じじぃの「レア・アース危機!Bizスポ」

未来世紀ジパング バナナとレアアース・価格暴落の裏側 12月10日 バラ動画
http://varadoga.blog136.fc2.com/blog-entry-20942.html
南鳥島(マーカス島) .avi 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=aM98jMhc1BY
海洋調査船 「白嶺」 画像
http://uragasuido.opal.ne.jp/img/2/DWCF5352.jpg
NHKスペシャル 「ジパングの海〜深海に眠る巨大資源〜」 (追加) 2013年9月28日
日本近海の海底には、世界最高品位の金や銀、ハイテク産業に必須のレアアースなど、200兆円近くの鉱物資源が埋蔵されている可能性があると言われている。
海洋資源の掘削技術の急速な進歩によって、その“宝の海”の活用が、今現実味を帯び始めている。日本列島は、世界で最も過酷な自然災害が頻発する島だ。プレートが沈み込む特異な場所に存在するが故に、地震津波・火山・深層崩壊など数々の巨大災害に見舞われてきた。しかし、その特徴的な地形は、日本に不幸をもたらすだけではない。“大地の変動”こそが日本列島を作り上げ、しかも海底に世界有数の鉱物資源を作り続けていることが、最新の科学的調査によって明らかになってきた。
番組では、今年行われている日本の海底資源調査に密着。プレートの沈み込みが、どのようにして豊富な資源に富む日本列島の大地と海を作り出したのかを紐解いてゆく。同時に、世界各国の政府や企業が海底資源の開発競争を始める中、日・中の“領海”を巡る知られざる攻防に迫る。日本列島に住む恩恵とは一体何か。その地質的背景と歴史をたどることで、揺れる大地に暮らす意義を見つめ直す。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0928/
資源めぐり「海のフロンティア」攻防激化 急がれる戦略的な海洋政策 2013/7/31 産経新聞
日本近海で今年1月、白嶺がその真価を発揮した海洋資源の大発見があった。経済産業省資源エネルギー庁の委託で、JOGMECが沖縄海域の水深約1600メートルを調査し、海底下40メートルまで掘り進めた結果、未知の海底熱水鉱床を発見したのだ。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/environment/673466/
東芝がジスプロシウム不使用のモーター用磁石を改良へ、鉄濃度を30%に引き上げ 2013年2月18日 マグファイン
東芝は、ジスプロシウムを全く使用しない「高鉄濃度サマリウム・コバルト磁石」を改良するために、磁力を減らす異相が発生しにくい焼成プロセスや、鉄濃度を25%から30%まで高める技術などを開発中である。
高鉄濃度サマリウム・コバルト磁石は、中国の輸出規制によって価格が高騰したジスプロシウムを使わないことが最大の特徴である。しかし、ジスプロシウムほどではないものの高価なコバルトを使用していることと、最近のジスプロシウムの価格低下もあって、現時点では耐熱型ネオジム磁石との価格差がほとんどない。
そこで、コバルトと置き換わる形で導入される鉄の濃度を30〜31%まで高めたものを開発中である。開発目標は、2014〜2015年となっている。
これらの取り組みによって、耐熱型ネオジム磁石と比べて磁力が高く、価格も安価な高鉄濃度サマリウム・コバルト磁石を実現させたい考えだ。
http://www.magfine.co.jp/2013/02/30.html
未来世紀ジパング 「バナナとレアアース 〜価格暴落の裏側に中国の戦略と誤算」 2012年12月10日 テレビ東京
【司会】シェリー、大浜平太郎テレビ東京報道局キャスター) 【沸騰ナビゲーター】 後藤康浩(日本経済新聞社 編集委員) 【ゲスト】周来友、宮崎美子竹田圭吾
バナナとレアアース〜価格暴落の裏側に中国の戦略と誤算
「1房58円」...今、バナナがスーパーで文字通り、叩き売り状態にある。その背景にある、フィリピンと中国の摩擦とは一体?また、同じく今、値が急落しているものに、レアアースがある。領土問題と経済をからめる中国の戦略と誤算とは。
