じじぃの「未解決ファイル_136_カンパンゴ」

ホットスポット 最後の楽園」 予告 NHKスペシャル 動画
http://cgi4.nhk.or.jp/eco-channel/jp/movie/play.cgi?movie=j_special_20101127_0743
福山雅治マダガスカルの動物と「愛のコミュニケーション」 Nスペ「ホットスポット」で 毎日jp
俳優の福山雅治さん(41)が出演するNHKの自然ドキュメンタリー「ホットスポット 最後の楽園」のマダガスカル編が30日、放送される。10年秋にマダガスカルを訪れ、キツネザルの仲間・インドリと交流した福山さんは、その交流を「国境、原語、DNAを超えた愛のコミュニケーション。ご覧になっていただくしかない」と冗談も交えて表現している。
http://mainichi.jp/enta/geinou/news/20110130mog00m200011000c.html
NHK世界遺産 | 世界遺産ライブラリー [マラウイ湖国立公園]
マラウイ湖はアフリカ大陸で3番目に大きな湖、面積は四国の1.5倍、マラウイの国土の4分の1を占めます。最大深度は706メートルに及び、500種以上の魚類が確認されており、そのほとんどがこの湖固有種というのが特徴です。
「シリーズ世界遺産100」では、マラウイ湖で一番数が多い「カワスズメ」の神秘の子育てを紹介します。繁殖期を迎えたオスのカワスズメは、口で砂を積み上げメスを迎える産卵の場を作ります。メスはオスが用意した産卵の場をめぐって、気に入ったオスのところで産卵します。産卵した後、メスは自分の口の中に卵をくわえ、受精卵を口の中で育てます。それは卵を狙う他の魚からわが子を守るためです。ようやく稚魚となったカワスズメの子は、母親の口の中から出てきますが、まだまだ危険がいっぱいです。そこで、カンパンゴという大きなナマズの子育てを利用しようとします。カンパンゴは岩のそばに自分の稚魚を隠すように子育てをしています。カワスズメの親にとっては、大きなカンパンゴのそばに自分の稚魚を預けるのは安全なのです。一方カンパンゴにとっても、カワスズメの親が周りを守るので、ありがたいことなのです。カワスズメとカンパンゴの子育てをめぐる共生です。
http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/card/cards089.html
ナマズ フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
ナマズ目は、硬骨魚類の分類群の一つ。35科446属で構成され、ナマズやギバチなど底生生活をする淡水魚を中心に、およそ2,867種が所属する。
【繁殖】
マラウイ湖に棲むギギ科のカンパンゴ(Bagrus meridionalis)は、孵化後に雌親が多量の未受精卵を産み、稚魚に食べさせる習性がある。S. multipunctatus の例とは逆に、カンパンゴの巣には多くのシクリッド類が稚魚を預けにやってくる。

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NHKスペシャル 「ホットスポット 最後の楽園」 2011年1月30日
【シリーズの旅人】福山雅治 【ナレーション】奥貫薫
地球には、今まさに消えようとしている、かけがえのない生命が息づいている場所がある。
"ホットスポット"と呼ばれる場所だ。NHKは3年の歳月をかけ、絶滅のおそれのある珍しい生物が集中している"ホットスポット"6ヵ所を取り上げ、最後の楽園でくり広げられる大自然のドラマと進化の不思議、尊い生命のきらめきを描き出す。最先端の特撮技術を駆使してとら えた、見たこともないような神秘的な光景。世にも不思議な動物たちの驚きの映像の数々―プラネットアースに続く大型自然ドキュメンタリーシリーズが1月から始まる!!
