じじぃの「薬で治す肺がん・FAS阻害薬!医療の現場」

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医師・研究者一覧
http://www.ampo.tv/d/main
片岡 一則 - FIRSTサイエンスフォーラム
東京大学大学院教授 片岡一則
すい臓がんは、生存率が非常に低く、難治がんとして知られています。
私たちは、合成高分子の分子集積技術によって精密に粒径制御したナノカプセルがすい臓がんに効果的に集積し、搭載した抗がん剤の有効性を飛躍的に高めることを明らかにしました。ナノカプセルはすい臓がんの画期的な治療薬をもたらすことが期待されます。
http://first-pg.jp/about-us/kataoka-kazunori.html
NEWSアンサー 「がん治療最前線 “動く患部”も狙い撃つ!」 (追加) 2013年11月7日 テレビ東京
【キャスター】大浜平八郎、倉野麻里
●ナノカプセル投薬
最新の治療法では「がん」だけをピンポイントで狙い撃ちすることができるようになっています。
抗がん剤を微小カプセルに包んでがんの患部に届ける薬の送達システムの最新研究を伝えます。
数年後の実用化を目指し、乳がんやすい臓がんなどの抗がん剤で治験が進められています。
がん細胞を狙い打つピンポイント治療は、より多くの人の患者さんを救うことになりそうです。
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/newsanswer/life/post_53676
NHKスペシャル 「病の起源第1集がん 〜人類進化が生んだ病〜」 2013年5月19日
第1集は、人類最大の脅威となっている病“がん”。日本人の2人に1人が患い、3人に1人の死因となっている深刻な病気だ。“がん”は、多細胞生物に宿命の病と言われてきたが、自然界の動物では、ほとんど見つからず、進化の隣人チンパンジーでさえ、“がん”で死ぬ個体は極めて稀だ。なぜ人類だけが、これほど“がん”になり命を落とすのか。その答えは、人類が二本の足で歩き脳を巨大化させてきた陰で、宿命として抱え込んでいたことにあることが、最先端の研究から明らかになってきた。実はヒトは、他の動物に比べ“がん細胞”が増殖しやすい条件を、進化の過程で幾つも抱え込んでいたのである。“がん”を増殖させ続ける遺伝子、“がん細胞”の栄養源を大量に作ってしまう仕組み、そして“がん細胞”の増殖を防いできた体内物質の減少など・・・。
進化の陰で宿命として“がん”になる種が埋め込まれていた人類の体。私たちはどう“がん”に向き合い、闘っていけばよいのか、進化の過程から紐解いていく。
人は動物の中でも特にがんになりやすいです。がんで亡くなる日本人の割合は30%ですが、チンパンジーのがんによる死亡率は2%しかありません。同じ多細胞生物でもなぜここまで違うのでしょうか。理由の一つが脳の巨大化。人類の祖先は進化する中で石器などの道具を作り始めました。脳が巨大化し高度な知性を持つようになったのです。脳が巨大化した理由はFASと呼ばれる酵素にあると考えられています。細胞の材料となる脂肪酸を作り出す酵素です。ほとんどの動物にFASはありますが、人類のFASは他の動物よりもはるかに多く脂肪酸を作ると言われています。そのため、脳が発達し高度な知性を持つようになったと考えられているのです。しかし、最先端の研究によってFASの別の側面が見えてきました。FASが作る脂肪酸は幹細胞の分裂も促していたのです。人類は知性と引き換えにがんになりやすくなったのです。
FASが、がんの増殖に関わっていることを突き止めたのはジョンズ・ホプキンス大学のガブリエル・ロネット博士です。
このFASの働きをブロックする物質を見つけ、3年前精製に成功しました。このFAS阻害薬(C31)は正常な細胞には影響を与えず、がん細胞の増殖を抑え死滅させることが確認されています。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0519/
九大、がん幹細胞の撲滅による新しいがん治療法の開発に成功 2013年3月19日 WEBジャーナル
科学技術振興機構課題達成型基礎研究の一環として、九州大学生体防御医学研究所主幹教授の中山敬一氏らは、細胞周期を調節するたんぱく質であるFbxw7を抑制することによって、がん幹細胞を直接たたき、生存率を大幅に改善させることに成功した。
本研究チームは、がん幹細胞が静止期にとどまる機構を明らかにし、その中心的なたんぱく質Fbxw7を発見した。実際に慢性骨髄性白血病モデルマウスで人工的にFbxw7を欠損させると、白血病のがん幹細胞が静止期から追い出され、増殖が再開して抗がん剤で死滅した。つまり「Fbxw7の抑制」+「抗がん剤」の併用により、治療後の再発を減少させ、生存率を大幅に改善させることに成功した。このがん幹細胞を撲滅する新方法を「静止期追い出し療法」と命名した。
