じじぃの「オンカロ・核廃棄物の行方を追う・地球は大丈夫か?10万年後の世界は」

10万年後の安全 予告編1 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=Hii9VO17_a0&feature=related
sm14251905 - 放射性廃棄物 最終処分場(フィンランドオンカロ).mp4 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=56JrtTWAyAY
シンポジウム「未来を探検する知のバトンリレー 人類の未来」 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=LyK_IjRHw9s
外国の状況 〜フィンランドの立地選定プロセスと安全規制の関連〜
財団法人原子力環境整備促進・資金管理センター マネジャー 田辺博三
http://www.nsc.go.jp/senmon/shidai/hlwshop/hlwshop001/3.PDF
田勢康弘週刊ニュース新書』 (追加) 2013年10月12日 テレビ東京
【番組ホスト】田勢康弘 【番組進行】繁田美貴中川聡 【ゲスト】増田寛也総務大臣 【ペット】ま〜ご(ねこ)
【“核のゴミ”あなたの町は受け入れますか? 「トイレなきマンション」を作った私たちの生活】
日本の原発政策を例えにした「トイレなきマンション」という言葉の認知度は100人中6人だった。
「今の政府やNUMOの取組状況を見ているとこの数字もやむを得ない」と増田氏は話した。田勢氏は「最終処分場など立地については政府が逃げてきた感じがある」と話した。
増田氏は、委員長を務める放射性廃棄物小委員会の活動も話した。
田勢氏が素朴な国民感情としては、放射線が出なくなるまで10万年かかると云われているが、地殻変動で300m地下に埋めているからと安心できるものではない、などと述べた。これについて増田氏は「世界中の知識を集めなくてはならない」などと話した。
海外ではスウェーデンフィンランドが使用済み核燃料を地下に埋める最終処分場を決定した。
フランスでは、パリから車で約4時間のところにあるビュールの地下深くに核のゴミを埋めるための試験場がある。その試験場を管理するアンドラの担当者のその他一般人氏に話を伺った。日本とフランスでは核のゴミを入れるためのキャニスターに核のゴミを入れて処理する研究が進められている。使用済み核燃料の処理方法は核のゴミをガラス原料と混ぜて固体化してキャニスターに入れるということで、より放射線が漏れにくく安全性が高くなるのだそうだ。
核のゴミの入ったキャニスターを入れるための穴で、粘土質の地層にどう圧力がかかるのかを調べていた。さらに温度の検査もしていた。キャニスターは遠隔操作で穴の中に運ばれ、10万年かけて無害になるという。
田勢氏は原発を再稼働しても、中止にしても、核のゴミ問題は次の世代に回すのではなく、早急に決める問題だと話した。
http://www.bs-j.co.jp/program/detail/20000_201310121300.html
放射性物質の「半減期」って何? 2011.3.26 MSN産経ニュース
福島第一原発から拡散した放射性物質放射能)が付近の土壌や海水から検出される中、放射性物質の「半減期」という言葉に関心が寄せられている。数日単位の短期間から何億年と半永久的な年数まで、物質によって大きなばらつきがある半減期とは何か。
半減期とは、放射性物質放射線を出す能力(放射能)が元の半分になるまでの期間を意味する。放射性物質の原子は不安定な性質を持ち、アルファ線ベータ線ガンマ線などの放射線を出しながら、別の安定性の高い原子へ変化していく。この過程で放出されるのが放射線で、時間の経過とともに放射能が弱まり、半減期で元の半分になる。
今回の事故後、福島第一原発の周辺地域を中心に基準値を超える数値が報告されている放射性ヨウ素131の半減期は8日、放射性セシウム137は30.1年とされる。
放射性物質ごとに半減期は大きく異なり、ロジウム106は29.8秒と短いが、プルトニウム239は2万4千年、ウラン238は45億年と気が遠くなるほど長い年数がかかる。
