じじぃの「2011年・日本の生きる道!NHKスペシャル」

IBM SMARTER PLANET 広告 - Japan
http://www-06.ibm.com/innovation/jp/smarterplanet/adv/index1-2.shtml
IBM A IBM SMARTER PLANET 動画 YouTube
http://www-06.ibm.com/innovation/jp/smarterplanet/
ARC-FLASH Photocatalyst hydrophilicity test 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=lrk_Vv8vx2I
プライムニュース 「コマツ坂根会長に問う 今こそ必要な成長戦略 経済再生に最後の好機」 (追加) 2013年2月7日 BSフジ
【キャスター】八木亜希子、反町理、大山奏解説委員 【ゲスト】坂根正弘コマツ取締役会長 産業競争力会議有識者議員 日本経済団体連合会副会長)
安倍内閣が掲げる、日本経済再生への3本の矢。先日、日銀が物価目標2%の金融緩和を発表し、さらに、国会では大型補正予算の審議も始まった。大胆な金融政策、機動的な財政政策が動き出す中、これらの取り組みを一時のカンフル剤に終わらせず、次なる成長へと繋げていくことが、残る大きな課題。いわゆるアベノミクスの成否は、成長戦略をどう描いていくかにかかっている。
安倍首相は民間投資の喚起の方向性を示し、民間有識者らによる産業競争力会議を立ち上げた。そのメンバーで、コマツ取締役会長であり経団連副会長の坂根正弘氏を迎え、会合の模様や、その論点を聞きながら、今後の日本の成長戦略のあり方について考える。
過去、様々な政権が成長戦略を掲げながら、日本経済が長らく低成長に陥っているのは何故なのか? 企業経営の観点に基づく所見と、財界トップの視点から、国内産業の将来や海外展開のカギをどう捉えているのか? 日本の経済、産業、そして国の再生について、じっくり聞く。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d130207_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d130207_1
NHKスペシャル 「2011 ニッポンの生きる道」 2011.1.1 動画あり
【キャスター】関口博之、伊東敏恵
【ゲスト】パデュー大学特別教授 根岸英一コマツ会長 坂根正弘一橋大学教授 米倉誠一郎日本政策投資銀行参事役 藻谷浩介、愛知淑徳大学教授 真田幸光
激しい円高、雪崩をうつ企業の日本脱出、雇用の崩壊…。得意だったはずの「ものづくり」でも韓国や中国に技術で追いつかれ、原発高速鉄道の受注競争などで競り負ける場面が続いている。しかし本当にニッポンは力をなくしたのか?まだまだ強みはあるのではないか?自信を持ってやるべきことをやり、変えるべきを変えて2011年を力強く歩み出す、年頭のメッセージを送る!
メインゲストは2010年のノーベル賞受賞者根岸英一博士。「悲観的な議論からは何も生まれない。前を向いて建設的に考えるべきだ」という博士の前向きな言葉から、番組は始まる。そしてニッポンが今も保持する「強さ」を確認しながら、しかし世界経済が大変革期を迎える中で「安くていいモノをこつこつ作ってさえいれば報われる」というこれまでの発想を根本的に変える局面にきていることを指摘。現場の取材を織り交ぜながら、どんな転換をしていくべきか専門家が具体的に提言していく。
そして就職難に直面するなど未来を描けない若者にも、根岸博士が熱いメッセージを送る。
http://cgi4.nhk.or.jp/eco-channel/jp/movie/play.cgi?movie=j_special_20110101_0800
どうでもいい、じじぃの日記。
1/1、NHKスペシャル 「2011 ニッポンの生きる道」を観た。
後半部
大体、こんな内容だった。 (手抜きしている)
米倉さんがアメリカのIBM本社に向かう映像が出てきた。
米倉さん、(歩きながら)「こういうふうに地球が変わる。そしてより大きなビジョンに向かって走り出したって。僕、最近すごい衝撃を受けたんですよ」
かってはコンピュータ界の巨人と呼ばれたIBM。しかし90年代以降、主力のパソコン事業などを次々と売却。モノを売る企業からサービスを売る企業へと変わっていきました。そしてある大きな理念を掲げました。
米倉さん、(IBM本社の大きなパネルの前で)「これですよ。スマーター・プラネット。新しい概念。我々がもっと早く気がつかないといけなかった概念がここで始まっているんだなって、感じますね」
スマーター・プラネット(Smarter Planet)。スマート・シティのように効率化の対象が電力だけに頼るのではなく、地球上のありとあらゆる課題に解決策を提示しようというビジネスです。
従来の発想が自社の製品。つまりモノからそれを使って解決できることを見つけ、理想へと向かうのとは全く逆の考え方がそこにあります。まず何を目指すべきかをはっきりと掲げ、それを実現する解決策を見つけ出し、最後にモノを必要に応じて当てはめていきます。自社の製品に縛られなくなり、手掛ける分野は生活のあらゆる分野に広がります。
アメリカ・テキサスの高速道路の映像が流れる。
モノをほとんど売らずに解決することも少なくありません。交通重態の緩和、交差点ごとに交通の情報を細かく取り、信号が変わるタイミングを最適化。新たな道路建設も信号機の交換もなく交通渋滞を解決します。IBMはモノから脱却することで以前より売り上げを伸ばすことに成功したといいます。
