じじぃの「どうなる日本・世界が語る復活の処方せん!WISDOM」

プロジェクトWISDOM「どうなる日本 世界が語る復活の処方せん」 2011年1月3日 NHK BS
【司会】滝川クリステル野村正育 【コメンテーター】ウィリアム・オーバーホルト( ハーバード大学教授)、レナード・ショッパ(バージニア大学教授)、ジム・ロジャーズ(投資家)、フランツ・ヴァルデンベルガー(ミュンヘン大学 日本経済研究所所長)、マルク・アンベール(日仏会館研究センター所長)、張季風(中国社会科学院 日本研究所 主任研究員)、パク・セイル(ソウル大学大学院教授)、プレム・モトワニ(ジャワハルラル・ネルー大学教授)、エズラ・ヴォーゲル(ハーバード大学名誉教授)
中国に抜かれ、GDP国内総生産)が世界第3位に転落すると見られる日本経済。金融危機後、景気低迷にあえぐ欧米先進諸国からは今、"バブル崩壊の反面教師"として、また人類史上、例を見ない早さで人口減少を続ける国として注目を集めている。"失われた20年"の壁を乗り越え、日本はどうすれば復活できるのか。世界の英知、中でも"日本通"のWISDOMたちが、「日本復活」の処方せんについて、縦横無尽に語り尽くす。
http://www.nhk-g.co.jp/program/news_documentary/2011/006/index.html
どうでもいい、じじぃの日記。
1/10、再放送だったが、NHK BS 『プロジェクトWISDOM』で「どうなる日本 世界が語る復活の処方せん」を観た。
大体、こんなことを言っていた。(手抜きしている)
街を歩く大学4年生、「今日より明日の方が悪い」
失われた20年といわれ、閉塞感が漂う日本。
2020年には日本はどうなっているか
良くなっている ・・・ 40.9%
悪くなっている ・・・ 59.1%
第1部 低迷が続く日本を皆さんはどうなると思いますか
オーバーホルト氏、「アメリカではカーター大統領の時代、経済が低迷していたが、レーガンが大統領になって経済が良くなった」
アメリカのエコノミスト、「昭和の成功体験を引きずっている。リーダーが的確な指導をしていない」
ヴァルデンベルガー氏、「大きな波に社会が対応していない」
オーバーホルト氏、「今のように政治資金のあり方が続く限り、日本経済は再生しない。地域社会の利益を代弁している」
張氏、「アジアはこれから富裕層が増える。中国と結びついて行動すれば、成長が可能だ」
ロジャーズ氏、「移民を受けつけない、子供は生まれないとすれば、成長するわけがない」
『「人口減少経済」の新しい公式』や『2020年の日本人──人口減少時代をどう生きる』などの著者である政策研究大学院大教授の松谷明彦氏は次のように話す。
人口現象で日本のビジネスモデルが成り立たなくなる。薄利多売のシステムいは成り立たなくなる。日本にしか作れない高級品を作る。それには外国から優秀な人間を引き抜いてくる必要がある。
ヴァルデンベルガー氏、「移民政策で必ずしもドイツが成功しているわけではないが、介護とかの分野で優秀な外国人を取り込む必要があるだろう」
外国人にとって日本は働くのに魅力があるか
1位.スイス 2位.シンガポール 3位.アメリカ 4位.香港 ・・・・ 42位.日本
(19位.中国、33位.韓国)
張氏、「日本で仕事のビザを取りにくい。日本の文化、習慣にも馴染みにくい。外国人が働きやすい環境を作らないといけない」
日本の債務残高が他国に比べて圧倒的に高い。GDPの2倍。900兆円にもなる。
オーバーホルト氏、「財政赤字は大きな問題だが、女性が働く環境にもっていき、政治のスピードをもっと早めることが必要」
張氏、「消費税を上げる。ちゃんと説明すれば分かってもらえるはずだ。それと景気回復も大切だ」
ヴァルデンベルガー氏、「政治のリーダーがいない。国民は政治にあまり期待しないほうかいい」
