じじぃの「新約聖書・ユダは裏切り者か?本当はどうなんだろう」

LadyGaga - Judas (Live at Radio 1's Big Weekend 2011) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=e_PI7xOwTIA&feature=related
The Lost Gospel of Judas 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=QuGKA1sDd9M
H264-【歌詞理解用 日本語 字幕】" JUDAS " LADY GAGA - "THE GOSPEL OF JUDAS" 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=t85viNuwoSM
レオナルド・ダ・ヴィンチ 最後の晩餐 画像
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ユダの福音書 画像
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/c7/317592afcc05f3c8491d76c34bc5a121.jpg
ユダの福音書 Google 検索
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1700年前のパピルス文書『ユダの福音書』を修復・公開 ユダに関する新説を提示 2006/04/07 ナショナルジオグラフィック
ユダの福音書』は、イエス・キリストとユダの関係に新たな光を当てる重要な史料です。新約聖書ではユダは裏切り者として非難されていますが、新たに発見されたこの福音書には、ユダがイエスをローマの官憲に引き渡したのは、イエス自身の言いつけに従ってしたことだと書かれています。
パピルス文書は冊子状の写本(コデックス)で全体は66ページあり、26ページが『ユダの福音書』です。紀元3〜4世紀にコプト語(当時のエジプトの言語)で書かれたこの写本は、ギリシャ語の原典に基づくとみられています。パピルスの断片をつなぎ合わせて文章を読み取り、英語に翻訳する作業は、コプト語の世界的権威であるスイスのロドルフ・カッセル博士の率いる専門家チームが行いました。
放射性炭素年代測定法、インクの成分分析、マルチスペクトル画像の解析、文章構造の分析、古文書学的な検証という5つの手法で鑑定を行った結果、この写本は後世の偽書ではなく、古代に記された本物の聖書外典であることが確認されました。
支援プログラムを担当するナショナル ジオグラフィック協会のテリー・ガルシア副理事長は「この文書はキリスト教黎明期の歴史と宗教思想を伝える重要な手がかりであり、歴史家や神学者をはじめとする専門家が今後も引き続き研究していくべき、第一級の史料です」と話しています。
http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/topics/n20060407_1.shtml
ユダの福音書Ⅱ 〜グノーシス
キリスト教グノーシス派■
今から2000年前、キリスト教正統派はこう説いた。この世界は唯一絶対神が創造し、イエス キリストは人間の罪を背負うため降臨した、と。一方、キリスト教グノーシス派はそのすべてを否定した。危機感をつのらせた正統派は、強硬手段にでる。グノーシス派を異端として糾弾し、その書をことごとく焼き捨てたのである。
キリスト教の教義は大きく2つある。天地創造の物語と、イエスの言行録だ。天地創造の正統派マニュアルは『旧約聖書』だが、グノーシス派のそれは『旧約外典』とよばれる。また、イエスの言行マニュアルは『新約聖書』で、グノーシス派のそれは『新約外典』とよばれる。
http://www.benedict.co.jp/Smalltalk/talk-131.htm
ユダの福音書 フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
ユダの福音書』とは、キリスト教新約聖書外典の1つである。
ユダの福音書』は、初期キリスト教父であるエイレナイオスの『異端反駁』(180年頃)にてグノーシス主義異端の書として言及されていたものである。その記述によれば、イエスを裏切ったイスカリオテのユダが実はイエス・キリストの弟子の中の誰よりも真理を授かっており、「裏切り」自体もイエス・キリスト自身が主導したものであるという。
ユダの福音書』は『異端反駁』に名を挙げられていることから2世紀には成立していたと考えられる。また、復元・解読された現存する唯一の写本(チャコス写本)はギリシア語原本からコプト語に翻訳されたものであり、220-340年頃に筆写されたものと推定されている。
ユダの福音書』は、長らく上記反対者の文書からしかその存在を知り得なかった。 しかし、2006年4月のナショナルジオグラフィックの発表によると、1970年代にエジプトで発見されたパピルス冊子の解析が進み、それが『ユダの福音書』のコプト語写本断片であると分かったという。 現代語訳(英語版)、日本語版と相次いで刊行された。