米倉さん、「企業の理念というのが大事だなと思うのは、日本の企業がちっちゃな所に向かい始めたのに対し、世界のいい企業は結構大きな理念を掲げ始めたのです。たとえばグーグル。世界の情報を集め、整理して、皆さんに自由に届けることですね。IBMのスマーター・プラネット。この地球を賢くするんだ。そういうふうに大きな理念を掲げている背景には揺るぎないビジョン、未来はどこにあるんだということをあえて企業が明確に言い出していると思っています。僕は今こそ日本がどういう所に向かっていくかというと、アジアに行くしかないと思っています。やはり、どんな所でもにぎわっている所に行かないと、その存在感を得ることはできない。しかし、そこに今の技術を持って行ったら、絶対に地球がもたない。この地球がもたないということに対して、モノではなくて全体のソリューション(解決策)を、さらに言えば高齢化社会。我々の言葉でいうと、モノからソリューション。それが日本の揺るぎない未来だと思います」
伊東さん、「ターゲットがソリューションという。どうして日本企業のなかにできないのはなぜなんでしょうか」
米倉さん、「日本が失われた20年とか言われているうちに、メンタルもすごく後退してしまって皆が内側を向いている。やはり、世界を見なくなったというのが直接の原因だと思います」
関口さん、「具体的な例で坂根さんのところを伺いたいんだけれど」
坂根さん、「うちは20年前から、鉱山用のダンプを無人化しようと、無人化の話をアメリカ人にしたらダンプトラックだけを無人化して、ビジネスをどうしようとしているんだと聞かれて、遠隔操縦にしてLANで結ぼうと。既にあるんです。その会社を買収しました。ビジネスモデルを最初に考えるのはアメリカなんですよ」
関口さん、「それを新興国市場にあてはめようとしてみると、日本は新興国市場のニーズを正確に捉えているのか」
米倉さん、「僕はすごく面白い話を聞いたんですけど。インドでマッキンゼーの方が日本の家電・電気メーカーとサムスンとで何が違うかというと、日本の支店長は着いたその日から帰る日を考える。2年間早く終わらないかと。サムスンは10年以上そこに滞在して、子供たちも全部現地に住む」
藻谷さん、「私も1年間シンガポールにいたんですけど、単身赴任で行くよりも子供はシンガポールの学校に行ったほうが現地のためになると思いませんか。全く日本国内にしか通用しない日本語の学校にこだわって」
米倉さん、「ガラパゴスです」
藻谷さん、「そうです。全くそれこそガラパゴスです」
真田さん、「私は台湾とか韓国の専門ですけど、韓国では社長自ら、現地の辺境地に入って単身じゃなく、工場の上に自分の宅を作って、そこに家族を呼んで住み、韓国人の感性でモノを作っていく。だから韓国の強さがインドとか中国で発揮できる」
米倉さん、「だから、(韓国は)ニーズをしっかり掴んでいる。たとえば、インドのテレビ。ボリュームがミュートのかわりにボリュームが大きくなる。それはインド映画というのは突然、歌と踊りになるんですよ。何の脈絡もなく、その時に音楽をバーンと聞きたい。そんな発想が日本から浮かびませんよね」
伊東さん、「現地にいないと絶対、分からない情報ですよね」
関口さん、「まず、ソリューションというのはユーザー側の不便とか不都合とかを解決する。そのために行きますよね。そうすると、メーカー側にも非常に有益な経営情報が入ってくることなんですね」
米倉さん、「日本のロボットも凄いと思うんですけど、ペットロボット。あれ、高齢化社会に必需品だと思うんですよね。一番心配なのは独居老人のガスの締め忘れ、電気の消し忘れ。何かあれば電子メールで知らせる。そうすれば医療機関とも結びつけられる。地域とも結びつけられる。老齢化社会の波が日本に遅れて中国にもくるわけですよね」
藻谷さん、「中国は今、日本の20年前と同じ人口構造です。中国も2040〜2050年になると65歳以上の数が多くなり、世界最大の高齢者激増地域になります。ということはソリューションを先に作っておけば、巨大マーケットが立ち上がるということです」
解決策が求められる時代。ノーベル賞を受賞した根岸さんは今こそ、日本の叡智を結集して人類共通の課題を解決すべきだという。突き抜けた技術開発を世界に先駆けることが日本の生きる道だと訴えています。
海中の映像が流れる。
海に溶け込んだウランを取り出す世界最初の先端研究が日本で進められています。(実験装置が映像に出てきた)これは特殊な加工を施したポリエチレン。海水に浸けるだけで黄色いウランがくっつきます。最近の研究でウランを回収する効率が劇的に上がり、世界で唯一産業化も視野に入ってきました。
地球温暖化を防ぐことも人類共通の課題です。森が太陽の光を浴びて行う光合成二酸化炭素から有機物を作り出す、この働きを人工的に行うという研究でも日本が世界をリードしています。「光触媒」と呼ばれる金属の粉です。光を当てるとさまざまな物質を分解することができます。水を分解する実験、酸素のアワが勢いよく出てきます。この技術を応用し、二酸化炭素を効率よく分解できるようになれば、世界の環境問題を根本から解決できる圧倒的な技術を日本が手にすることができるのです。実は根岸さんも研究テーマとして人工光合成に挑もうとしています。地球温暖化の解決という前人未踏の技術。その実現に今こそ本気に取り込むべきだと訴えます。
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じじぃの感想
根岸さんが一緒に日本で研究開発できたらいいと思うんだけど。