じじぃの「バビロニアの時計・60進数はどうして生まれたか?超古代ミステリー」

Babylon 612BC 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=sK5-MbZuY_g
The Babylon Mystery Part 1 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=JQIWDPTIYGk&feature=related
楔形文字 画像
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Cuneiform_script.jpg
バビロニア数字 画像
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Babylonian_numerals.jpg
楔形文字 ウィキペディアWikipedia)より
楔形文字(くさびがたもじ)とは、言語の表記に用いられた文字としては最も古いものである。紀元前3500年頃にシュメール人によって発明された。元は絵文字としての性格が強かったが、長期間繰り返し使われるうちに、次第に単純化・抽象化されていった。シュメール文字はシュメール語に用いられる他、アッカド語エラム語、ヒッタイト語、ルウィ語(en)に借用され、また古代ペルシア楔形文字やウガリト文字などの独自の文字の発達を促した。この文字を使用した文明・文化の研究は、一般に「アッシリア学」と呼ばれる。 楔形文字という名称は、1712年にE.ケムペルが日本事情をヨーロッパに紹介した本の中で使われてから一般でも使用されるようになったとされている。
60進法 ウィキペディアWikipedia)より
60進記数法とは、60 を底とする記数法である。真の60進記数法は60種類の数字を必要とするが、それは多過ぎるため、実際には各桁を10進法で表す方法が普通である。
シュメールおよびその後を継いだバビロニアでは60進法が用いられた。これは、60 が 2, 3, 4, 5 の最小公倍数であるために約数が多く、除算に便利だからだとされる。楔形文字には 1 から 59 に対応する数字があった。これは内部に10進法を含み、横の楔 (<) が 10 を、小さな縦の楔 (V) が 1 を表す。当初は0 を表す記号はなく空白で表したが、紀元前2世紀頃から空白を表す記号を用いるようになった(単に空白を表すものであり、0という数字ではなかった)。
またバビロニアの60進法で特徴的なのは、1未満の数を表す際に、早くから小数の概念が存在した事である。ヨーロッパ世界では1未満の数を表すにはエジプトより導入した分数を用いていたが、計算が面倒であるため、天文学で星の運行の計算をする時など、バビロニアの60進法が導入された。角度を度数法で表す際の1度未満の度数単位や、1時間未満の時間の単位が60進法であるのは、これに由来する。
現在も、60進法の表記には内部的に10進法を用いる。バビロニア数字の転写には、10進法のアラビア数字を用い、小数点にセミコロン (;)、桁の区切りにコンマ (,) を用いる。例えば 2,15;30 は 2×601 + 15×600 + 30×60-1 であり、135.5 を表す。
 ウィキペディアWikipedia)より
英語の"second"は、元々"second minute"(第2の分、次の分)と呼んでいたことを由来とする。それに対して分のことは"prime minute"と呼んでいた。すなわち、1時間に対する第1の分割、第2の分割という意味である。
古代のバビロニアそして中国では、1日を12等分する時間を設け、これを日時計による観測で確認をしていた。また、少なくとも紀元前2000年頃にはエジプトでは1日を昼と夜に分け、それぞれを12の時間単位で区切っていた。
60進法の定義によって分けられる1日は 1/60のn乗の時間区分を設けてゆくことになるが、300年頃のバビロニアでは少なくとも(1/60)6までの分割(2マイクロ秒よりも短い)を行っていた。ただし、そのようなごく短い時間単位を基準に用いていた訳ではなく、例えば1年という時間を細分単位で表すような場合には1日の60分割単位を基礎としていた。しかも、その単位時間さえも正確な測定を行う手段を彼らは持っていなかった。ある例では、彼らは朔望月の平均時間を60進法で29;31,50,8,20日と計算していた。これはヒッパルコスプトレマイオスも行った60進法での計算に相当し、さらに現代のユダヤ暦における平均月29日と12時間793ヘレク(en)となる。この「ヘレク」は1080倍で1時間となる。バビロニアでは「時」は使わず、現代の2時間(120分)に相当する時間、4分に相当する時間、10/3秒に相当する時間(ユダヤ暦の「ヘレク」と同じ)をそれぞれ単位とした。
1000年、ペルシア人の学者アブー・ライハーン・アル・ビールーニーは、新月となる週に、日曜日の正午を基準点とした「日、時、分、秒」さらに秒より細かな2段階の区分を施した。1267年にはロジャー・ベーコンが、満月日の正午を基準に「時 (horae)、分 (minuta)、秒 (secunda)」さらに細かな (tertia)と(quarta) へ分けた。これら「秒」を60分の1に細分する用語「third」は、現代のポーランド語 (tercja) やトルコ語 (salise) に残っているが、通常は小数点以下2桁で示される。
60 ウィキペディアWikipedia)より
・1 から 6 までの全ての数で割り切れる最小の数である。
・六十干支: 干支は十干と十二支の組み合わせで、60回で一周する。即ち、年毎では約2世代(60年)、月毎では5年(60ヵ月)、日毎では約2ヵ月(60日)で1周する。
・60進法は、バビロニアで作り出された。(1時間=60分、1分=60秒)

