じじぃの「人の死にざま_675_高木・仁三郎」

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原発のカリスマ 市民科学者 高木仁三郎 1/2 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=HWWKcdZ6XgE
高木仁三郎 ウィキペディアWikipedia)より
高木仁三郎(1938年7月18日-2000年10月8日)は、日本の物理学者、理学博士(東京大学)。 専門は核化学。群馬県前橋市出身。父は開業医。
群馬大学教育学部附属中学校時代の同級生にSF作家の豊田有恒がいる。群馬県立前橋高等学校、東京大学理学部化学科卒業。
政府の原子力政策について自由な見地からの分析・提言を行う為、原子力業界から独立したシンクタンク原子力資料情報室を設立、代表を務めた。原子力発電の持続不可能性、プルトニウムの危険性などについて、専門家の立場から警告を発し続けた。
特に、地震の際の原発の危険性を予見し地震時の対策の必要性を訴えたほか、脱原発を唱え、脱原子力運動を象徴する人物でもあった。原子力発電に対する不安、関心が高まった1980年代末には、新聞、テレビ等での発言も多かった。
地震による原子力災害への警鐘】
1995年、『核施設と非常事態 ―― 地震対策の検証を中心に ――』 を、「日本物理学会誌」に寄稿。「地震」とともに、「津波」に襲われた際の「原子力災害」を予見。
地震によって長期間外部との連絡や外部からの電力や水の供給が断たれた場合には、大事故に発展」 するとして、早急な対策を訴えた。
福島第一原発 について、老朽化により耐震性が劣化している「老朽化原発」であり、「廃炉」に向けた議論が必要な時期に来ていると (1995年の時点で) 指摘。 加えて、福島浜通りの「集中立地」についても、「大きな地震が直撃した場合など、どう対処したらよいのか、想像を絶する」と 、その危険に警鐘を鳴らしていた
・『原発サイトには使用済み核燃料も貯蔵され、(中略) 集中立地が目立つ(福島浜通り福井県若狭、新潟県柏崎、青森県六ヶ所村など)が、どう対処したらよいのか、想像を絶する (中略) これから徹底的に議論し、非常時対策を考えて行くべき』
サンデー・フロントライン
・2011年7月3日 テレビ朝日 サンデー・フロントラインで特集された。

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『考える人 日本の科学者100人100冊』 新潮社 2009年発行
高木仁三郎 『巨大事故の時代』 引文堂 「市民の科学」は「われわれ」のものなのか 【執筆者】武田徹 (一部抜粋しています)
原子力発電所のパンフレッドには「多重防護」の表現が踊る。安全装置を多重化し、部品単位で稀に起きる故障や運転ミスが、同時発生しなければ事故に繋がらないように設計する。そうすれば同時に故障や御簾が起きる確率が極小である以上、原発は安全になるのだと謳われるのだ。
しかし柏崎刈羽原発の礼を引くまでもなく実際に原発では事故が絶えない。それは何故なのか? 本書は個々の装置の安全率の単純な掛け算で安全派語れないと主張する。共通の要因、たとえば整備員の志気低下が安全管理を杜撰にし、複数の安全装置を同時に「共倒れ」させてしまうことがありえる。また1つの故障が運転員を動揺させて誤動作を誘発するなど「将棋倒し」的に事故が大きくなってゆくこともある。
本書はこうして多重防護の考え方が破綻する理由を合理的かつ科学的に示し、反原発運動に力添えした。宮澤賢治の言葉である「われわれはどんな方法でわれわれに必要な科学をわれわれのものにできるか」に触発され、核化学者としてのキャリアを棄てて一市民として<自前の科学>をすることに踏み出したという高木が市民運動の「科学化」に貢献した例は他にも数多い。
しかし高木の参加により推進側と科学的議論で対峙できるようになって力をつけた反原発運動は逆説も孕んでいた。たとえば東海村臨界事故は、バケツで濃縮ウランを扱うことに疑問を感じない、核関係の知識を根本的に欠いた作業員がそこで働いていたために起きた悲劇だった。
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「われわれに必要な科学」という時に「われわれ」の言葉からこぼれ落ちてしまう弱者が生じていないか、そんなことを「市民の科学」は常に注意しなければならないだろう。

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