●あのレアアースショックから2年…意外な実態
 2010年に起きた尖閣沖の中国漁船衝突事故をきっかけに、中国が発動したとされるのが、レアアースの事実上の禁輸措置。ハイテク電気製品のモーターに欠かせない材料がストップして、日本の製造業に衝撃が走った。これを機に、レアアース価格は暴騰。このとき、世界シェアの9割を握る中国の、あるレアアース産地を訪れると、その城下町は好景気に沸いていた。
ところが、あれから2年…再び訪れてみると、町の様相は一変していた。レアアース価格が暴落していたのだ。中国の誤算、その陰では、日本の対策が功を奏していた。
東芝研究開発センターではレアアースの代替金属を開発した
 東芝研究開発センターでは、レアアースに替わる新技術を開発していた。レアアースを磁石に混ぜると、磁力が増すため、車のモーターの高性能化に役立つ。東芝では、希少なレアアースのジスプロシウムに代わるサマリウム・コバルト磁石の開発に成功した。
●未来予測
後藤、「中国がレアアースを武器に日本に圧力をかけようとしたが、巡り巡って自分たちが窮地に立ってしまったということです。これをブーラメン効果といいます。これはレアアースに限ったことではないんです」
シェリー、「他にもまだあるということですか?」
巨大な自動車工場の敷地に、大量の自動車が並んでいる画像が出てきた。
後藤、「これをご覧ください。これは中国内陸部に進出している日系の自動車メーカーですが、非常にたくさんの車が並んでいますね。在庫が満杯になっているんです。不買運動の結果、日系自動車メーカーの生産削減で、実はここに部品を納入している中国の部品メーカーに影響が出ているんです。だいたい日系メーカーは7〜8割を現地調達しているので、部品を供給しているのはほとんど中国企業なんです」
大浜、「実際、工場で働いている中国人の影響は始まっているんですか?」
後藤、「これから工場閉鎖というのも出てくるわけです。回りまわって、中国企業や雇用者、労働者たちにも影響が及んでくるということです」
大浜、「周さん。中国の人々から、中国政府のやり方はまちがっているんでは、という不満の声って聞こえてこないんですか?」
周、 「ネットではそういった書き込みはあります。中国人はお利口なんです。こういうことを見て、日本人に一目置かないと、結局自分のところにしっぺ返しがくるんですね」
竹田、「レアアースの問題ですごく重大なのは、どこかの国がこのように止めたりすると、第二次世界大戦の教訓だったはずで、それをやってはいけないというのが、世界の暗黙の了解なんです。それをやると”やった側が痛い目に合う”というのを中国に報復でない形で伝えた日本が取り組んだことに特別な意味があるのです」
http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/backnumber/20121210/
米有数レアアース鉱山、復活=10月から年産2万トン−日本にも輸出 2012/07/25 時事ドットコム
世界有数のレアアース(希土類)鉱床を持つ米カリフォルニア州南部のマウンテンパス鉱山で、生産設備が刷新され、10月に年間約2万トンでの生産が本格化する。かつてレアアース生産で世界をリードした鉱山の復活で、中国が世界生産の97%を占めるレアアース業界の勢力図が塗り替えられるか注目されそうだ。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012072500723
サイエンスZEROレアアースが足りない! 代替技術を開発せよ」 2011年2月26日 NHK教育
【ゲスト】物質・材料研究機構 原田幸明 【コメンテーター】東京大学大学院教授 鈴木真二 【司会】安めぐみ、山田賢治 【語り】田中秀喜
2010年、中国からの輸入が一時停止した「レアアース」。レアアースは、微量で物質の性質を大きく変えることから「産業のビタミン」とも呼ばれ、“省エネ家電”やハイブリッド自動車の製造には、欠かせない存在だ。国内でレアアースを生産できない日本では、液晶ディスプレーなど、さまざまなガラスを磨く研磨剤として使われる酸化セリウムや、モーターの磁石に含まれているジスプロシウムの代替技術の開発が進められている。
