じじぃの「中国人ボス登場・反撃なるか・レナウンの400日!NHKスペシャル」

レナウンCM 80年代② 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=zTKr9NyUNjg
弘田三枝子/ワンサカ娘 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=kNOnBikPNnE&feature=related
E-Land - Boys Long Sleeve Shirt, Blue 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=fe1Mr9wt75E&feature=related
NHKスペシャル 密着レナウンの400日 10月23日の無料バラエティ動画 YouTube
http://varadoga.blog136.fc2.com/blog-entry-7604.html
ケイト・スペード、韓国大手E.Landと中国で合併事業 2011年05月23日  Fashionsnap.com
kate spade NEW YORKケイト・スペード ニューヨーク)」が、韓国のアパレル企業最大手E.Land(イ・ランド)と中国で合併事業をスタートすることを発表した。2011年6月1日から10年間の契約になっており、「ケイト・スペードチャイナ」として2020年までの間に約300店を目指す。現在「kate spade NEW YORK」は、中国で路面店2店舗、インショップ3店舗を展開している。
http://www.fashionsnap.com/news/2011-05-23/katespade-eland/
レナウンに4割出資した中国・山東如意の野望 2010/6/2 日本経済新聞
中国の繊維アパレル大手の山東如意科技集団山東省)が東証1部上場のアパレル大手、レナウンに4割出資すると発表した。山東如意は日本での知名度は低いが、毛織物分野で中国最大で、繊維産業全体でも8位の大手。ドイツの「ヒューゴ・ボス」、イタリア「アルマーニ」などに供給する。これまでこうした有名ブランドの黒子に徹していたが、レナウンへの出資で自ら川下に進出、世界的なブランド企業への脱皮を目指す。
http://www.nikkei.com/biz/focus/article/g=96958A9C93819499E1E3E2E0EA8DE1E3E2E7E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;p=9694E3E6E2E7E0E2E3E2E0E7E3E5
中国企業レナウンを買収  2010年05月30日 Act Naturally
レナウンに限らずアパレルメーカーは厳しい価格競争にさらされ経営状態は良くない。いくつかの有名企業が倒産している。アパレルメーカーが勝ち残るには、消費者が魅力的だと思う商品やブランドを創造して、マーケットに出し続けるしかない。コストの低減も重要な要素だが、魅力ある商品があってこそのコスト論議である。レナウンの主力ブランドはアーノルドパーマーシンプルライフとダーバンであり、これは40年前から変わらない。いくつかの新しい商品を市場に出したがヒットにはならなかった。またアクアスキュータムを買収したが、これも販売層が限られていた。一時不振に陥っていたバーバリが若い人までカバーする製品を作り、ブランドイメージを従来以上に高めたのとは大きな違いである。要するに多くの消費者の支持を得る商品を作ることが出来なかった結果、赤字企業に陥っていたのである。今年の決算時に発表した来年2月の予想も赤字であった。
http://d.hatena.ne.jp/fy-consul/20100530/1275181410
伊藤忠152億円出資し山東如意と資本提携 2011年9月2日 人民日報
http://j.people.com.cn/94476/7587409.html
NHKスペシャル 「“中国人ボス”がやってきた 〜密着 レナウンの400日〜」 2011年10月23日
今、中国資本による日本企業の買収案件が相次ぐ。そうした中、去年5月、「東証一部上場のアパレル大手が中国企業の傘下に」というニュースが、衝撃とともに業界を駆け巡った。企業の名は「レナウン」。100年前、繊維の街・大阪に生まれ長年リーディングカンパニーであった、誰もが知る大会社だった。ヒット商品が出ず、深刻な経営危機に直面していたレナウンは、中国の繊維大手である「山東如意科技集団」に株式の約41%を引き受けてもらうとともに、「山東如意」の協力の下で中国市場に進出。経営再建を目指すことになった。右肩下がりの日本と、勢いづく中国。日中の立場が逆転した、中国主導での新たな経営再建はどう進められるのか、NHKレナウンの戦いに密着した。
試練はいきなりやってくる。想像もしない中国市場の壁が次々と立ちはだかり、頼みにしていた「日本発ブランド」の神通力も通用しない。市場の状況が目まぐるしく変わる中で、店舗展開の方針自体が二転三転するという想定外の事態に直面。活路を見出そうする日本人社員たち。中国市場で次の一手を模索するため、日本人のこだわりとそのプライドを捨てるしかないのか。厳しい状況が相次ぐ…。
これまで日本企業が経験した事のない「中国企業主導の中国進出」。そして、再建の行方はどうなるのか。番組は、その400日にわたる企業ドキュメントである。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/111023.html
