TBS「夢の扉+」1月29日(日)#39「いのちを紡ぐ"絹の糸"」 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=zEz8W-E3pm8
人工血管 Google 検索
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&q=%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E8%A1%80%E7%AE%A1&sa=X&oi=image_result_group
シルクの新しい応用分野をひらけ
http://sangakukan.jp/journal/journal_contents/2009/07/articles/0907-02-05/0907-02-05_article.html
動脈瘤の外科手術
●動脈瘤の外科手術
動脈瘤は特別な薬などの内科的治療で治すことはできません。いったん動脈瘤ができてしまうと、それが自然に縮小することはなく、いくら薬で高血圧を調節していても多くの場合は年間に5〜10%ずつ大きくなります。したがって、治療の原則は外科手術か、あるいは別に解説するカテーテル治療となります。
・人工血管置換術
腹部大動脈瘤は、腎動脈が分かれる部分より末梢の大動脈に発生することが多く、臍を中心にして腹部を切開したうえで動脈瘤を切り開き、代わりに人工血管を大動脈の健康な部位に縫い付けて埋め込む手術(人工血管置換術)を行うのが一般的です。
http://www.tokyo-med.ac.jp/mit/04.html
Cyfuse Biomedical K.K. 株式会社サイフューズ
●細胞塊、3Dデータ、及び剣山の準備
目的とする組織、臓器の機能に応じて細胞を選択し、必要な量の細胞を用意します。低接着性のマイクロプレートで細胞を数万個ずつ培養することにより自然に凝集させ、直径500ミクロン(0.5ミリメートル)程度の塊にします。
専用ソフトウェアで細胞塊の3次元配置を指定して3Dデータを作成します。複数種類の細胞塊を適切に配置することにより、実際の組織・臓器を模倣した3Dデータを作成することもできます。
直径100−200ミクロン程度のステンレス針を300−400ミクロンのピッチで並べた細胞塊積層用の足場です。
●3Dプリンティング
培養容器内に固定された剣山の針に、3Dデータに従って細胞塊を次々と差し込むことによって、目的の組織・臓器の3次元形状を造形します。
●熟成
剣山に積層された細胞塊は数日間で互いに融合して一体の組織となり、剣山を外しても立体形状を維持することができます。更に、バイオ・リアクターで培養液を循環させながら一定期間培養を継続することにより、細胞の再配列・自己組織化が促進され、組織の強度と機能が向上します。
http://www.cyfusebio.com/regenova.html
爆報!THEフライデー (追加) 2014年8月29日 TBSテレビ
【MC】太田光、田中裕二、田原俊彦 【ゲスト】田中卓志、山根良顕、中田敦彦、藤森慎吾友近、テリー伊藤、その他
▽仮面ライダーV3(風見志郎)の宮内洋(みやうちひろし)は閉塞性動脈硬化症で命の危機に
1973年(昭和48年)に「仮面ライダーV3」の宮内洋は今。冷え性や腰痛、足のしびれに悩まされ、両足切断の危機に陥り、40針を縫う大手術を受けたことはあまり知られていない。
宮内さんは2008年に、足の血管病と呼ばれる「閉塞性動脈硬化症」にかかり体内に人工血管をいれる手術を受けた。
http://www.tbs.co.jp/bakuhou/
あさイチ 「夢の3シェフNEO やっぱりすごかった! WE LOVE たまねぎ」 2013年5月21日 NHK
●ケルセチンと血管機能の関係についての研究
