じじぃの「世界遺産・ドゴン族の驚くべき宇宙観!本当はどうなんだろう」

Dogon Dance 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=26qaQEgA-1E
Mali:Dogon 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=mGgEyI77Epg
THE SIRIUS STAR SYSTEM & THE SIRIANS 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=TkI_DZPRsMc&feature=related
世界遺産サハラ砂漠の巨大な断崖に暮らすドゴン族の居住形態(写真17枚) ふらぶろ
http://www.frablo.jp/2010/08/30/dogon/
ドゴン族に伝わるシリウスの楕円軌道
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Dogon_Sirius_Diagram_de.png
ドゴン族 Google 検索
http://www.google.co.jp/images?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&q=%E3%83%89%E3%82%B4%E3%83%B3%E6%97%8F&oi=image_result_group&sa=X
世界遺産 バンディアガラの断崖 Google 検索
http://www.google.co.jp/images?sourceid=navclient&aq=hts&oq=&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&q=%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%81%AE%E6%96%AD%E5%B4%96&oi=image_result_group&sa=X
ドゴン族の神話 フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
ドゴン族の神話ではマリ共和国のドゴン族に伝わる神話を解説する。ドゴン族はニジェール川流域のバンディアガラの断崖において農耕を営む。その独自の文化、社会制度、木工彫刻には神話の存在が強い影響を与えている。
シリウス
マルセル・グリオールはドゴン族の盲目の智者オゴトメリに取材した内容を元に、ジェルマン・ディータレンと共著で『スーダン原住民の伝承によるシリウス星系』を発表した。その研究論文では、天体の運行の秩序はシリウスの三連星のうち、宇宙で最も小さく、それでいて最も重いディジタリア星がもたらしたというドゴン族の神話を紹介している。ヨーロッパにおいてシリウスが連星であるとの説を最初に唱えたのはドイツの天文学者フリードリヒ・ヴィルヘルム・ベッセルで1844年のことであり、シリウスBの姿を最初に観測したのはアメリカの望遠鏡製作者アルヴァン・グラハム・クラークで1862年のことであるから、グリオールはドゴン族の宇宙に関する知識は西洋のそれと同様に高度であると訴えた。加えて、神話は木星には四つの衛星があると言及し、また土星にリングがあることを言い当てていると紹介している。
だが、グリオールの訴えは受け入れられなかった。グリオールがドゴン族と接触する前の1920年代に宣教師がドゴン族と接触している事実と、その当時は三連星説が主流であったことから疑念をもたれる。1915年にアメリカのウォルター・シドニー・アダムズがシリウスBのスペクトル撮影に成功してシリウスBが「小さく」「重い」白色矮星であることを証明しており、報道によってシリウスの連星は広く知られている素地もあった。また、シリウスが登場する神話はドゴン族の小さな集団にしかなく、シリウスの連星に触れる神話はグリオールの取り上げたオゴトメリのものしかなかった。さらにシリウスの連星に触れる神話の存在が確認されたのは1946年以降の調査のみであることから、1920年代以降に西洋からもたらされたシリウスの連星の情報が神話に取り入れられた可能性が高いと考えられている。その後もグリオールら人類学者、オーパーツへの興味を持つ者たちが神話の採集を続けたが、グリオールの考えを裏付ける新たな神話は見つかっていない。11年間、ドゴン族と生活を共にしたベルギーのワルター・ヴァン・ビーク、同じく10年間神話の採集をしたジャッキー・ボウジョは「存在しない」と結論づけている。

