じじぃの「萎縮する日本!朝まで生テレビ」

朝まで生テレビ!元旦SP 「萎縮する日本!!行き詰まりからの脱却ツイッターも生導入!」 2011.1.1 テレビ朝日
[司会]田原総一朗 [進行]長野智子渡辺宜嗣
[パネリスト]細野豪志民主党衆議院議員)、片山さつき自民党参議院議員)、 辻元清美(無所属・衆議院議員)、東浩紀(批評家)、池田信夫(経済学者)、上杉隆(ジャーナリスト)、森永卓郎(経済アナリスト)、勝間和代(経済評論家)、加藤嘉一(コラムニスト)、長谷川幸洋東京新聞中日新聞論説副主幹)、森本敏拓殖大学海外事情研究所所長)、猪子寿之(チームラボ代表取締役社長)、湯浅誠内閣府参与、反貧困ネットワーク事務局長)
萎縮する日本!!行き詰まりからの脱却
萎縮①財政破綻ポピュリズム政治
萎縮②国家と安全保障
萎縮③情報とメディア

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どうでもいい、じじぃの日記。
1/1、テレビ朝日 朝まで生テレビ!元旦SP 「萎縮する日本!!行き詰まりからの脱却ツイッターも生導入!」を観た。
大体、こんな内容だった。 (エンデングのみ)
長野 長時間にわたって議論ありがとうございました。ずっとお話をうかがって思うんですが、いろいろ萎縮する日本ということで、いろんな分野でうかがってきたのですけど、コンプライアンス(法令順守)と多様性というキーワードがすごく残っています。実際問題、これを脱出するためにどうしていけばいいかということが、ちょっと見えないんですけど。
田原 たとえば、経営者が悪いんですよ。どうも経営人に変えようという意識がないんだ。
上杉 経営人もそうですけど、政府も国家も個人も、常に日本社会って正統化することから始まるんです。正統化するという感覚を変えて失敗もいいんだと。
田原 今、何より閉塞になってちょうどいい。
渡辺 ちょうどいい?
田原 だから、渡辺君は夕方になって、ばんばんやればいい。
長野 ウィキリークスの取材をずっとヨーロッパでしていたんですけど、既存のメディアというのはどんな国でも権力構造に組み込まれている。いろんな意味で。だからすべてオープンにして、すべて情報公開することに萎縮する。ただウィキリークスはほんとに今年誕生した完全な無所属、無国籍のネットワークで何の圧力も受けない。というのが生まれてきた。たとえばメディア1つとっても、売れるマンションだけ並べていればいいマーケットじゃないじゃないですか。そういうときに視聴率やニュースもドキュメンタリもバラエティも全部評価されてしまうというなかで、どうしていけばいいかという。
田原 ぜひ言っておきたいことを何でも言ってください。
加藤 私は日本を7年離れて思ったことは、人でもモノでもお金でも情報でもいいんですけど、流動性、流動化を促進するような制度設計をしましょうというのが7年かけて考えたことです。たとえば、人が出ていく、人を引き込む。そのなかで法人税の問題なんかも出てくるわけですけど。後は国内では正社員、正社員でない人とか含めて、人材がどんどん流動化して、そのなかで活力を。閉塞感が議論されているなかで、日本こぼれるなと。日本が中国から刺激を受けるのもいいしね。
池田 僕も加藤さんの意見に全く賛成で、流動化するというのはもう1つ価格メカニズムからいうと、ちゃんと競争原理とか市場原理が働くようにするということだと思う。湯浅さんの意見もよく分かるし、格差を縮めなければいけないというのはよく分かるけど、下の人を上げるというのも必要だけど、上の人を下げるということがないと格差は縮まらないわけですよ。つまり下の人を上げるという話は誰でもニコニコして聞いてくれるんですけど、上の人を下げる話にすると批判をあびるわけよ。
田原 特に政治家だ。
池田 この点については自民党民主党も一切譲らない。さっき加藤さんが言ったように正社員が非常に守られすぎているということが非常に大きな問題なわけです。
長谷川 尖閣ビデオ、政治、経済、社会、検察までも、全部壊れてきたでしょう。これが今日のタイトルになっているんだけど、実は僕はこれでいいんだと思っている。一言でいうと崩壊してきているんですよ。このプロセスは今年もどんどん加速する。これはいいことだ。なぜなら、流動化するというのと一緒ですけど、壊さなければ新しい組み立てができない。壊れなかったことが今の閉塞感を生んでいるんで、壊れることはいい。
