるという。スーパー外科医が目の当たりにしてきた、心臓の神秘・人体の神秘とは? 南淵ならではの「よい医者の選び方」「よい患者になる方法」も伝授する。
http://www.nhk.or.jp/bakumon-blog/2012/02/post_192.html
どうでもいい、じじぃの日記。
2/20、NHK 『爆問学問』で「南淵流 患者力とは?」を観た。
大体、こんなことを言っていた。 (手抜きしている)
今日の舞台は心臓の専門病院。2人を待ち構えているのは日本が誇るスーパードクターだ。
心臓外科医 南淵明宏。人体において神の領域ともいわれる心臓部。南淵はおよそ年間200人、これまで3000人以上の患者の心臓にメスを入れてきた。こよい、医療界のカリスマが本音をぶちまける。
この手術室では最も難度が高いとされる心臓外科手術が行われている。それでは世界最高峰とも言われる南淵の手術をご覧にいれよう。
世界最高峰 南淵の手術
心臓の画像が出てきた。
患者は心筋梗塞。根元が狭くなった「冠動脈」は肋骨の内側にある「内胸動脈」を移植して血液の迂回路(バイパス)を作る。一昔前まで「人工心肺」を使用するのが普通だったが、南淵は人体への影響を最小限にまで抑えて、心臓が動いたままで執刀。直径わずか1㎜の血管を縫い合わせていく。これをこなせる外科医は国内でも数少ないのだ。
南淵医師、「ようするに、今ある血管のかわり、あまり重要でない血管を心臓に持ってきて、重要な命綱の血管にする」
田中さん、「バイパスするということだね」
南淵医師、「そうです。新たにまったく作ったり、アメリカ製のものを使ったりすることはできない。やっぱり人工的なものはダメなんです。細かい、細い直径1、2㎜だから詰まってしまう。血がね。やっぱり人間の血管を使わざるをえない」
動いている心臓の血管を糸でつなぎ合わせようとしている映像が出てきた。
太田さん、「患者がドキドキしているね」
田中さん、「意識的にドキドキしているんじゃないでしょ」
南淵医師、(モニターを見ながら)「今から、冠動脈を縫うところ」
太田さん、「何でこんなことができる。裁縫が得意なんですか」
南淵医師、「あんまりやらないけど。心臓が一部だけ止まっている感じではあるけど、やはり、全然心臓でないところで練習しても、現実とは違います。患者さんも前の日は眠れないでしょうし、外科手術は根本的にひどいことをするんですよ」
       ・
この手術で実際に使っている針と糸を見せてもらうことに。
3人の前のテーブルに心臓に見たてた布と針と糸が置かれている。
手術に使う糸は直径0.05㎜、先端には縫いやすいように曲がった針が付いている。この髪の毛よりも細い糸を使ってできるだけ早く、正確に、心臓部を縫えるかどうかが手術の明暗を分ける。どれほど大変な作業なのか、2人が体験してみる。実際の手術では4倍の拡大鏡を装着して行う。
太田さん、(布に針を通して)「あっ、出た」
南淵医師、「おっ、うまい。上手じゃないですか。大丈夫」
田中さん、「遠近が難しいね」
南淵医師、「そう、遠近が難しい」
太田さん、「あっ、田中クン、取っちゃダメですよ」
       ・
南淵医師、「バイパス手術が始まって30年以上経て、いろいろ開発されているんですが、結局30年前と同じ方法ですよ。実際、手で縫う。いろいろ接着剤とかあっても、結局これ(縫うのが)が一番いい」
小さな浮き袋のようなもの中にフタが付いたものが出てきた。
これは人工の「心臓弁(機械弁)」。この弁を使って全身の血液の流れを制御する。少しの不具合も許されない。
南淵医師、「これも実は30年以上、デザインが変わっていないです。30年前にたまたま作られたものですが、こっちは『生体弁』といわれるものです」
太田さん、「本物の皮膚みたい」
南淵医師、「そうです。これは『牛の心膜』、牛の心臓を包んでいる膜なんです。こちらの生体弁は薬がいらない。でも20年くらいしかもたない。こっちの機械弁は400年もつ。生きていればですけど」
田中さん、「すごいね。400歳だ」
南淵医師、「新しいものも開発されているけど、これに勝てない。これ、患者さんに説明するとき『30年これ、使っているんです』って言うと安心しますよ、やっぱり、『昨日、出来た新製品であなたが第1号です』なんて言われると、『ええ〜!』って思うじゃないですか」
太田さん、「そりゃそうだ。いやだね」
       ・
南淵医師、「動いている心臓って、すごいと思います。だって1日10万回勝手に動いているんです。僕が眠っている間もずっと動いている」
太田さん、「え〜、そうなんだ」
南淵医師、「そういうのを見ていると、何で僕らって、こんなふうに生かしてもらっているんだろうって。大田さんなんか、心臓に感謝しなくちゃ」
太田さん、「普段、あまり考えないからね。生きてあたりまえだと思っているから」
田中さん、「心臓って、意識しないけど、ひとたび意識すると、何だろうと思う」
太田さん、「心臓って人間の基本だと思うけど、心臓が止まれば死じゃないですか。脳死というのもあるのかもしれないけど。でもまあ、基本じゃないですか。哲学的に心臓のことを考えたりするんですか。たとえば人間の生命を延命していくってことには、どういう意味があるんだろう、とか」
南淵医師、「それはやっぱり考えますよ。心臓手術して、天寿をまっとうする人もいれば、ダメだったりする人もいたりして。たとえば、日本人の平均寿命を延ばすのにどれぐらい心臓外科医って貢献しているのかなって。日本の心臓外科医が一人もいなくなったら、日本の平均寿命は短くなるのかな。ひょっとして延びるんじゃないか、なんてね」
太田さん、「そうですね。わかんないですよね」(笑)
南淵医師、「それと、心臓ってさっき見た通り、動いているじゃないですか。これは生命のバトン。38億年続いている、すごい奇跡。それに対して、人工弁を入れたりというのは『治している』っていう感じじゃないと思う。お願いしているみたいな。機嫌とっているみたいな気がする」
       ・
じじぃの感想
「動いている心臓って、すごいと思います。だって1日10万回勝手に動いているんです。僕が眠っている間もずっと動いている」
心臓に感謝しなくちゃ。