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp336.html
Bizスポ 「産業界に激震 レア・アース危機」 2010年9月10日 NHK
【コメンテーター】丸紅経済研究所所長 柴田明夫、東京大学生産技術研究所教授 岡部徹、タレント 麻木久仁子星野リゾート社長 星野佳路
【キャスター】明治大学大学院教授 野田稔堀潤飯田香織
▽銀座の百貨店が進化?相次ぐ新サービスとは
▽産業界に激震 レア・アース危機
http://cgi4.nhk.or.jp/bizspo/special/list/index.cgi?month=201009
どうでもいい、じじぃの日記。
9/10、NHKBizスポ』の番組で「産業界に激震 レア・アース危機」を観た。
大体、こんなことを言っていた。
ネオジムやジスプロシウム。地球にまれに存在する金属で希少金属レアアース)とも言われている金属の一種です。
このレアアースはモーターだけでなく、エアコン、パソコン、携帯電話、液晶テレビデジタルカメラに使われています。これら金属は高性能磁石を作るのに欠かせず、有望産業のビタミンと言われています。
世界の産出量のうち90%以上を占めるのがが中国。その中国が輸出規制を行い、40%減らすと発表しました。
昨日、HOYAデジタルカメラの発表会がありました。このデジタルカメラの心臓部であるレンズの部分にはレアアースのセリウムが使われています。
HOYAの井植数彰事業部長、「(不足で)加工できる量に上限が見えるのは非常に危惧するところです」
HOYAの工場が映像に出てきた。中国が輸出制限を発表してからセシウムが品薄になり、価格が5倍近く高騰しました。
HOYAの社員、「(セシウムの)出荷が今週になっても十分な量が出てこない。値上がりは避けられない」 「値段か量(の確保)か・・・ 量にいかざるを得ない」
年明けにはレアアースの量を十分確保できなくなるのではないかと危惧を強めています。
日本電気硝子の阿閑正美専務、「我々はこんなことを想定しなかったから在庫をほとんど持っていない」 「ものによっては生産が厳しくなってくるのではないか。今のところお手上げの状態です」
  中国は一体、どういう狙いでこういった発表をしたのでしょうか。中国にいる関さん(記者)に聞きます。
  中国は輸出制限の大きな理由に資源の確保と環境対策を挙げています。レアアースはその大部分がウランやトリウムといった放射性物質と一緒に埋蔵されています。このためレアアースを採掘すると一緒に大量の放射性物質を取り出さないといけません。さらに採掘による土壌流出や採掘汚染が起きています。
中国商務省陳徳銘の言葉、「大量に採掘すれば環境を破壊し、大きな損害をもたらす」
飯田 一方、日本にとってもこのままではハイテク産業に大きな影響が出ていますが、日本の交渉次第で態度が変わってくるのか。
  今のところ、その可能性はきわめて小さいと言わざるをえません。今週、中国を訪問した日本経団連米倉弘昌会長にも態度を変えてきていません。
野田 中国の本音はどうなんですか。
  中国はレアアースをほぼ独占している強みを生かしてハイテク産業の育成を計ろうとしているのだと思います。中国の企業は車や家電は急速に力をつけてはいますが、ハイテク分野ではまだ日本や欧米の水準に達していません。レアアースの輸出制限をすることで海外のハイテクの企業が中国国内に入ってこざるをえない状態を作り、それによって電気自動車などのハイテク分野を一気に取り戻したいという、今度の輸出制限から、中国政府のしたたかな戦略がうかがえます。
丸紅経済研究所所長の柴田明夫氏と東京大学生産技術研究所教授の岡部徹氏が解説する。
野田 中国のしたたかな戦略ですね。
岡部 したたかですね。ただレアアースは一般的にいわれているほど希少性が高い金属ではなく、資源的には世界のいたるところにあります。しかし、中国は最初にきわめて安い価格で売りまくります。中国以外の鉱山を全部閉山に追い込んだのです。
野田 それはいつ頃のことですか。