ユダの福音書』は書かれた年代からイスカリオテのユダ本人が記したものとは考えられない。しかし、ナグ・ハマディ写本などとともにグノーシス主義を含むキリスト教初期の潮流を知る資料として注目されている。

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『21世紀の大発見!』 びっくりデータ情報部/編集 河出書房新社 2010年発行
「ユダは裏切り者」というのは濡れ衣か? (一部抜粋しています)
レオナルド・ダ・ヴィンチの名画『最後の晩餐』の中で、お金の入った袋を握りしめ、イエスから身を引くような格好で描かれているのがユダである。ユダは、イエス・キリストの12弟子の1人だが、あろうことかイエスを裏切り、ローマの官憲に売り渡した。『新約聖書』によると、イエスを引き渡した後、後悔のあまり、銀貨を神殿に投げ捨て自殺したとされている。
この背信行為からユダは「裏切り者」の代名詞とされ、とくに西洋のキリスト教社会では、子供に「ユダ」と名づけるのはけっして許されないというほど悪者のイメージが定着している。
ところが2006年4月、このユダのイメージを一新するかもしれない衝撃の発見がなされた。
1970年代にエジプトで発見された13枚のパピルスの束が、初期キリスト教の幻の外典ユダの福音書』の写本であることが確認されたのだ。
この手の古文書には得てして偽物が多い。だがアメリカの科学教育団体、ナショナルジオグラフィック協会は、5年の歳月をかけて修復・鑑定し、科学的な検証法を行った結果、本物に間違いないとしている。
そしてこの写本には、ユダはイエスの真の教えを正しく理解していた唯一の弟子で、ローマの官憲にイエスを引き渡したのは、イエス自身の言いつけに従ったからとの内容が記されているという。つまり、ユダは裏切り者などではなく、イエスがもっとも信頼した一番弟子であったというわけだ。
この記述は、これまでキリスト教が正統としてきた教えとは正反対の内容になり、大きな論争を呼ぶこととなった。
では、『ユダの福音書』はなぜ新約聖書に収録されなかったのか。
初期キリスト教には多くの分派があり、福音書にも多くの種類がある。福音書とはイエスの言行を弟子たちが記した書物のこと。正統なキリスト教が確立されていく中で、多くが「異端」とされ、新約聖書にはマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの4人の弟子による福音書のみが納められ聖典とされた。
ユダの福音書』は、紀元180年ごろまでの間に、初期のグノーシス派に属する人々によって書かれたとされる。グノーシス派とは、正統キリスト教を攻撃した秘教的な宗教運動を意味し、キリスト教徒からは異端の禁書とされた。その内容が明らかになったのは今回が初めてである。
ナショナルジオグラフィック協会の発表によると、謝恩はエジプトの砂漠で発見され。13枚のパピルスの表裏にエジプトの古代文字であるコプト文字で記されていた、長年の間、アメリカの銀行に保管されていたため損傷が激しく、触れただけで粉々になる状態だったという。
専門家グループがインクの成分や紙の画像分析、文章や文字の分析を行ったところ、放射性炭素年代測定によって3〜4世紀のものであることが判明。さらにコンピュータを使用して写本の断片を少しずつつなぎあわせて欠落部分を埋めていくという気の遠くなるような作業を続け、5年かかりで文書の80パーセント以上を再構築した。
いままで、「ユダはイエスを裏切った弟子」と信じてきた信徒たちにとっては、根底から認識をくつがえされる新事実となる発見である。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ぼけっと、『21世紀の大発見!』という本を見ていたら、「『ユダは裏切り者』というのは濡れ衣か?」というのがあった。
ユダとはレオナルド・ダ・ヴィンチの絵 『最後の晩餐』の中で横長のテーブルのキリストの向かって左側に一人だけ手前に描かれた人物のことである。
「ユダはイエスの真の教えを正しく理解していた唯一の弟子で、ローマの官憲にイエスを引き渡したのは、イエス自身の言いつけに従ったからとの内容が記されているという。つまり、ユダは裏切り者などではなく、イエスがもっとも信頼した一番弟子であったというわけだ」
もう30年ぐらい前になるが、小田急線の代々木上原駅近くのワンルームマンションで仕事をしていたときだった。
駅からの帰り道に子猫がうずくまっていた。見ると、足から血を流していた。
私は、電話帳で近くの動物病院を探した。「猫が足を怪我しているんですけど、治療費はどれぐらいかかるんですか?」。約10分ぐらいして、電話したところの動物病院に猫を抱えて、訪ねた。
病院の玄関では、病院長が仁王立ちになって、私を睨みつけて待っていた。
今思うと、その先生は、「飼い猫」を治療するのにお金がどれだけかかるかを聞いてから連れてくるというのは許せなかったのではないだろうか。
その先生は今でも、こんな人間など許せないと思っているのだろうか。
石川達三著 『私ひとりの私』の中にこんな言葉がある。
「人間は誤解されたまま生き、誤解されたまま死んでゆく」
「ユダは誤解されたまま生き、誤解されたまま死んでいった」
そして、・・・も。