http://optronics-media.com/news/20130319/2963/
肺がんの原因遺伝子の発見とその臨床応用 科学技術振興機構
肺がんの原因遺伝子EML4-ALKを発見 一部の肺がんで画期的な効果「飲み薬でがんが治る」時代へ
http://www.jst.go.jp/seika/01/seika18.html
肺がんに対する分子標的治療の動向 2010年7月号 重茂浩美
文部科学省科学技術政策研究所から毎月発行されている「科学技術動向」という雑誌がありますが、7月号に「肺がんに対する分子標的治療の動向」という記事が掲載されています。ライフサイエンスユニットの重茂浩美氏によって書かれているものですが、分子標的治療について分かりやすく解説されています。
肺がんに対する分子標的治療の動向(PDF全文)
http://paxxmedia.blog38.fc2.com/blog-entry-461.html
EML4-ALK 融合遺伝子阻害剤が臨床入り
http://medical.nikkeibp.co.jp/all/data/cancerex/apos100428mm.pdf
鳥越俊太郎 医療の現場!「がん細胞を狙い撃ち!分子標的治療薬の実力!ある肺がん患者の治療に密着」 10月23日放送 BS朝日
【司会】鳥越俊太郎 【アシスタント】野村真季 【ゲスト】千葉県がんセンター副センター長 木村秀樹
がん治療において画期的な薬が開発されました。
その名は「分子標的治療薬」
正常な細胞までも攻撃する従来の抗がん剤とは違い、 がん細胞のみをピンポイントで消滅させるといいます。
ある末期の肺がん患者に投薬その驚くべき効果とは!?
http://www.bs-asahi.co.jp/genba/1010.html#04
どうでもいい、じじぃの日記。
10/23、『鳥越俊太郎 医療の現場!』の「分子標的治療薬の実力!ある肺がん患者の治療に密着」を観た。
大体、こんな内容だった。
肺がんを発症する人が年間約66,000人、肺がん発症の5人に4人が死亡しています。
肺がんを患った患者(男性:40代)の画像です。肺以外にもがんが転移しています。しかし、ある薬を投与したところ、4ヵ月で治癒(ちゆ)しました。この薬は「分子標的治療薬」です。
千葉県がんセンターが映像に出てきた。
中年女性の肺がんを患った患者が「分子標的治療薬」で治療を受けている。
肺がんの原因遺伝子ALKの配列が突如、逆になる。分子標的治療薬はALKの遺伝子異常が起きている細胞のみを攻撃することができる。
女性患者、「副作用は少しありますけど、良くなっています」
千葉県がんセンター副センター長の木村秀樹先生が解説する。
鳥越 (治療前と治療後の画像を見て)驚きですね。
野村 これが4ヵ月後の画像ですか。がんが少なくなっている。
鳥越 あきらめていた状態で、こんなに変わるもんですか。
木村 私もこんなに効果があるとは、驚いています。
鳥越 肺がんは他のがんと比べて死亡率が高いが、どうしてなんですか。
木村 肺がんは早期発見が難しいからです。2ミリぐらいだと他の臓器に隠れて見つけにくい。また、進行が早く転移しやすい。
鳥越 PETではどうなんですか。
木村 PETよりもCTの方が見つけやすい。
鳥越 分子標的治療薬は抗がん剤とどう違うのか。
木村 抗がん剤は細胞のDNAを破壊し分裂増殖を防ぐが、正常な細胞も破壊する。分子標的治療薬は遺伝子異常によって起こるがん細胞のみ標的にする。ピンポイントで攻撃するので正常な細胞は傷つけない。
2年前、女性は軽い風邪で診察したら、「肺がん」と診断された。主治医は木村先生。肺がんはリンパ節や骨にまで転移。抗がん剤を7回投与した。髪の毛が抜け、一時は寝たきりの状態になった。がんは無くならなかった。先生は韓国でやっているというがん細胞の遺伝子検査を行った。ALK遺伝子異常と分かった。
2009年11月、分子標的治療薬のよる治療が始まった。月に1度、韓国に言って薬を調合してもらっている。治療を始めてから8ヵ月後、ステージⅣだったがんはほとんど無くなっていた。
女性患者、「脱毛も経験した。しかし、この薬は副作用も少なく、普通の家庭生活が送られる」
今年3月から、日本でもALK(EML4-ALKの分子標的治療薬)の治験が始まっている。
鳥越 にわかには信じられません。
野村 ALKは肺がんのどれぐらいの比率なんですか。
木村 肺がんのALK比率は5%です。
野村 ALK以外の分子標的治療薬は肺がんに対してどうなんですか。
木村 まだ、効果が確かめられていない。
鳥越 分子標的治療薬の未来は。
木村 これからのがん治療に分子標的治療薬は大きく関わってくるのではないか。
鳥越 結核とかハンセン病とか、病気も薬で治るようになりましたね。
じじぃの感想
にわかには信じられません。