半減期は2倍の時間が経過しても放射能はゼロにならず、さらに半分(最初の4分の1)になり、その後も半減期ごとに半分になる現象が繰り返され、半減期の10倍が経過すると最初の約1千分の1まで減少することになる。
東京都葛飾区の金町浄水場や千葉県松戸市のちば野菊の里浄水場で、乳児が飲用する場合の基準値(水道水1リットル当たり100ベクレル)の2倍を超えるヨウ素が検出されたが、放射線影響協会(東京)は「バケツなどにくみ置きして8日が経過した場合、ヨウ素は半減するので基準値に戻る」と説明する。
体内に摂取したヨウ素セシウムはどうなるか。水や野菜などから体内に取り込んだヨウ素甲状腺に蓄積され、甲状腺がんの確率が上がる原因になるが、実際にはほとんどが尿などに混じって体外へ排出される。このため、同協会によると、半減期の8日よりも早く体内の放射能は半分になり、長期間にわたって大量に飲み続けない限り、甲状腺への蓄積量が深刻な値にまで達することはないとしている。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110326/dst11032600390003-n1.htm
放射性廃棄物 ウィキペディアWikipedia)より
放射性廃棄物(核廃棄物、核のゴミ)とは、放射性物質を含む廃棄物の総称。これらは主に、原子力発電所および核燃料製造施設、核兵器関連施設などの、核関連施設または放射性同位体を使用する実験施設や病院の検査部門から出るガンマ線源の廃棄等で排出される。現在、高レベル放射性廃棄物の最終処分場を持つ国は、フィンランド(ユーラヨキ自治州のオルキルオト島のオンカロが2012年から100年間稼働予定)のみであり、原子力発電施設を持つ各国で建設地の設定が急がれている。
日本において放射性廃棄物の扱いは原子力基本法に規定されている。環境基本法等の環境法令において放射性物質は規制目的から除かれており、廃棄物処理法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)に該当する産業廃棄物ではない。最終処分事業は原子力発電環境整備機構(NUMO)が担っている。
放射性廃棄物はその処理が難しく、ロケットで宇宙に飛ばしたりする案があったがロケットの打ち上げに失敗すると全世界に放射能がばら撒かれる危険があるため現在の技術では地層処分のみが有力な方法である。
プルサーマル
通常、軽水炉ではウラン235ウラン238を混合したウラン燃料(二酸化ウラン)を核分裂させることで熱エネルギーを生み出すが、ウラン238中性子を吸収し2度のβ-崩壊を経てプルトニウム239が生成され、そのプルトニウム239自体も核分裂する。その結果、発電量全体に占めるプルトニウムによる発電量は平均約30%となる(プルサーマル発電を行わない場合でも、運転中の軽水炉の中にはプルトニウムが存在している)。それに対し、プルサーマルではMOX燃料と呼ばれるウラン238プルトニウムの混合酸化物を燃料として使用する。プルサーマルで使われるMOX燃料はプルトニウムの富化度(含有量)が4 - 9%であり、MOX燃料を1/3程度使用する場合、発電量全体に占めるプルトニウムによる発電量は平均50%強となる。
なお、高速増殖炉でもMOX燃料が使用されるが、プルトニウムの富化度は20%前後である。
ヨーロッパでのプルサーマルの実績は長く、1963年に開始したベルギーを始めとして、イタリアやドイツでは1960年代からの経験がある。また、オランダやスウェーデンでも行われたことがある。ただしドイツ・スイス・ベルギーでは抽出済みのプルトニウム在庫を燃やしたらプルサーマルは終了とされており、今後も再処理を行ってプルトニウムを抽出し、積極的にプルサーマルを続けようとしているのはフランスだけとなっている。

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情報ライブ ミヤネ屋 2011年7月29日 日本テレビ
【レギュラー出演】ガダルカナル・タカ下川美奈宮根誠司山本隆弥岩田公雄崔洋一川田裕美、藤村幸司、間宮久美子、駒井千佳子
“高レベル放射性廃棄物” 危険性は? 処理方法は?