新たまねぎが美味しい季節だ。そのたまねぎには「血液をサラサラにしてくれる」効果があることはよく知られているが、実はそれだけではない。血管を若返らせるケルセチンという成分が非常に多く含まれている。ケルセチンは抗酸化力が非常に強いポリフェノールの一種だ。広島大学病院・東幸仁教授は「たまねぎにはケルセチンがモロヘイヤの2倍以上あります。1日に半玉から1玉食べ続けると、血管年齢を10歳から20歳若返らせることも夢ではありません。たまねぎは動脈硬化の救世主なんですよ」と太鼓判を押す。
http://www.nhk.or.jp/asaichi/2013/05/21/01.html
鋼鉄超える強度とナイロン顔負けの伸縮性 世界初「クモの糸」量産化 2013.5.24 MSN産経ニュース
バイオベンチャー企業のスパイバー(山形県鶴岡市)は24日、クモの糸を人工的に合成して産業用に量産する技術を世界で初めて確立したと発表した。クモの糸は、同じ太さの鋼鉄を上回る強度とナイロンを超える伸縮性を持つといい、自動車車体などへの利用を想定している。この日、東京都内で開いた発表会見では、合成糸でできた青いドレスも公開し、革新性をアピールした。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130524/biz13052418350034-n1.htm
世界初、極細1ミリ絹で人工血管 しなやか、血栓防ぐ 2012年11月10日 中日メディカルサイト
福井市の繊維メーカーが、ニット生地の加工技術を生かし、直径1ミリの極めて細い絹製の人工血管の量産に成功した。病院で主流のポリエステルなどを使った人工血管に比べ、しなやかで血栓ができにくいのが特長。2年後の実用化を目指す。
福井経編(たてあみ)興業」が5年前から、絹製人工血管を研究する東京農工大の朝倉哲郎教授と共同で研究。量産技術で国内の特許を取得した。世界で初めての技術とみられ、国際的な特許取得も目指す。
新たな人工血管は、特殊な絹を筒状に加工した上で周囲を別の絹でコーティングし、血液が漏れない構造にした。ニット生地製造のノウハウを応用し、糸や編み方を工夫することで実現した。
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20121110055916118
『夢の扉+ 〜NEXT DOOR〜』 2012年1月29日 TBS 動画あり
【ドリームメーカー】東京農工大学教授 工学博士 朝倉哲郎 【ナレーター】向井理
血管の病気の多くは、動脈硬化によって血管が詰まったり拡張することが要因で起き、その治療には人工血管が使用される。しかし化学繊維が主流なため6mm未満のものが作れないでいる。東京農工大学の朝倉哲郎教授は、絹で6mm未満の人工血管を作ることに挑戦している。
絹はタンパク質が主成分で、非常に強く体内で溶けるため、外科手術の縫合糸として重宝されてきた。さらに細胞再生能力があることも確認されており、絹から耳の軟骨や眼の角膜をつくりだす研究も成されている。
朝倉哲郎教授の研究のパートナー・山崎静夫さんは、19年前に狭心症と診断され、バルーン治療を続けるも7年前に再発し、自身も人工血管が必要な状態だった。病を知らない朝倉哲郎教授から研究に誘われたのは運命と言えた。研究に協力する東京大学病院・岡本宏之医師は、絹の人工血管について、長期的には無理というのが一般的な考え方と話している。
絹で作る人工血管の製作過程を見せてもらった。再生絹糸で編み方を試行錯誤した結果、口径1.5mmの試作品が完成した。実験用ラットに移植して1年、85%の高確率で血栓ができなかった。さらに、絹の代わりに新しい自分の血管が再生される「リモデリング」という結果も得られた。
東京大学病院・東京大学病院は、細くて良い人工血管は医者の「夢」であるとして、わざと厳しい口調で朝倉哲郎教授の研究の欠点をつく。朝倉哲郎教授は、「各分野のスペシャリストが最高のものを持ち寄り、それらを組み合わせ変遷を繰り返さないと、「新しいもの」は生まれない」と語った。