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『人類の歴史200万年』 READERS DIGEST 1980年発行
時の流れを計る (一部抜粋しています)
簡単な水時計は、BC150年以前にエジプト、ギリシャ、ローマなどで用いられていた。円筒のなかにゆっくりと一定の水が満たされていき、その上に浮いている板には刻み目の入った棒が垂直に立っていた。水が増えて棒が上にあがってくると、これが歯車を回し、1回転24時間の時計の針を動かした。この方式では、アラビアや中国でも非常に精巧なものが作られ、1日のうちの時間を示すだけでなく、星の運行も示した。今日用いられている機械時計の前身は、1300年ごろにヨーロッパで生まれた。
初期の時計には時間を表す針が1本しかなかったが、のちに時間がさらに60等分され、分が作られた。分を英語で”ミニット”というが、時間を小さな”ミニット”(部分)に分割したのだからである。さらに正確さが必要とされ、分をさらに60等分した。これは時間を2回(セカンド)分割したものであるため”セカンド”(秒)と呼ばれている。

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『驚愕のオーパーツ&超古代ミステリー99』 南山宏/監修 双葉社 2010年発行
シュメール問題 (一部抜粋しています)
世界最古の文明といわれるシュメール文明。メソポタミア南部のチグリス川とユーフラテス川の流域で興り、今まで人類が歩んできた発展の歴史の出発点ともみなされている。ところが、そんな礎となる文明でありながら、不可解なことに文明の起源もその担い手の正体もいっこうに解明されていない。シュメール人がどんな人種で、いつどこから移動してきたのか、その言語がどういう系統に連なるのかさえ特定できずにいるのだ。言語的にはメソポタミアのその他民族とは明らかに異なり、類似が見られない。身体的な特徴も人種の特定が不可能で、各人種の混合種であることがわかるのみだ。
言い方をかえると、石器を使って原始的な農耕生活が何千年も続いていた地に、突如として高度文明をもった人々が現れ、都市国家を築き、文化の花を咲かせたとしか考えられないのである。シュメール人はくさび形文字を使い、農業、交易、建築から医学、数学、哲学、天文学、法律、民主的な統治方法まで知っていた。文明社会の枠組みが地上に突然降ってわいたようなものだ。書き言葉も車輪も学校も二院制議会も宇宙発生論もシュメール発祥である。

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たけしのコマ大数学科 「時計」 2011年10月31日 フジテレビ
【出演】北野武竹内薫サイエンスライター)、大神クヒオ戸部洋子、ダンカン、ガダルカナル・タカアル北郷〆さばアタル、ポヌ、衛藤樹、伊藤理恵
●今週の問題:時計
長針と短針の長さ・色・形状が全く同じ時計があります。
この時計で2本の針の位置を正確に特定できたとしても正確な時刻を特定できないのは、午前0時から正午までの12時間に何回あるでしょうか?
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/komanechi/index.html
どうでもいい、じじぃの日記。
10月31日放送のフジテレビ 『たけしのコマ大数学科』を録画して、次の日に観た。(遅い時間なもんで)
問題.長針と短針の長さ・色・形状が全く同じ時計があります。 この時計で2本の針の位置を正確に特定できたとしても正確な時刻を特定できないのは、午前0時から正午までの12時間に何回あるでしょうか?
「長針と短針の長さ・色・形状が全く同じ時計があります」
長針と短針の長さが同じなんて、時計じゃないじゃん。
「この時計で2本の針の位置を正確に特定できた」
時計に文字盤がついているということか。1・2・3・4・5・・・12。5分刻みで12個か。
「正確な時刻を特定できないのは」
長針と短針が重なるときを言っているのか?
「午前0時から正午までの12時間に何回」
12 x 12 = 144?
正解発表、コマ大チームが正解。
正解 132回
コマ大チームの新メンバー、大神クヒオさんが自分が時計の針になってぐるぐる走り回ってた。
この後、竹内薫さんが解説。sinやcosを使った複雑な計算。へ〜え。
その後、トピックス。
なぜ、秒=second(2番目)と言うのか?
紀元前300年頃、バビロニア人は1日を24に分解、さらに1/60、その1/60・・・と6回も分割していた。
分をさらに2回目に分割したのでsecondなんだ。
シュメール人楔形文字を発明し、その後を継いだバビロニア人が60進法を作り出したらしい。
バビロニア人も中国人も1年を360日とした。
エジプト人は1年を365日とした。
マヤの人は1年を365.242日とした。
やっぱり、マヤはすごいなあ。
ところでなぜ、60進法なんだ?
1年が360日と関係があるのだろうか。360日=360度=1回転だ。
60という数字は12の約数でもあるなあ。