オンカロフィンランド)】
原発から生まれ続ける放射性廃棄物をめぐり、放射能からの安全確保を題材とした映画「10万年後の安全」が公開された。
放射性廃棄物について解説。低レベルと高レベルのものに分類され、高レベルは主に使用済みの核燃料。ヨウ素131など各放射性物質半減期を紹介し、全ての放射性レベルが生物に無害になるのは約10万年後だと説明した。
放射性廃棄物の100%安全な処分方法はなく、宇宙や海底での処分などが考えられているが、いずれも漏れ出す危険性が考えられる。今のところ最も信頼性と実現性が高いとされているのは地層処分で、フィンランド・オルキルオトには処分場「オンカロ」が建設されている。オンカロは映画「10万年後の安全」でも取り上げられ、放射性廃棄物が無害になるまでをドキュメントで追っている。
映画「10万年後の安全」について、単純に告発ということだけでなく造形の美しさも感じるとトーク。「オンカロ」についての詳細を紹介し、構造を解説した。
藤村幸司は約10万年はネアンデルタール人がいた時代だと話し、ネアンデルタール人が現代にメッセージを残すようなものだと例えた。
http://kakaku.com/tv/channel=4/programID=12194/episodeID=502129/
どうでもいい、じじぃの日記。
7/29、日本テレビ 『情報ライブ ミヤネ屋』で特集 「“高レベル放射性廃棄物”危険性は? 処理方法は?」を観た。
大体、こんな内容だった。
フィンランド・オルキルオト島のオンカロ原発から出る高レベルの放射性廃棄物(核のゴミ)の最終処分場である。テレビでは映画『10万年後の安全』を紹介し、その安全性について議論していた。
核のゴミの100%安全な処分方法はない。海底に沈めるというのは海洋汚染の防止に関する条約(ロンドン条約)で禁止されており、南極への廃棄は南極条約で禁止されている。
核のゴミをロケットで宇宙に打ち上げて、太陽に向わせるという方法も考えられるが、打ち上げ時にロケットが爆発しないとも限らない。唯一、考えられる方法は固い岩盤の地下深くに核のゴミを入れた容器を埋設するというものだ。
フィンランドではフィンランド国内の原発から出た核のゴミを容器に入れ、岩盤を500メートル掘り下げた地下に埋設しようとする計画(オンカロ)が進行中だ。この処分場がいっぱいになる100年後にコンクリートで封鎖するのだという。
放射性物質半減期
放射性物質     物理的な半減期

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ヨウ素131        8日
セシウム137      30年
ストロンチウム90   29年
プルトニウム239    2万4000年
放射能レベルが生物に無害になるのはいつ?
プルトニウム239の半減期が2万4000年。2万4000年の4〜5倍ぐらいにしないと生物に無害にはならない。貯蔵された核のゴミが安全になるのは今から約10万年後なのである。
今から10万年前というと、ネアンデルタール人がいた時代だ。そんな気の遠くなるような未来まで、この貯蔵した核のゴミが貯蔵した当時の原型を保っているのだろうか?
10万年後までに、未来の人類がここを核のゴミの場所だと知らずに堀り起こすかもしれない。未来の人類がここを堀り起こさないことを祈るばかりだ。
            2011年6月5日放送 NHK ETV特集 「暗黒のかなたの光明 〜文明学者 梅棹忠夫がみた未来〜」より
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「電気新聞」(2000年)に「地球文明」というタイトルで関西電力会社会長と梅棹さんの写真と対談した記事が映像に出てきた。
梅棹は電力会社トップと行った対談の中でも、疑問を投げかけています。
関西電力会社会長、「軽水炉は基本的にフェイルセーフといって事故が起きてもちゃんと止まるようにするという考え方なんです」
梅棹忠夫、「なるほど。しかしね、民俗学の立場から言うと、人間というのは本当に何をするか分からない生き物ですよ。いろいろ手を尽くして完全に勉めても、それを裏切るようなことが起こる」
想定外。自然だけでなく、人間こそがとりもなおさず、予想外なことを引き起こす存在だと梅棹は見抜いていました。
人間が生み出した放射能により、町や村が一瞬にして人の住めない場所に変わってしまう。「文明との競争」に敗れた代償としてはあまりにも大きな痛手です。
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こんなことを書いていて、部屋がグラグラと揺れた。