老舗ニットメーカー・福井経編興業では、経編の技術を生かし、茨城・つくば市の農業生物資源研究所では、人工血管に適したDNAだけを探して、遺伝子組換え蚕を育てるなど、絹の人工血管つくりをサポートしている。
http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/backnumber0/20120129.html
どうでもいい、じじぃの日記。
1/29、TBS 『夢の扉+ 〜NEXT DOOR〜』を観た。
大体、こんなことを言っていた。 (手抜きしている)
人工血管の限界に挑む! 絹糸で奇跡を起こす博士
【後半部のみ】
絹で織った細い管状のひもが数本、映像に出てきた。
世界初の「小口径」の人工血管をシルクで開発する。そんな朝倉の前に新たな問題が立ちはだかった。
朝倉教授、「動脈なんですけど『どくっ、どくっ』っと、圧力がかかります。絹の人工血管でそういうふうな圧力の変化に対応するような血管を作りたいということで、いろいろ進めてきたが、この場合は血管が拡がったままになってしまったんです」
ラットによる人工血管の映像が出てきた。
ラットの血管と人工血管を混合した後、血圧によって人工血管が拡がってしまった。弾力性を重視する結果、こうなると表面が破れるのは時間の問題だ。弾力性を持ちながら拡がらないよう人工血管を作るには絹糸をより緻密に編み上げないといけない。朝倉の脳裏に浮かんだのは「組紐(くみひも)」。奈良時代から続く、複数の糸を組み合わせる伝統工芸。現在でも着物の帯締めや仏具などに使われている。
兵庫県・加東市にあるゴーセン研究開発センターの建物の映像が出てきた。
この組紐を人工血管に活かすというアイデアに、ある繊維メーカーが手を挙げた。組紐ならぜひうちにやらせてほしい。伸縮性を持つ人工血管を作るため機械を改造。32本もの糸が緻密に組み合わせられていく。
センターの研究員、「古くからある繊維産業の技術が、最先端に使えるのは非常に面白い。組紐は”直径方向の弾力性”、あるいは”軸方向の弾力性”に優れているので、動く体内の中で弾力性が活かせたら、と思っています」
伝統の組紐技術が伸縮性と強度を併せ持つ新たな人工血管を生み出した。
朝倉教授、「組紐はもともと弾力性がない。しかしながら編み方を工夫することで、非常に弾力性のあるものに出来上がった」
東京大学医学部附属病院の映像が出てきた。
さっそく、それが東大病院の岡本宏之医師のもとに届けられた。これで再び実験が行われる。
東大病院の岡本医師の評価は?
果たして、新しい人工血管は拡がってしまうという問題をクリアできるのか? 新しい人工血管の実験が始まって2ヵ月。その結果を携えて、東大病院の岡本医師が朝倉のもとへやってきた。
東京農工大学の朝倉研究室の会議室に入っていく岡本医師の映像が出てきた。
常に妥協のない岡本医師。実験の結果次第ではプロジェクト自体の方向性を左右しかねない。緊張する瞬間だ。
パソコンの画面に2つの実験結果の画像が並べられて表示されている。
岡本医師、「こちらの人工血管が最初にいただいた方で、移植後1、2週間ではっきりとした拡張がみられ、この状態では人工血管としては使えない。これが今回新しくいただいたもので、移植後1ヵ月以上経っても人工血管の原型が残り、しっかり強度を保っていて、この画像を見る限り、現在市販されている(口径の広い)ものと比べても遜色がない状態になってなっています」
以前の人工血管に比べ、組紐で作ったものは明らかに拡がりが抑えられている。
朝倉教授、(ほっとした顔で)「非常に良い結果ですね。ここまで良い結果になるとは、予想外でした」
岡本医師の言葉を聞いた朝倉の顔にようやく笑みが浮かんだ。
岡本医師、「今度は開存性や長期的な強度などがどれぐらい保てるか、最終的なデータが必要です」
朝倉教授と若き研究者たちが、一緒になってミーティングしている映像が出てきた。
朝倉と岡本医師の夢が大きな一歩を踏み始めた。
じじぃの感想
人工血管は遺伝子による再生医療でしか作れないと思っていた。
カイコからなら、人体にやさしい人工血管になるのだろう。
すごいなあ。日本の力。