じじぃの「中国鉄道事故で強まる報道規制の実態・ばかやろう!ひるおび」

【中国新幹線】 中国版新幹線の事故後処理映像 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=5qI0uzXC090
広東省の有力紙が鉄道省を「くそったれ」と批判 2011年8月2日 テレ朝news
中国の高速鉄道事故をめぐる批判報道は当局の圧力からか沈静化していましたが、広東省の有力な新聞が、鉄道省の対応を「くそったれだ」と厳しい言葉で批判しました。
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210802038.html
劉暁波氏拘束は世界人権宣言違反 国連が中国に解放要求 2011年8月2日 asahi.com
国連の作業部会は1日、ノーベル平和賞を昨年受賞した人権活動家の劉暁波(リウ・シアオポー)氏について、中国政府による拘束は世界人権宣言に違反しているとして、即時解放するよう中国政府に求める意見書をまとめたことを公表した。自宅軟禁下の妻の劉霞(リウ・シア)さんについても同様の意見書をまとめた。
http://www.asahi.com/international/update/0802/TKY201108020481.html
ひるおび!  「中国鉄道事故で強まる『報道規制』の実態」 2011年8月2日 TBS
【レギュラー出演】 三雲孝江八代英輝土井敏之大谷昭宏小倉弘子山本匠晃斎藤哲也、森朗、森田美位子蓮見孝之長岡杏子 【ゲスト】 国生さゆり
中国高速鉄道事故における政府の報道規制で、メディアから思わぬ反撃が生じている。この流れについて、ネットの普及で中国にも民意が台頭しメディアも変わり始めたと専門家が解説。
中国で進みつつある民主化についてトーク。アフリカや中東でもネットが独裁制を倒す大きな原動力になっている。ネットの力はやはり大きいと話した。
http://kakaku.com/tv/channel=6/programID=20354/page=2645/
どうでもいい、じじぃの日記。
8/2、TBS 『ひるおび!』の番組で特集 「中国鉄道事故で強まる『報道規制』の実態」を観た。
大体、こんなことを言っていた。(後半部のみ)
中国高速鉄道事故について高まりつつある中国政府による報道規制の裏側を特集。先日、政治家は「事故調査の全過程を透明性を持って公開し、社会のチェックを受ける」と語ったが言葉とは裏腹に徐々に報道規制がかけられている。
7月29日 中国共産党宣伝部 → 国内すべてのメディアに・・・
・国内外の世論は複雑になり、すべてのメディアは速やかに冷静になるべきだ
「プラス内容や政府発表の公式情報を除き、いかなる情報も評論も発表してはならない」
        ↓
       通達 約180局のテレビ局、約660紙ある新聞へ
通達の前に中国中央テレビプロデューサー王青雷氏が停職処分になった。7月25日の中央テレビのニュース番組で、テレビのキャスターが「人の安全が確保できないなら、このようなスピードを出す必要はない」と報道した。
八代さん、「温家宝さんが『メディアに徹底的に公開しますよ』と、言いながら、一方でこんなふうにメディアに圧力をかけてきている」
国生さん、「温家宝さんが言っていることと違うことがバレバレなのによくこんなことができるもんですね」
通達後、報道はどう変ったのか?
北京の新聞「新京報」。7/24〜29日まで連日一面で高速鉄道事故を取り上げてきた。さらに29日には一面トップで温家宝首相が病院へ見舞いに行き「どんな問題があっても原因を追及する」との記事と掲載されたのが、通達のあった次の日の一面トップは「北京は7日連続の大雨」へ。2、3日前までには大雨のことは全く報じなかった。
上海のテレビ「東方衛星」。7月29日に犠牲者の追悼行事が行われ、生中継していた。通達があった直後、中継が途中で中止になった。
上海の新聞「東方早報」。連日、高速鉄道事故が一面トップだったが、通達後の7月30日、「遺族への賠償金が1000万円まで引き上げられた」という記事になった。7月31日には新聞の一面トップが「湖南省では水不足で62万人が飲み水を必要としている」へ。
中国における報道規制はこれまでにいっぱいあった。主たる過去を例に挙げると、
●1989年6月4日 天安門事件
 民主化を求めるデモ隊を武力弾圧し、死者が2000人とも言われている。報道規制があった中国国内ではほとんど報じられなかった。海外メディアの回線が遮断された。
●2009年2月9日 花火火災 (旧正月
 中国中央テレビの新社屋の敷地の空き地から、花火を打ち上げたところ、隣で建設中の30階建ホテルが全焼してしまった。報道規制がかかって第一報(速報)が流れただけで、死傷者とかは一切報道されなかった。翌日のトップニュースは「オーストラリアの森林火災」だった。
●2010年10月8日 ノーベル平和賞
 中国の民主化運動の劉暁波氏がノーベル平和賞を受賞した。報道規制がかかって中国国内で放送されたCNNやNHKのニュースがノーベル平和賞の報道になった瞬間、画面が真っ暗になった。
中国事情に詳しい一橋大学 王雲海教授、「中国メディアは中国共産党・中国政府の宣伝機関として生まれ『党のノド』と言われてきた。都合の悪いことを報じないのは当たり前のこと」
今回の高速鉄道事故で報道規制だけでなく、規制前発言の修正も
7/24日(規制前) 先頭車両を埋めたことについて、
鉄道省報道官、「地面が泥沼だったので、車両を埋めたのは作業をしやすくするため」
車両を埋めたことを認めていた。ところが報道規制の通達があった7/31日、中国中央テレビの報道で、
鉄道省陸東福次官、「救助活動のため、先頭車両の破片ばどを一時的に集めたが埋めてはいない」
埋めたことはない。誤って報道してしまった、と。
国生さん、「言い方を変えただけじゃない」
しかし・・・・。今の中国メディアは何かが違う。報道規制されても意外な反撃に!!
停職処分を受けたと伝えられる中国中央テレビプロデューサー王青雷氏は自分のブログで、
「強権を恐れずに誤りを批判する記者が一人でもいれば、その国はまだ良心がある」
北京の新聞「新京報」の編集者は自身のブログで、
「2000人余りいる従業員の生活を考えなければならない」
大谷さん、「中国の編集者がそこまで言えるようになった。アメリカだってベトナム戦争の時は報道規制があった。アメリカのニューヨークタイムズとかワシントンポストが徹底的に反戦を訴えていた。当然、政府から圧力がかかるが、当時の新聞の社主は『我々のビルは11階ある。1階ずつ貸し出ししてでも、そのフロアで金を稼いで、君らの年収は守る』と。中国の新聞社が2000人余りの従業員の生活を守るというのは大きな進歩だ」
さらに、広東省の新聞「南方都市報」では論評欄に、
「このような鉄道省のずさんな処理に対してはばかやろう(くそったれ)のひと言しか思いつかない」
中国の経済紙「財経」はこの記事を支持してウェブサイトで、
「メディアや民衆が政府をののしることができてこそ希望のある国家だ」
大谷さん、「ばかやろうはいいね」
じじぃの感想
中国共産党、くそったれだ。