張氏、「政治への不安感より、国民は自信をなくしてしまった」
第2部 日本の強みをどのように生かしたらいいのか
街の中国人、「中国で求められるのはメイド イン ジャパンだ」
ヴァルデンベルガー氏、「日本は研究開発に力を入れている。ポップカルチャ、漫画、ビデオゲームを伸ばしていけばいい」
ショッパ氏、「日本は社会インフラが整った国だ。都市のインフラが既に整っているのが強み」
アンベール氏、「誰もが持ち場につき、誰もがベストを尽くす。フランスでは日本はサービスの国というイメージだ。日本にきて日本人のサービスに驚く」
モトワニ氏、「技術が強くても生きていけない。グローバル戦略を持つこと」
ロジャーズ、「観光地、食べ物。すばらしいものがたくさんある。それにしては観光客が少ない」
街のスウェーデン人、「日本は多くのノーベル受賞者がいる。スウェーデンでも日本について教えることが多くなってきた」
野村氏、「日本のモノ作りはどうなると思うか」
モトワニ氏、「日本の製品は高価で、ほしいのだが手が出ない。イノベーションで安く生産できるようにして、外に出せないか」
ヴァルデンベルガー氏、「ブランド戦略を推し進めるといい」
野村氏、「ヴォーゲルさん、あなたは、30年前に『ジャパン・アズ・ナンバーワンアメリカへの教訓』を書いた。今、そのイメージは残っているのでしょうか」
ヴォーゲル氏、「中国、韓国に追い上げられているといっても、まだまだ、日本には優れたものがある。政治家がコロコロ変わってるのは良くない。リーダーは数年間リーダーシップをとる必要がある」
野村氏、「アジアで日本だけが取り残されているようだが」
ヴォーゲル氏、「東南アジアで日本の影響は大きい。英語で会話できるようにすることと、シリコンバレーに人を派遣すべきだ」
ショッパ氏、「日本はずっと雁行型経済システムだった。このシステムが邪魔をしている。アジアと対等という考え方になっていない」
野村氏、「日本は教育水準が高い。しかし、この10年、日本だけがアメリカへの留学がなくなってしまった」
ショッパ氏、「年長の労働者が仕事に就け、若者が仕事に就けるように、日本にビッグバンが必要だ」
ヴォーゲル氏、「日本の若者が積極的に海外に出ていくようになることが必要だ」
野村氏、「外国の人を日本に呼び込むことはできないか」
ヴァルデンベルガー氏、「日本の文化。観光地はすばらしい。英語で話せるようにしないといけない」
アンベール氏、「日本の文化はアニメ、漫画だ」
オランダのジャーナリストのウォルフレン氏が言う。
日本人は今、この社会がどこかおかしいと思っている。日本は経済成長を追い求めるべきでない。経済成長で本当の豊かさが得られるわけではない。これまでとは違った道を求めるべきだ。
アンベール氏、「経済成長はむしろ害だ。日本には「去るを知る」? という考え方がある。幸福についてもっと考えるべきだ」
ショッパ氏、「より柔軟になって、解放する。女性の市場も開拓すべきだ」
オーバーホルト氏、「外国との競争をむしろチャンスとして捉えるべきだ」
野村氏、「これからの日本への提言をお願いします」
ショッパ氏、「よりよくするため何をしたらいいのか。リーダーシップ、移民、女性、自分自身で解決する」
ロジャーズ氏、「すべてのものに規制撤廃すべくだ。シンガポールのように」
ヴァルデンベルガー氏、「不確実性を怖れてはいけない。リーダーが続けてすること。そうすればアジアに参加できる」
モトワニ氏、「経済を活性化させるためには、国内で内需を活発にさせること。海外労働者を受け入れること」
アンベール氏、「生活の質を高める。仕事中毒でない社会。日本のルーツを見直したらいい」
番組が終わって
滝川氏、「いろんなことが出ていましたね。私としては国内の成熟度を上げるようにした方がいいと思いました」