岡部 10〜20年前です。(レアアース生産国のパネルを出して)中国以外にもアメリカ、インドなどでも2000年頃まで産出していたが、それ以降中国だけが独占して産出している。世界の市場を完全に独占してから、環境保護を理由に輸出規制をかけて値段をつり上げた。
野田 柴田さん、かなり中国は一方的だと言わざるをえませんね。
柴田 中国にしてみると過去10%ぐらいの成長を続けてきた。それでも一人当たりにGDPは小さい。さらに豊かになるためには成長を続けなければいけない。ハイテク分野を育成するため、レアメタルは戦略的物質になってきたわけです。
野田 中国としてはガバガバと売るんじゃなくて、輸出規制によって産業育成とか環境を保護していこうということですか。資源があり、技術もありとなったら、日本のハイテク産業は中国にとってかわられてしまうのではないか。
岡部 そう言った考え方もあります。しかし日本にはレアアース鉱山は全く無いですが、レアメタルを使った高い製品を作る技術はきわめて高いです。
岐阜県にあるダイドー電子が映像に出てきた。電気自動車に使われるモーターに使う磁石を製造している会社です。ここではレアアースを減らした磁石の開発に取り組んでいます。
レアアースネオジムを混ぜることによって10倍磁力が増え、10倍速いスピードで回るモーターを作ることができます。
レアアースを入れない金属とレアアースを入れた金属を顕微鏡で見るとレアアースを入れた金属は無数の結晶でできていることが分かります。この会社が新しく開発した磁石です。結晶を小さくすることでレアアースを減らしても同じ磁力が出ることが分かりました。
ダイドー電子の稲垣佳夫社長、「希少金属を限りなくゼロにする技術開発をやって、この危機を乗り越えていきたい」
東京理科大学の野田キャンパスが映像に出てきた。レアアースを全く使わないモーターの研究も始まっています。北海道大学東京理科大学が共同で進めているプロジェクトです。ここではモーターから磁石そのものを無くしました。
東京にある住友商事が映像に出てきた。この商社が進めているのは中国以外からのレアアースの調達です。今注目しているのはカザフスタンのウラン鉱山です。現在、カザフスタン政府と一緒に採掘についての詰めを行っています。
住友商事の社員、「向こうがどういう要求を出してくるか、その辺の技術的な打ち合せがポイントになる」
この商社はカザフスタンレアアース採掘のプラントを建設する会社を設立した。この商社は来年にもプラントを建設しようとしています。これが成功すれば、日本の年間輸入量の1割(3000トン)が確保されます。
野田 中国がレアアースを独占したいため、安くしてくるということがあるのか。
柴田 中国は日本を必要としているわけです。日本は中国と取引しながら、代替材料の開発を同時に進めていけばいいのです。
飯田 アメリカの立場はどうなんですか。
柴田 アメリカも日本を必要としています。日本の技術が優秀なことは事実だが、中国の出方にもよるので危機感を持たざるをえない。
麻木 中国政府は個人の自由を犠牲にしてまで国を発展させたいわけですね。日本は資源の確保など私企業に任せているようだけど、もっと国レベルで世界の鉱山を確保するようにしたほうがいい。戦略的八方美人でやったほうがいいのではないか。
野田 星野さん、中国に対してどう対処したらいいですかね。
星野 産出国にとって一番嫌なことをすればいい。レアアースを使わなくたってできるんだと中国に発表してしまうことが一番効果があると思う。そうすることで交渉力が違ってくる。
野田 岡部さん、今後のレアアースの戦略は。
岡部 産出量の少ないレアアースについては1年以上の備蓄を持つべきだ。日本には人的資源がある。世界に先駆けてネオジム磁石を発明したのは日本人の佐川さんだ。佐川さんのようなすばらしい技術者をつくっていくことが重要だ。
じじぃの感想
レアアースはその大部分がウランやトリウムといった放射性物質と一緒に埋蔵されています」
ということは、レアアースはウランが産出するところだったら世界中どこにもあるってことなんだ。
「世界の市場を完全に独占してから、環境保護を理由に輸出規制をかけて値段をつり上げた」
きったねