じじぃの「デトロイト化する日本?週刊現代」

Detroit CITY 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=vE21mRGXpdY
Ghost Town 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=lleQPaALSLo
むやみな都市化の推進でゴーストタウン化する都市が続出―中国 2010-11-07 レコードチャイナ
モバイル版URL : http://rchina.jp/article/46736.html
2010年11月1日、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは「再開発ブームが各都市を席巻」と題した記事を掲載し、北京五輪や上海万博の成功に刺激を受けて、中国各地の政府が都市化の推進を目的にさまざまなプロジェクトに力を入れているが、都市開発が進むことによって各都市の特徴が無くなり、新都市はゴーストタウン化していると報じた。4日付で環球時報が伝えた。
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=46736
世界の鉄鋼ランキング 世界四季報
2000年 1位.新日本製鉄 2910万トン 2009年  1位.アルセロール・ミッタル 7320万トン
      2位.ポスコ     2850万トン       2位.河北鋼鉄集団 4020万トン
                              3位.上海宝鋼集団 3890万トン
                              4位.武漢鋼鉄    3030万トン
                              5位.ポスコ      2950万トン
                              6位.新日本製鉄   2760万トン
http://4ki4.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-e4c6.html
『週間現代』 11月20日
「転落するデトロイトを見て、日本を思う」 神谷秀樹氏の現地リポート (一部抜粋しています)
残っているのは、この街を離れたくても離れられない老人と子供。それに家を売っても住宅ローンを返せないで仕方なく住んでいる人たちです。彼らは、ただでさえおカネがない。その上、働き口を見つけられないため、貧困にあえいでいます。実情を数値で見ると、よくわかります。同市の失業率は約23%。年収が200万に満たない貧困層の割合は約34%で、全米中で最悪水準となっているのです。
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デトロイト大恐慌に陥ったのは、経営者も労働者も行政もかっての栄光にすがって、「これ以上は悪くならないだろう」「いつかは良くなるだろ」と現実を直視しなかったからです。このデトロイト没落の過程を見ると、いまの日本の姿とそっくりだと気付かないでしょうか。
中国、インドなど新興国が台頭する中で、低価格の自動車、電気製品に日本の製造業は圧迫されている。その現実をあえて見ないかのように、経営者は新商品開発を怠り、価格競争に没入、従業員はコストカットや工場の海外移転を批判し、高い給料を維持しようと必死です。
政府がとる経済政策も、カンフル剤を打つだけの「対症療法」ばかり。企業防衛のためにエコカー補助金・減税やエコポイントなどを打ち出したが、これもメーカー各社への、「延命処置」に過ぎない。日銀のゼロ金利政策にしても、おカネをじゃぶじゃぶ市場に注入することで、企業に不採算事業の整理を先送りさせているだけです。それなのに経営者も政治家も売り上げが伸びたことを喜び、「これで良くなる」と思っているのです。
日本の危機はもう、寸前まで来ています。いまはアジア、中南米の労働者が日本へ出稼ぎに来ていますが、このままいけば日本人がそれらの国々に行って雇ってもらうことになる。すでに中国の工場へ、ものすごく安い賃金で働きに行く日本人学生が出てきています。先日、ある日本の財閥系企業の幹部と話していたら、こんなことを言っていました。
「都心にいると、どこに不況があるかわからない。でも自分の住む郊外へ戻ると、金型工場がつぶれている。そして職を失った人が、どんどん住宅を売りに出している」
日本の「デトロイト化」は、すでに始まっているのです。

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どうでもいい、じじいの日記。
『週間現代』 11月20日号に「『転落するデトロイトを見て、日本を思う』 神谷秀樹氏の現地リポート」が載っている。
国の栄枯盛衰は何を見れば分かるのだろうか。
日本の新日本製鉄は2000年には世界の鉄鋼ランキングで1位だったが、2009年には6位に転落している。生産量ではほとんど同じなのだが、中国、インド、韓国の伸び率が大きいのだ。
1960年代までアメリカの自動車産業を支えてきたのは鉄の街ピッツバーグだった。鉄は国家なり。鉄の生産国はアメリカから日本へ、そして中国に移った。それと連動するかのように自動車もアメリカから日本へ、そして中国に移ろうとしている。
「都心にいると、どこに不況があるかわからない。でも自分の住む郊外へ戻ると、金型工場がつぶれている。そして職を失った人が、どんどん住宅を売りに出している」
ピッツバーグは一時、衰退した。しかし復活したのである。
ピッツバーグはハイテク産業をはじめ、保健、教育、金融を中心とした産業構造へと転換し、地域経済を再生させた。2008年に入ってもピッツバーグの住宅市場は安定し、求人は増加した。
日本がデトロイト化するのか、ピッツバーグのようになるのか、今がその分水嶺なのである。