じじぃの「2012年世界はどうなる・キッシンジャー博士に聞く!日高義樹リポート」

キッシンジャー国務長官、日米が協力して中国と関わっていくことが重要 動画 Video Dailymotion
http://www.dailymotion.com/video/xmc7mf_yyyyyyyyyyyy-yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy_news
プライムニュース 「キッシンジャーの提言 中曽根元首相 緊急対談」 2011年11月15日 BSフジ
【キャスター】八木亜希子、反町理 【ゲスト】米元国務長官 ヘンリー・キッシンジャー、元首相 中曽根康弘
かつて、膨張の一途をたどっていた米ソの戦略核戦力。そこに一定の枠組みを構築し、削減・制限への道筋を付けたのが、当時、米大統領補佐官や国務長官を務めたヘンリー・キッシンジャー博士だ。のちにベトナム戦争集結にも尽力し、その成果に対してノーベル平和賞を受賞した博士は、まさに“外交の巨人”と言えよう。88歳を迎えた今も、その見識に一切の曇りはなく、世界各国の指導者・外交関係者らの注目が寄せられている博士が、先日、緊急来日した。
博士は政変や混乱が相次ぐ現代の世界と、その未来をどう捉えているのか? 来たる2012年に予定される、世界各国の指導者交代は、世界に、日本に何をもたらすと考えているのか?
また、大震災の爪痕や長引く不況にあえぐ日本の現状をどう見ているのか? 混乱の続く日本の政治に何が求められ、日本復活への活路はどこにあると考えているのか?
“世界を変えた男”が、その盟友・中曾根康弘元首相とともに、日本と日本人に向けたメッセージを提言する。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d111115_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d111115_1
日高義樹のワシントン・リポート』 2012年1月9日 テレビ東京
2012年世界はどうなる 〜キッシンジャー博士に聞く〜
【司会者】日高義樹 【ゲスト】米元国務長官 ヘンリー・キッシンジャー
2012年は歴史的に大転換の年になる。アメリカの財政赤字の結果、ドルはどうなるのか、オバマ大統領は再選されるのか、再選されない場合、誰が大統領になるのか。胡錦濤から習近平にかわり、中国軍の影響力が強くなると見られる中国はどうなるか。プーチンが再び大統領として国を強化しようとしているロシアの将来はどうなるか。イランが核兵器を持とうとしているが中東情勢はどう変わるのか。こうした情勢のなかで日本と日本円はどうなるか。2012年をキッシンジャー博士に予測してもらい、2回にわたってお伝えする。
http://www.tv-tokyo.co.jp/hidakayoshiki/
2012年 世界はどうなる 2012.1.9 MSN産経ニュース
海外の主要紙も元日の紙面で、激動の1年が予想される2012年の世界の展望をそれぞれ掲載した。総じて言えば、未解決の難題を残しながらも、今年は明るい側面にもっと目を向けたい−という心理がうかがえる。不安の裏返しか。経済危機が続く欧州ではその傾向が強いようだ。景気の減速や周辺国との対立など内憂外患の中国も、楽観的な予測が強調されていた。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120109/fnc12010907450000-n1.htm
どうでもいい、じじぃの日記。
1/9、テレビ東京日高義樹のワシントン・リポート』「2012年世界はどうなる 〜キッシンジャー博士に聞く〜」を観た。
大体、こんなことを話していた。
オープニング
2011年のクリスマス。ニューヨークのロックフェラー周辺は、楽観的なアメリカ人の性格を反映して相変わらず賑わいを見せています。とめどもない財政赤字や一向に減らない失業者、住宅事情の不振といった雰囲気は全くありません。
第1部 中国で今、何が起きているのか?
まとめ
・中国では70%の指導者を代えようとしている
・中国解放軍が政治に介入する事はない
・中国は人を代えてもシステムは変えない
第2部 なぜ今、円高なのか?
日高 日本について伺います。つい先ごろ日本を訪問なさいましたが、どういう感想を持たれましたか?
