じじぃの「ぼけっと、Eモニ_100803」

10-02-11 鉄鋼用石炭 価格改定 四半期ごとに 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=Uf86KPjqExY&feature=related
「高炉の牙城」へ安値攻勢 韓国ポスコ、自動車鋼材など拡販 2009年5月4日 国内経済ニュース
http://fsi.news25.biz/2009/05/system-8142.html
E morning テレビ東京
【司会】水原恵理 【スタジオゲスト】楽天証券・投資顧問 大島和隆、日経ビジネス編集長 寺山正一
日経ビジネスとのコラボ企画第2弾。日本の重厚長大企業に注目。国際競争力の弱体化が言われる中、日本企業はどう戦っていくべきか。
http://www.tv-tokyo.co.jp/emorning/
どうでもいい、じじぃの日記。
8/3、テレビ東京 朝のニュース番組『Eモニ』をいつものように、ぼけっと観た。
今日の注目 (大島和隆氏)
●上海総合指数 2ヵ月ぶり高値
●欧州銀行収益好調
アメリカISM製造業景況指数 予想上回る
特集
重厚長大産業 背水の陣」
大体、こんな内容だった。
成長する中国やアジアとは裏腹に停滞を続ける日本経済。日本が世界に誇る重厚長大産業の先行きは不透明です。鉄鋼業界でトップの新日本製鉄、技術面では世界をリードするものの最近ではアジアの進行メーカーに押されぎみです。
新日本製鉄 谷進一副社長、「自動車向けに早い段階からアメリカ、タイにも鋼板の基地を持っている。(顧客に合わせた)現地生産化は今後も万全の態勢でのぞむ」
しかし、10年前に粗鋼生産の世界シェアは2000年1位→現在6位にまで転落。その上、日本の鉄鋼メーカーにとってショックな出来事が起きました。
先月、日産の新型グローバルコンパクトカー「マーチ」。100万円を切る価格を実現するために、部品調達から製造までタイで行い、タイで生産された車を日本に逆輸入されています。しかし、このマーチに鋼材を提供するのは日本の鉄鋼メーカーではなく、中国や韓国の鉄鋼メーカーなのです。
自動車メーカーは消費の中心を新興国にシフトしていて、日本の鋼材は価格面で敬遠された格好になりました。果たして日本の重厚長大産業に復活の目はあるのか検証します。
日経ビジネス編集長の寺山正一氏が解説する。
水原 (『日経ビジネス』の雑誌を取り出して)『日経ビジネス』に特集「重厚長大産業、背水の陣」が載っていますが、日本の重厚長大産業が世界をリードしていたのは、もはや昔なのでしょうか。
寺山 日本は1980年代〜1990年代までは日本は世界一の粗鋼生産国だったのです。しかし、今は6位まで落ちてしまいました。
水原 (パネルを取り出して)電炉生産量がかなり減っています。
電炉生産量が激減(縮む経済、弱まる競争力)
生産量 2000年 3000万トン → 2009年 2000万トン
企業数 2000年 38社 → 2009年 37社
寺山 鉄鋼生産量が2000年から2009年まで3分の2に減っています。にもかかわらず会社は1社しか減っていない。
水原 1社しか減っていないとは。
寺山 過当競争になっています。建築資材の棒を例にとると日本と韓国との価格差は7倍位あります。
水原 日本は高品質で立ち向かえばいいのでは。
寺山 しかし、重厚長大産業は数が力なりなのです。
水原 (パネルを取り出して)世界の鉄鋼ランキングで日本は2000年には世界一だったんですね。
世界の鉄鋼ランキング
2000年 1位.新日本製鉄 2910万トン 2009年  1位.アルセロール・ミッタル 7320万トン
      2位.ポスコ     2850万トン       2位.河北鋼鉄集団 4020万トン
                              3位.上海宝鋼集団 3890万トン
                              4位.武漢鋼鉄    3030万トン
                              5位.ポスコ      2950万トン
                              6位.新日本製鉄   2760万トン

寺山 日本が大きく生産量が減ったわけではない。、たとえばアルセロール・ミッタルは欧州とインドの会社だが世界的な再編が進んだり、中国の経済の急成長で中国の鉄鋼業が成長したことで、日本は相対的下がってしまった。
水原 (パネルを取り出して)量のシェアがなくなると、どういうデメリットがあるのか。
流通のイメージ
原料  →  鉄鋼  →  自動車 (世界競争は質より量)
資源メーカーが中国と交渉して原料の価格が決められている
寺山 10年前は新日本製鉄が直接、資源メーカーと交渉していた。今は中国のメーカーが資源メーカーと交渉して原料価格が決められている。新日本製鉄は決められた価格で買わなければいけなくなった。
日本でも鉄道インフラとか水ビジネスで官民一体となったプロジェクトが始まった。
三菱重工 河本雄二郎常務、「1企業が採れるリスクは限られている。一緒にできるものがあればやりたい」
東芝 村岡富美雄副社長、「ボリュームゾーンはシェアの拡大。原発などのインフラ関係も確実に対応する」
日本の重厚長大産業が成長産業へと生まれ変わるには何が必要なのでしょうか。
水原 再編こそ「成長戦略」とは。
寺山 日本には高級品質の製品を作る技術はある。無いのはスケールメリット(規模効果)なんです。再編でスケールメリットを出していけばいい。
水原 (パネルを取り出して)韓国は再編が進んでいます。
韓国企業の再編
鉄鋼車両  → 現代ロテム
石油化学  → サムスントタル、LG化学、湖南石油化学
半導体    → サムスン電子、ハイニックス半導体
自動車    → 現代自動車
寺山 韓国は1998年の世界金融危機IMFの管理下に入ったのです、それを機会に世界に勝てる会社に再編が進んだ。
水原 日本ではこのようなことができるのでしょうか。
寺山 価格競争力を失っていく、アジアの競争戦略で乗り遅れていく。日産のマーチですら日本の鋼材を使わない。せっかく技術のある会社がいっぱいあるのだから、一緒になって"All Japan"で攻めれば、十分アジアでやっていけます。攻めの再編をやってほしい。
じじぃの感想
韓国は追い詰められて今のようになった。
日本も、もっと危機感を持つ必要があるようだ。