どうでもいい、じじぃの日記。
10/23、『NHKスペシャル』の番組で「“中国人ボス”がやってきた 〜密着 レナウンの400日〜」を観た。
大体、こんなことを言っていた。 (手抜きあり)
      ・
スタートして、北京などに店を構えメジャー化を経て多店舗展開するつもりだったレナウンに対して、レナウンを傘下に置いた中国企業山東如意」はそれではなかなか出店できないので時間の無駄だとして、地方都市「大連」からのスタートを主導したのだった。
レナウンの中国戦略事業グループを率いる大桐敏治部長を含む日本人スタッフ3人が中国東北部の都市大連に向かう。
記念となる中国1号店。その店の出来栄えは・・・。
日本人スタッフ、「あのロゴ違うね」
何と、ブランドの顔である看板のロゴが違う。(本物のロゴは「MANO @」。@ ・・・絵のマーク、絵のマークが入っていなかった、もう1つは「SIMPLE LIFE」。文字の書体が違う)
日本人スタッフ、「一応、デザインしたんだろ これ? この壁紙は・・・」
高級感を出すため、壁には本物のレンガをあしらうはずだった。
日本人スタッフ、「壁紙のあのレンガは本物以外に指示していない。あれは最悪だ。あれは何とかしないと、本当に」
ところが施行業者は指示に従って壁紙を作ったと言う。施行業者に指示したチェンナイ(日本語が出来る中国の女性スタッフ)さんは、さほど深刻にとらえていないようだ。
チェンナイさん、(日本人スタッフに)「とても順調です。だいたい予定通りの感じで出来上がりそうです」
日本人スタッフ3人でロゴの看板を急遽、手作業で直し始めた。
こんな店は出せない。しかし、オープンの日程は変えられないという。残された時間は僅かだ。レンガは無理だったがどうにか、看板は作り直すことができた。
オープン当日、中国側の強い要望で開店イベントが開かれた。招待客は200人を超える。不本意な店の出来上がり。しかし中国側の強い要望で大桐さんがステージに立つことになった。
大桐さん、「大連の開店は私どもの中国1号店で、大変うれしく思っております」
そしてこの後、大桐さんたちは一気に全国に店を広げるための山東如意の戦略に驚かされることになる。
日本人スタッフが店の入り口で「いらっしゃいませ。ニーハオ」とお客に声をかける。
中国各地からやってきた招待客。山東如意の店で集めた客。はるばる内陸部から来たという若い女性をチェンナイさんが日本人スタッフに紹介した。
チェンナイさん、「店を作って、私たちの服を売ってくれる、と言っています」
歳は若いが、これからファッション関係の店を経営してみたいという投資家だった。
チェンナイさん、「成都の百貨店とコネがあるそうだから、早く話を進めましょう」
同じような投資家が客の中にたくさんいた。こうした投資家を全国から呼び込み、店の数を一気に伸ばす。それが山東如意の考え方だった。
大桐さんたちは反対だった。ファッション業界の経験がない素人に店の経営を任せるとブランドに傷がついてしまうと心配している。
大桐さん、「服って野菜なんですよ。腐るんです。そのへんがまだわからへんと思う。中国の人は。俺らから見ると経験が少ないから。中国人はやる。納得できないんですよ」
このままでは大変なことになる。大桐さんたちは日本人だけで店探しを始めた。
日本人スタッフ、「山東如意は店は知ってますけど、我々のブランドがどこに合っているかは分からないんで」
北京市内にほぼ完成しつつある大きなモールが映像に出てきた。
狙いを定めたのは、北京中心部に建設中の「国盛モール」。新たに北京に参入するシンガポール資本の商業施設だ。
モールにはバスや地下鉄の駅がある。1日12万人が行きかい集客力も期待できる。
もともと自分たちが狙っていた高級百貨店ではないが、うまくすれば大化けするかもしれない。大桐さんたちは交渉を進めた。
交渉を終えて、
大桐さん、「まあ決まると思いますけど、あと少し詰めないと。特にシンプルライフ。完全に気に入ってもらえた」
契約したのは入り口正面の一等地。願ってもない好位置だった。
国盛モール開店の前に、事務所を市内中心部の商業ビルに移転。広さは以前の10倍になった。今度こそ日本ブランドの良さが伝わる店を作る。東京から社員教育の担当者を呼んだ。
      ・
事態は思わない方向に展開した。国盛モールに中国資本の評判の悪い企業が入ることにより、店を開く予定の会社が次々にキャンセルした。日本人スタッフもキャンセルすることに決めた。
日本人スタッフが店舗の立地を探しに行くと必ず目につくのが「E.Land」。このE.Landは韓国企業だ。既に中国で多数の店舗を展開している。E.LandのデザイナーはNHKの取材スタッフに、
「こんなデザインの服は中国じゃ売れません。中国で売れればいいのです」
と、言い切る。
日本人スタッフも中国で日本製ブランドだけを売ればいいのか、疑問を持ち始める。東京本社に日本ブランドの服に中国人受けするフリルの付いたものを提案した。
日本人スタッフも中国の巨大なマーケットに魅力を感じるようになった。
日本人スタッフ、「戸惑うだけではダメだ、やるしかない」
ようやく香港に近い深センで新店舗が作られ、日本人スタッフが付きっきりで内装の仕上げに取り掛かった。
じじぃの感想
こんな番組を観ると、中国にはまだまだビジネスチャンスがあるんだな、と思った。
レナウン、頑張れ!