キッシ 日本では極めて興味深い経験をした。私を招いてくれた大勢の日本の指導者たちが手厚く胸襟を開いて歓迎してくれた。わたしは深く感じ入ったが、何よりも2011年の春に起きた大災害の後の日本人の行動に強い感銘を受けた。同等あるいはあれ以上の行動を取る事のできる国民は世界のどこにも見当たらない。私は1961年から日本を訪ねており、様々な日本の変化を見てきた。日本が今度の経験を経て、より強くなり、目的意識を持つ国になったと思う。日本経済は改善されており、国際的影響力も日本のやり方、つまり傑出した指導者はいないが、システムは動くというやり方で強くなってきている。
日高 日本人はよく働き、貯金し、技術に優れていると見られてきました。今や中国が豊かな資金力を持ち、韓国が自動車産業で追い付いてきています。日本人は自信をなくしています。
キッシ 私が会った日本人は自信をなくしているようには見えなかった。一般の人がどう感じているかは分からなかったが、私が会った日本人は全体の合意を取り付け、協力し合うという日本式なやり方で活動していた。確かに日本は他の国々と同様、厳しい競争の世界で生きている。中国を含めてあらゆる国が発明の才と生産性で、その競争に耐えていかねばならない。あらゆる国が解決しなければならない問題を抱えている。日本がこうした問題を早急に1つ残らず解決するとは思わないが、私の印象では日本はこの先も注目すべき重要な国であり、アジアと世界で大切な役割を担っている。この先10年、そうした事をもっと目撃するようになる。
日高 私たちにとって重要な事について、博士の助言あるいは示唆が必要です。円が強すぎます。なぜこれほど円が強いのでしょうか? 日本は輸出で生きています。強すぎる円は日本の能力を破壊してしまいます。
キッシ 円が強い理由の1つは世界が日本社会の安定を信用している事だ。投資家たちが投資先を探す時、日本がそうした国の1つなのだ。
日高 日本にとって良いことだと…。
キッシ スイスやアメリカと同じで、いろいろな問題はあっても外国投資家たちは安心できる。ある意味では日本に対する賛辞だ。一方、輸出にとっては問題になるが…。
日高 輸出と競争を考えた場合、円高にどう取り組んだらいいのでしょうか?
キッシ アメリカはTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)を提唱し、私が日本にいた時、日本政府も話し合うことに同意した。提起すべき問題の1つは日本を経済的に弱体化させる事はアメリカの利益にならないという事だ。アメリカと日本が協力的な関係を持つ事が長い目で見ればアメリカの利益になる。完全にバランスが取れない年もあるだろうが。日本を経済的に弱める事はアメリカの長期的な戦略ではない…。まったく逆だ。
第3部 2012年 10の予測
まとめ
・ドルは下げ止まり安定する
・円はこれ以上高くならない
・ユーロは時間をかけて危機を脱する
EUが1〜2年のうちに崩壊することはない
中国経済は減速するが、7〜8%成長する
・イランの核兵器に対する反発が強まる。イスラエルがどう出るかだ
北朝鮮の新しい政権には亀裂が出てくる
アメリカの軍事力が減っても、同盟国の力で埋め合わせられる
・ロシアが帝国主義的な国家体制をとるのは難しい
アメリカの大統領選挙は熾烈なものになるだろう。しかし、選挙後統一を取り戻す
エンデング
キッシンジャー博士は2つの事を指摘しています。1つは中国が指導者層を代えることによって国民の不満をやわらげて、新しい中国を作ろうとしている事。そして2つ目、日本はこのところ世界から忘れられているのではないか、というふうに多くの人が思っているが、日本の存在はやはり世界できわめて重要なものであり、日本は大切な国であるということを重ねて強調しております。
じじぃの感想
「日本はこの先も注目すべき重要な国であり、アジアと世界で大切な役割を担っている。この先10年、そうした事をもっと目撃するようになる」
TPPについて
アメリカと日本が協力的な関係を持つ事が長い目で見ればアメリカの利益になる。完全にバランスが取れない年もあるだろうが。日本を経済的に弱める事はアメリカの長期的な戦略ではない」
と、キッシンジャーは申しています。