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世界遺産ライブラリー [バンジャガラの断崖] 2008年4月25日 NHK世界遺産
バンジャガラの断崖があるのは、アフリカ西部、マリ共和国のほぼ中央部。激しい地殻変動によって出来た高さ300メートルの崖が、200キロにわたって続きます。人が近づくのを拒むかのような険しい場所ですが、よく目を凝らすと、崖にへばりつくように人家が建っています。少数民族ドゴン人の集落です。
「シリーズ世界遺産100」では、800年にわたり受け継がれてきたドゴン人の伝統的暮らしをご紹介します。ドゴン人が崖に住み着き始めたのは、13世紀ごろ。民族間の争いを逃れるためだったと言われています。以来、人々は民族独自の天地創造の神話を大切に守りながら、暮らしてきました。巨大な岩の上で行われる玉ねぎダンゴ作りや、仮面をつけた村人たちによる踊りは、大変ユニークです。しかし、彼らが代々、守り続けてきた暮らしは、近年進んでいる砂漠化によって、今、危機に瀕しています。
http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/card/cards488.html
『愛蔵版 世界遺産・封印されたミステリー』 平川陽一/著 PHP研究所 2010年発行
ドゴン族の驚くべき宇宙観と天文知識 【遺跡名】バンディアガラの断崖 (一部抜粋しています)
アフリカ西部にあるマリ共和国は、国土の大半が、砂漠に近い乾燥しきった大地と、ニジェール川領域に面した断崖である。
人々はわずかな平地を見つけては、雨期にヒエやトウモロコシ、イネを栽培し、さらに条件のよい土地ではタマネギを栽培している。ヒエやイネは自家用の食糧に、タマネギは換金して、わずかな現金収入を得る。この金で彼らは衣類なの、生活に必要な物質を手に入れている。
ニジェール川の上流に、さらに険しさを増した断崖が続く地域がある。ここがバンディアガラだ。このバンディアガラに、ドゴン族という少数民族が住んでいることは以前から知られていた。だが、彼らは外部との接触をいっさい断って暮らしていた。
最近まで、ドゴン族についてわかっていたのは、彼らがこの地に住み着くようになったのは1300年代ごろからであることと、要塞のような村落にたてこもり、外部の人を寄せつけなかったのは15、6世紀にアフリカ一体に吹き荒れた、奴隷狩りから民族を守るため、また、イスラム化の波にドゴン族の文化が失われることを恐れたから、ということぐらいだった。彼らの日常生活の様子や、ドゴン族特有の文化の詳細は長い間、まったく闇に閉ざされていたのである。
1931年、マルセル・グリオールとジェルマン・ディータレンという2人のフランス人民族学者が固い決意のもとにドゴン族との接触を試みる。アフリカ固有の文化を純粋に伝えている民族はドゴン族のほかになく、民族学者にとってドゴン族の存在はまるで生きた博物館のようなものだった。
だが、彼らとの瀬lt職は並大抵なことではなかった。2人の学者がドゴン族の胸襟(きょうきん)を開くまでには実に10余年の時間を要し、2人はさらに数年、この地にとどまって、つまり、10数年の歳月をかけて、かいこから糸を引き出すように、根気よくドゴン族の文化を聞き出すことに成功した。
彼らは、その文化の豊穣さに驚愕する。ドゴン族は、現代人の度肝を抜くほど精緻な天文学的な知識をもっており、その宇宙観はそのまま深遠な宗教学の奥義に通じるものであったのだ。
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グリオールとディータレンに続いて、イギリスの民族学者ロバート・テンプルもドゴン族との接触に成功した。テンプルは主として天文知識を聞き出し、学会で発表した。その内容もまた世界を驚かせるに十分なものだった。
彼らの宇宙観の中心にあるのはポ・トロという、世界でいちばん小さな星だという。50年で1周する周期をもち、全天でいちばん明るく白く小さい、だが地球の2倍もの重力をもつ星、というドゴン族の言い伝えにあてはまる星というとシリウスBが考えられる。だが、現代天文学シリウスBを発見したのは19世紀になってからだ。シリウスAの陰に隠れるように存在するシリウスBは、肉眼ではみえないからだ。なぜ、ドゴン族はその存在を知っていたのだろうか。
こんな小さな星がなぜ、宇宙の中心なのだろうかという疑問ももっともである。シリウスBのような星は白色矮星(わいせい)といわれ、いうならば星としての全盛期を終えて縮小期に入った星なのだ。こうした星はやがてブラックホールとなり、そのさらに遠い先は、数十億、数百億年という時間を経て、宇宙の始まりである新たなビッグバンにつながっていく。
彼らの天文知識はこれに留らない。月は生命のない死の星であること、土星には輪があること、木星にはいくつかの衛星があること……。
いずれも、高倍率の望遠鏡が開発されてから、現代人がようやく知った天文知識を、彼らは、まるで夜空の満月を語るように淡々と語ったというのである。シリウス神話に関しては、その後の調査で、一部のドゴン族にしか存在しないとされているようだが、やはり謎は残る。
彼らはこうした天文知識をシギと呼ばれる祭りを通して伝えてきた。シギは60年に一度行なわれる、ドゴン族最大の祭りだが、祭りの日は正しく、シリウスが太陽とともに昇る日が選ばれている。
この日、彼らは腰ミノをつけ、さまざまな仮面をつけて踊り狂う。いや、我々の目には踊り狂っているようにしか見えないのだが、その踊りを通して、ドゴン族は子孫に、神話や宇宙観をしっかりと伝えているのである。

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どうでもいい、じじぃの日記。
平川陽一著 『愛蔵版 世界遺産・封印されたミステリー』という本を見ていたら、「ドゴン族の驚くべき宇宙観と天文知識」というのがあった。
「ドゴン族の驚くべき宇宙観と天文知識」か。ドゴン族とは初めて聞く名前だ。
アフリカ西部にあるマリ共和国の中央部にドゴン族が住んでいる。彼らが住んでいる場所は「バンディアガラの断崖」の近くで1989年にユネスコ世界遺産に登録された。
この断崖の標高差は500mあり、幅は150kmにも及んでいる。この断崖の近くにドゴン族は25万人ほどが暮らしている。
彼らにはシリウス神話がある。
シリウスおおいぬ座のアルファ星)は太陽、月、火星などの惑星を除くと全天で最も明るく輝く星だ。
エジプトでは、毎年ある時期にナイル川が増水を始め、氾濫を起こしていた。氾濫を事前に知らせる星がシリウスだった。
ドゴン族は何とシリウス星人が地球にやって来たと思われる神話を持っているのだ。
エジプトにもシリウス神話があった。ドゴン族のシリウス神話はエジプトの神話の影響を受けているのだろうか。
古代インカ文明が文字を持たないで、高度な天文学知識を持っていた。ドゴン族も文字を持たないで、高度な天文学知識を持っている。
しかし、最初にドゴン族の伝説の話を発表した民族学者マルセル・グリオールによるデッチ上げ説もある。
本当のところはどうなんだろう。