森永 流動化するというのは賛成なんですけど、解雇規制をゆるめてどんどん首を切ると何が起きるかというとリーマンショック以降の大きな教訓が生きているんですよ。デンマークは解雇規制をゆるめた。結果的にどうなったかというと失業率は倍になった。アメリカも倍になった。ところが解雇規制に激しいオランダはあまり上がっていない。
池田 逆ですよ。
湯浅 リスクを取れるようにするというのはいいと思います。ただリスクを取れるためにはどうすればいいか。それは最低限の安心がなければ取れません。だからそのことをセットで考えないかぎりリスクを取れといっても、現実には取れない。
勝間 リスクを取って成功した人の足をひっぱらないということ。とにかく、ひっぱらないという文化を皆で作らないと、自分たちも一緒になって足をひっぱっているわけですよ。
辻元 社会の「絆」の回復。居場所と絆と出番の回復をしないと私は成長はないと思うんです。
猪子 寛容になってほしいですね。おこんない社会になってほしいですね。寛容とは倫理的に許せないことをそれでも許すということだと思う。(猪子さんは表現の自由から、児童ポルノの規制強化に反対していた)
上杉 ずっと10年間記者クラブ問題を言ってきたというのは、まさに今日のテーマなんですよ。日本のこの萎縮とか、行き詰まりとか、硬直とか、作ってきた制度なんです。戦後、新規参入ゼロ、倒産ゼロ、こんな業種形態というのはないわけですよ。でも実質上、通信法、電波法とかくだらないことで業界を分けているうちに、世界はとっくに終っているわけですよ。そういう硬直化をやるんだったらメディアが率先して自由な社会へ一歩歩み出すと。
田原 この番組をメディアの経営者は見てほしいね。
細野 この番組に出て、民主党の原点は何だったのかを考えていた。民主党はもともと多様性ということを言ってきた。この1年を振り返ると少し政策など硬直化してきたと思った。
渡辺 この番組を聞いていて思ったのはリセットを怖れない。リセットを怖れない勇気を持つこと。民主党が政権を取ったとき国民はしがらみのない政権ができると思った。民主党は今、そのしがらみにがんじがらめになって硬直化している。これは政治のなかの閉塞感だと思った。
田原 小沢さんと菅さんが辞めればよくなるんじゃない。
細野 私が提案するのは2つ。1つは党として綱領をもう1回作って原点を見つめ直すこと。もう1つはマニュフェストをきちっと区分けして、何が出来て何が出来ないのか、出来ないことについて国民にお詫びしなければいけないと思う。
森本 東アジアというのは今、もっとも不安定な状況にある。今年から来年にかけて2年間、どう乗り切るかということが大切なんだけどね。国内がこんな状態だと乗り切れないんじゃないのか。若い人に求めたいのは自分の目標を自分で持つようにしないといけない。
片山 民主党政権で安全保障を含めて、日本の国益が損なわれている。民主党は解散、総選挙をしてほしい。
田原 今解散したら負けるに決まっているんだから、解散するわけがない。
  私は朝日新聞の仕事もしたけれども、ツイッターは5万、朝日新聞は800万なのに読者の圧力が違んですよね。深さのようなものを考えたときに、今のソーシャルメディアが新しいものに動く力になってくるのかもしれない。ニコニコ動画にこの1年参加したが、深さが違う。
長野 テレビを見ている人のアンケートが出ました。
Q.日本を"萎縮"させたのは何か
1.マスメディア      140件
2.政治家         90件
3.民主党         65件
4.日本の国民性     58件
5.自民党         34件
6.迷走している政治   31件
7.教育問題        22件
8.官僚           21件
9.不況           21件
10.外交力の低さ    19件
じじぃの感想
意外と中国が話に出てこなかった。
アンケート結果を見ると、マスメディアが閉塞感を煽っているということなのか。
上杉さんが失敗してもいい社会とか言っていた。寛容な社会になってほしい。