http://www.nhk.or.jp/special/onair/hotspot.html
どうでもいい、じじぃの日記。
1/30、NHKスペシャル 「ホットスポット 最後の楽園」を観た。
いくつか面白い映像があったが、ナマズの1種「カンパンゴ」という子育ては初めてだった。
番組はこんな流れだった。
福山さん。いつのころからか、都会を離れ、大自然の中に飛び込んでみたいと思っていた。今日、僕は地球一周の旅に出た。旅の目的はかけがえのない生命との出会い。目指した所は「ホットスポット」。消えゆく生き物たちに残された最後の聖域だ。人知れず光を放ち続ける尊い生命の数々。彼らの問いかけに僕の心はどう答えるのだろう。発見、驚き、感動、新しい出会いを求めて生命を求める旅が始まった。
ホットスポット。それは絶滅の恐れがある珍しい生き物が集中している所。地球から消えようとしている生き物たちの避難場所です。ホットスポットの面積は陸地の2%余り。そこに独特の進化を遂げた多様な生き物が暮らしています。類(たぐい)稀れな生命の数々。なぜ、その生命は地球の限られたところにいるのでしょうか。生き物たちの最後の楽園、ホットスポット大自然でくり広げられる尊い生命のドラマを見つめます。
福山さん。普段、滅多にお目にかからない珍しい生き物たち。今日の旅で出会ったこの中にいるはずです。ホットスポットとは多様な生き物が棲んでいる地域でありながら、本来、自然原生の7割以上が失われてしまっている場所。そうした場所がこの地球上にどれくらいあるかというと。現在34ヵ所のホットスポットです。今回のシリーズではその中でも特に特徴のある6ヵ所の地域を取り上げてみました。
マダガスカル
 アフリカ大陸の東、インド洋に浮かぶマダガスカル。原始的なサル。キツネザルを始め、世界にここしかいない生き物たちの宝庫です。
②ブラジル
 ブラジルの中央部に広がる草原、セラード。無数のアリ塚が立ち並び、シロアリが作り出す不思議な生態系が広がっています。
ニュージーランド
 南太平洋に浮かぶニュージーランド。ペンギン、キウィ、世界でも類を見ない飛べない鳥たちの楽園です。
④オーストラリア
 赤い大陸オーストラリアは乾燥に適した生き物たちの大地。袋を持つ哺乳類、有袋類は独特な方法で子孫を残します。
⑤アフリカ古代湖
 古代湖と呼ばれるアフリカの湖。世界でもっとも早く進化した魚たち宝庫です。
⑥日本
 水の魔法が作り出した奇跡の自然。そこには私たちのまだまだ知らない驚きの世界があります。
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今回、撮影した映像は最先端の技術を使って記録されました。アフリカ大陸の東部に横たわるマラウイ湖。そこには独特な方法で子育てする珍しい魚たちが棲んでいます。取材班はその不思議な生態を半年に渡って撮影しました。持ち込まれた機材の重さは何と2トン。撮影の最大のターゲットは世界で唯一というある魚の子育てです。
水中でナマズのような形の魚が小さな魚を捕食している映像が出てきた。
これがその魚「カンパンゴ」と呼ばれる巨大なナマズの仲間です。地面に丸い巣を作り、ペアで子育てをします。しかし、人が近くにいると驚かして自然な行動に出ません。今回持ち込んだのはNHKがオリンピックの撮影用に開発した「水中リモコンカメラ」。重さ250キロあるカメラを巣の横に置いて撮影することにしました。
巣があるのは水深20メートルほどの湖の底。200メートルほど離れた陸地にテントを張り、その中で無人カメラを操作します。およそ1ヵ月の間、昼も夜もカンパンゴの観察を続けました。そして、ついに捕えた貴重な映像がこちらです。
カンパンゴがゆっくり泳いでいるまわりに稚魚たちが群がっている映像が出てきた。
大きなメスを稚魚たちが追いかけます。一斉にメスのヒレビレのまわりに群がり始めました。実はこの時、メスは受精していない卵を産んで稚魚に食べ物として与えていたのです。小さな白い粒。これが卵です。
水中の映像では卵は透明に近いので、赤のマークで数十の卵に色で丸づけされている。
おこぼれにあずかろうとして他の魚も集まっています。世界の魚の中でカンパンゴだけが行う珍しい子育て。その決定的な瞬間をロボットカメラが捉えたのです。
じじぃの感想
自然が多様体であるからこそ、貴重な生き物たちを見ることができる。
毎年、ギリシャ国土ほどの原生林が地球上から失われているのだそうだ。
面白い番組だった。続きがあるとのことだった。