じじぃの「人の死にざま_596_浅沼・稲」

浅沼稲次郎 - あのひと検索 SPYSEE
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10 - 浅沼稲次郎暗殺事件 - 1960 動画 YouTube
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君は知っているか?50年前の「山口二矢事件」 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=nzFa5LjZTSs&feature=related
浅沼稲次郎 フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
浅沼 稲次郎は、東京府三宅村(現在の東京都三宅村)出身の日本の政治家。日本社会党書記長、委員長を歴任した。
正しい姓名は淺沼稻次郎。巨体と大きな声で全国を精力的に遊説する姿から、「演説百姓」「人間機関車」の異名を取った。また「ヌマさん」の愛称で親しまれた。
【経歴】
三宅村神着地区の名主の庶子として生まれる。
1918年に早稲田大学予科に入学する。父とはしばらく絶縁状態となり、稲次郎は万年筆の製造会社を友人と作って、自活した。早大では雄弁会と相撲部に在籍する。
1945年、日本社会党の結成に際し、組織部長に就任した。中間派の指導者であった河上丈太郎・三輪寿壮らが公職から追放されたため、自然と浅沼が中間派の中心人物となった。
1960年10月12日に日比谷公会堂で開催された自民・社会・民社3党首立会演説会に参加した浅沼は、演説中に突然壇上に上がって来た17歳の右翼少年・山口二矢に腹部を刺され、波乱の生涯を終えた。
浅沼が刺殺されると、全国で暴挙を非難する抗議集会や抗議デモがおこなわれ、集会に44万5000人、デモに37万人が参加したといわれている。浅沼に魅了されたマスコミ関係者も多く、浅沼の命日には毎年、浅沼にゆかりのある記者たちが一堂に会して、浅沼の死を悼んだという。生前は新聞記者から「政界ゴシップの素材が見当たらない時は浅沼を探せばいい」と言われ、「一日に五回、風呂に入ってくれ」といった無理な要求にも怒らずに対応した。 昭和天皇・皇室を敬愛していたことでも知られ、雑談中に昭和天皇を揶揄する発言をした新聞記者をいきなり怒鳴りつけたこともあるという。

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『人間臨終図巻 上巻』 山田風太郎著 徳間書店
浅沼稲次郎(あさぬまいねじろう (1898-1960) 62歳で死亡。 (一部抜粋しています)
「その日、昭和35年10月12日、日比谷公会堂の演壇に立った浅沼には、機関車になぞらえるいつもの覇気がなかった。右翼の野次を圧する声量がなかった。右翼の妨害に立往生する浅沼の顔からは、深い疲労だけが滲み出ていた。委員長になって以来、さらに激しくなった政治行脚を、もうその肉体は支え切れなくなっているのかもしれなかった。しばらくの中断の後、浅沼は再び演説を始めた。
『・・・・選挙のさいは国民に評判の悪いものは全部捨てておいて、選挙で多数を占むると』
そこで声を励まし、さらに、
『どんな無茶なことでも・・・・』
と語りかけようとした時、右側通路から一人の少年が駆け上がった。
両手に短刀を握り、激しい足音を響かせながら、そのまま浅沼に向かって体当たりを喰らわせた。
浅沼の動きは緩慢だった。ほんの僅かすら体をかわすこともせず、少し顔を向け、訝(いぶか)し気な表情を浮かべたまま、右脇腹でその短刀を受けてしまった。短刀は浅沼の厚い脂肪を突き破り、背骨前の大動脈まで達した。
少年はさらに第2撃を加えたが、切っ先が狂い左胸に浅く刺さったにすぎないと察知すると、第3の攻撃を加えるべく短刀を水平に構えた。
浅沼は驚きだけを表わした顔を少年に向け、両手を前に泳がせた。そして、4歩、5歩よろめくと、舞台に倒れた。
少年は、一瞬の空白の後で懸命に飛び出してきた10数人の私服刑事と係員に、凄まじい勢いで取り押さえられた。
浅沼はすでに意識がなく、間もなく絶命した。地はあまり流れなかった。それは脂肪が傷口を塞(ふさ)いだだけのことで、死因は出血多量だった。流れ出なかった地は体内で凝固し、その重さは1500グラムもあった」(沢木耕太郎『テロルの決算』)
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犯人の右翼の少年山口二矢(おとや)は、未成年の17歳であったため練馬の少年鑑別所に移されたが、20日後の11月2日独房内で縊死(いし)をとげた。

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