ETV特集 海のホットスポットを追う 11月27日のバラ動画
http://varadoga.blog136.fc2.com/blog-entry-8597.html
原子力安全保安院の会見 2011年03月13日23時 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=H2mlciOnpHA&feature=related
【汚染】文科省11/10発表、福島第一原発周辺の海底土と海水の検査結果(沿岸の海底土のセシウム濃度は高い) SAVE CHILD
http://savechild.net/archives/11840.html
放射線とのつきあい‐老科学者からのメッセージ 社かまくら春秋社
NHK ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図」でクローズアップされつづける放射能測定の第1人者岡野眞治が放射線との正しいつきあい方を解き明かします。
http://kamashun.shop-pro.jp/?pid=35162979
ETV特集 「海のホットスポットを追う」 2011年11月27日 NHK Eテレ
【出演】金沢大学教授 長尾誠也、放射能測定研究者(理化学研究所を退職された方) 岡野眞治 【語り】鹿島綾乃
福島第一原子力発電所は太平洋岸に立地するため、チェルノブイリ以上に深刻な海洋汚染を引き起こした。日本原子力研究開発機構の研究グループの試算によれば、福島第一原発事故で海に放出された放射性物質の総量は、およそ15ペタベクレル(15×10の15乗ベクレル)という天文学的な数値になる。海に流れ出た放射性物質は、どのように広がっているのか。魚介類にどのような影響を及ぼしているのか。番組独自の調査などから海の汚染の実態を検証する。
当初、原発から流出した放射性物質は海で希釈されると考えられた。実際に事故から日数が経過すると、海水中からは放射性物質がほとんど検出されなくなった。ところが、放射線測定の第一人者・岡野眞治博士と行った測定で放射性セシウムが沿岸部の海底に多量に沈殿している実態が明らかとなる。さらに長尾誠也金沢大教授と田中潔東大准教授の共同研究で、こうした海のホットスポット汚染が福島から茨城沿岸部へ移動するメカニズムが見えてきた。親潮や黒潮という日本近海の大きな海流で拡散することなく、岸から近い所を流れる沿岸流や陸地の放射性物質を集めて来る河川の影響が複雑に影響している結果だ。
多くの国民が懸念する魚介類への影響はどうか。測定調査の結果、食物連鎖を通じて放射性物質の濃縮が進んでいることが分かってきた。番組では事故以来、操業自粛に追い込まれている福島の沿岸漁業者に密着しながら、最新の調査結果によって海洋汚染を検証していく。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/1127.html
どうでもいい、じじぃの日記。
11/27、NHK Eテレ ETV特集 「海のホットスポットを追う」を観た。
大体、こんな内容だった。 (手抜きしている)
海のホットスポットを追う
福島第一原発から南に20キロの沖合です。10月中旬、震災以来立ち入りが制限されてきた海域で地元の漁師が初めて底引き網をひきました。大量の放射性物資を海に放出した原発事故。国は当初魚介類や海草への影響を楽観視していました。
原子力安全・保安院審議官、「海水中に放出された放射性物質は潮流に流されて拡散していますので、実際に魚とか海草などの海洋生物に、取り込まれるまでには相当程度薄まると考えられる」
・
しかし今、魚介類等への放射性汚染は深刻さを増しています。
福島・茨城県の太平洋沿岸の地図が出てきた。
福島県の隣の茨城県にも広がっています。福島県との県境にある平潟漁港。中型底引き漁船による近海漁業の拠点です。
国が規制を行わないなか、茨城県の漁師たちは4月15日から底引き網を再開しました。ところが、9月5日行ったサンプリング検査で国の規制値を超える魚が見つかりました。茨城県中部、日立市の沖合で獲れたエゾイソアイナメ(ドンゴ)1キロ当たり540ベクレルの放射能セシウムが検出されたのです。
地元でドンゴと呼ばれるこの魚はヒラメやカレイのように海底に棲む底魚です。
漁師の人、「まだ不安だ。魚種が変わった場合、サンプリングでとれないと魚でない。あれ(放射能)、すぐ消えるというものじゃないから」
平潟の漁師たちは操業を続けながらも海の異変に気づいていました。
取材スタッフ、「あのサンプリングしたなかで、あの魚だけ出たというのはどういうふうに理解したらいいのだろうか?」
漁師の人、「陸でもホットスポットとかあるように、海にもそういうところがあるんだか。あるんじゃないの、探せば」
海底の砂の映像が出てきた。
文部科学省は宮城県から茨城県に至る海域で、海底の土のモニタリングを行ってきました。福島第一原発沖の北側は1キロ当たりの放射性セシウムの量が270ベクレル。最も高い330ベクレルを示しているのは茨城県中部ひたちなか沖合です。
放射性セシウムの分布はまだらになっており、原発から離れた海域にも濃度の高いポイントがあることが分かります。なぜ、原発から離れた漁場に汚染の進んだポイントがあるのでしょうか?
