じじぃの「人の死にざま_797_R・シェーンハイマー」

Reverse reaction and dynamic equilibrium 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=LMIbJ-B92Ho
Rudolph Schoenheimer
http://www.jbc.org/content/277/43.cover-expansion
ルドルフ・シェーンハイマーの動的平衡
http://on-linetrpgsite.sakura.ne.jp/zatugaku/post_55.html
ルドルフ・シェーンハイマー ウィキペディアWikipedia)より
ルドルフ・シェーンハイマー(米:Rudolph Schoenheimer、1898年5月10日 - 1941年7月11日)は、ドイツ生まれの生化学者。代謝回転の詳細な調査を可能にする、同位体を用いた測定法を開発した。
ドイツのベルリンで生まれ、ベルリン大学医学部を卒業。ライプツィヒ大学有機化学を学んだ後、さらにフライブルク大学で生化学を学ぶ。
1933年にコロンビア大学に移り、生物化学部門に参加する。ハロルド・ユーリーの研究室の研究者やコンラート・ブロッホと共に、安定同位体を使用して生物が摂取するエサをマークし、生体内での代謝を追跡する方法を確立した。
さらにコレステロール動脈硬化症の危険因子であることを発見する。
1941年、シアン化合物で自殺。
ターンオーバー (生物) ウィキペディアWikipedia)より
生物学におけるターンオーバー(metabolic turnover)もしくは代謝回転とは、生物を構成している細胞や組織 (生物学)が生体分子を合成し、一方で分解していくことで、新旧の分子が入れ替わりつつバランスを保つ動的平衡状態のこと。また、その結果として古い細胞や組織自体が新しく入れ替わること。生物種や細胞・組織の種類、分子種によって、ターンオーバー速度には大きな差異がある。
通常、ターンオーバーは同位体を用いた代謝測定により測定される。生体におけるターンオーバーを最初に明らかにしたのはルドルフ・シェーンハイマー(Rudolph Schoenheimer)である。彼は1935年、窒素の安定同位体である15Nを用いて、肝臓におけるターンオーバーを観察した。

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たけしの人体科学SP 人はなぜ老いるのか 2012年1月5日 TBS
【出演者】ビートたけし青山学院大学教授 福岡伸一 【ナレーター】田中みな実木村匡也
ヒトはなぜ老いるのか? 人類最大かつ永遠のナゾにビートたけしが挑む。
「早発性早老症」の一種で、幼いころから老化が始まるという難病・コケイン症候群と闘う子どもたちを追って、取材班は先端医療へと向かう。難病指定されたことでスタートする疾病の研究。ぶつかった壁は「遺伝子」と「老化」のメカニズムだった。その先に子どもたちと家族が願う根治療法はあるのか? そもそも成長とは何か? 食べるとは何か? 生きるとは何か?
さらに、200万人に1人といわれ、幼いころから骨が増殖して関節を固めるという難病・進行性骨化性線維異形成症(FOP)も追う。原因不明で全身の筋肉が骨のように硬くなり、やがて全身が丸太のように固まってしまうFOP。歩行、食事、最後は呼吸まで奪ってしまうこともあるといわれる病に迫る。
誰もがふと感じながらそのままにしている哲学的なテーマをわかりやすくとらえ、「生命の本質」に迫る科学ミステリー。
http://www.tbs.co.jp/program/takeshi_jintai_sp.html
1/5、TBS 「たけしの人体科学SP 人はなぜ老いるのか」より
昨日の私は今日の私ではない
福岡先生、「1年前のたけしさんと今日のたけしさんだと、すっかり入れ替わって別人になってしまっています」
同じ人間のはずなのに、全く別人に入れ替わるとは。なぜ?
たけしさん、「幼いときから、入れ替わっているということ?」
10歳ぐらいの痩せた男の子が映像に出てきた。
人はなぜ老いるのか? 取材を続けるなか、幼くして老化が進む難病と闘う家族に出会いました。
痩せた男の子のお母さん、「親より早く、駆け抜けてしまうっていうのか」
コケイン症候群」。100万人に1人と言われる病気は難病認定されていません。さらに今、根本的な治療法もないのです。人の4倍も早く進むといわれる難病。老化のメカニズムの解明が治療法に辿り着く鍵でした。
福岡先生、「まずはこういうテーマを用意してみました。『昨日の私は今日の私ではない』ということです」
たけしさん、「クラブのお姉ちゃん。今日の私は昨日の私ではないなんて、怒られそうだな」
福岡先生、「食べたご飯はどうなりますか?」
たけしさん、「普通に考えると、でんぷんだと糖質になって、脂肪になる」
食べたご飯はどうなる?
食べたものはどうなるって。栄養となったり、エネルギーになるに決まっています。学校でも習いましたよね。食べたものは胃や腸で分解されて、体を動かすエネルギーと栄養に使われるって。ところがこの常識を覆した人がいるらしい。それはこの方。ドイツの生化学者ルドルフ・シェーンハイマーさん。でも、ルドルフ・シェーンハイマーは何を発見したの!
福岡先生、「ある意味ではシェーンハイマーこそが20世紀最高の科学者だったんではないか、と思うのですが。シェーンハイマーも食べたものが一体どうなるのかというのを分子、原子のレベルで調べたのです。私たちは細胞からできている。細胞は分子や、原子でできている。食べものの方も分子や、原子の集合体になるわけです」
分子や原子の世界で考える
シェーンハイマーは食べたものがどうなるか知りたくて、食べものに目印を付けたんです。まず食べものに放射性物質を付ける。身体に無害な同位体といわれるもの。現在ではがんの早期発見(PET検査)にも使われる方法ですが、食べものの分子、分子と結びつき体内を移動し放射線を測れば移動先が分かるんです。
では、ネズミ君に協力してもらって身体の中を映してみると、食べものは胃や腸で分解されます。これが食べてから4時間後のネズミ。
ネズミの赤外線写真のような映像が出てきた。
赤いところが食べものの分子が多く集まっている場所です。あらら。脳の中にも分子が行っているぞ。身体のあちこちに分子が散らばっています。つまり、私たちが食べたものは、胃や腸で細かく分子レベルまで分解された後、身体のいろんなところに運ばれているということですよね。
福岡先生、「食べたものの半分以上が生き物の身体の中に頭から足のつま先まで、いろんな所に分かれて分布して、そのまま身体の一部に成り替わってしまったのです」
食べたものは身体の一部に
たけしさん、「そうすると、分子レベルで前のものと取り替わっているのですか?」
福岡先生、「そうなんです。シェーンハイマーも、この実験を非常に厳密にやっていて、食前と食後の体重が変わっていなかったのです。今、身体を作っていた分子や原子が、替わりに抜け出ていったということを、彼は初めて明らかにしたのです」
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