330ベクレルという高い濃度を記録したひたちなか沖に近い磯崎漁港を訪ねました。
海岸で腕を組み、海を眺めている2人の漁師が映像に出てきた。
取材スタッフ、(地図を出して)「他のところと比べて、海底の放射能セシウムの濃度の数値が高くなっているんですけど」
漁師の人、「潮の流れで変わっていくのか分からないが、ここらが高いということは北からきた潮がそこらに高くなるのか、あるいは川からなのか」
・
10月26日、岡野眞治さんと取材班は再び独自調査を行いました。調査ポイントは文部科学省がモニタリングした鹿島沖と銚子沖、それぞれの南にも新たなポイント(犬吠埼沖)を設けました。最初に向ったのは鹿島沖です。
船の上から海に向って放射性測定器材と撮影カメラを海に投げ込んでいる映像が出てきた。
このポイントは文部科学省による海底泥の調査で7月19日間で放射能の濃度が2倍以上になりました。今日は海底の様子を撮影しながら測定するために、放射線測定器に水中カメラをセットしました。水深27メートルの海底に測定器を降ろします。
海流の影響で測定器がなかなか安定しません。放射線の強さを示すバーグラフが急に反応しました。放射性各種の分布を表すグラフも伸びていきます。
セシウム137とセシウム134のピークです。(測定器のバーグラフが伸びた映像)
茨城と千葉の太平洋沿岸の地図が出てきた。
鹿島沖の測定結果です。放射性セシウムは海底土1キロ当たり33ベクレルです。文部科学省が7月に行った調査結果218と比べて、7分の1に減っていました。さらに鹿島沖から20キロ南にある神栖沖を目指します。測定結果は50ベクレル。鹿島沖より高い濃度です。放射能は南に向って移動しているのでしょうか? さらに南下し、千葉銚子沖に向いました。銚子沖は文部科学省が調査を行った最南端です。7月の調査では26ベクレルでした。今回の独自の調査では38ベクレルです。7月の結果よりやや濃度が高くなっていました。最後に犬吠埼沖に向いました。この海域は黒潮が北上する影響で放射性物質が南下する可能性は低いとされています。しかし結果は意外なものでした。犬吠埼沖セシウムの濃度は1キロ当たり156ベクレル。最も南に位置するポイントで最も高い値が検出されたのです。
岡野さん、「海のホットスポットということは言えると思いますけれど、ともかく海流の流れで、どこかにたまる」
海にも存在するホットスポット。それは北から南へと移動しているようです。
太平洋の海岸近くには「沿岸流」という海流があるといいます。岸から遠い沖合では黒潮が北上しています。沿岸流はこの黒潮とは逆方向に南下しています。沿岸流を生み出しているのは河川の流れです。日本の太平洋側では海に流れ出すとき、地球の自転の影響で時計回りをし、やがて岸に沿って南下します。これが沿岸流となるのです。
長尾教授、「南の方が高い原因として考えられるのは、初期に放射能濃度の比較的高い時期に流れた水が、沿岸流に乗って流れてきて、南の方に到達している。場所によっては海流の動きによって粒子がたまりやすい場所がある。細かい粒子に放射性セシウムが吸着して、一緒に動くようなことがあれば、小さい粒子がたまりやすいところに放射能の濃度が高くなることは考えられる」
岡野さんはデータと映像を解析した結果、新たに分かったことがあると言います。
海底で測定器がどんな状態で撮影されたのかVTRを見ながら、
岡野さん、「カメラが海底に着かない状態で放射能値が上がっているんです」
測定器が海底に着く前から放射線の強さを示すバーグラフが伸び始めていました。これまで放射能の濃度が下がったといわれてきた海水の中にも、放射性物質の層が存在していることが浮かび上がってきました。
岡野さん、「海底の表面に放射性物質があって、場合によって海底から海水の中にセシウムが溶け出した。放射性セシウムは水の中で溶けて、それが動き回っていると言える。今まで予想していた以上に浮遊している物の影響が出ていると言える」
・
じじぃの感想
「潮の流れで変わっていくのか分からないが、ここらが高いということは北からきた潮がそこらに高くなるのか、あるいは川からなのか」
川からの放射性物質が海に流れて、海底にどんどん堆積していっているようだ。
「海水中に放出された放射性物質は潮流に流されて拡散しています」
よく、調べもしないでこんなことが言えたもんだな。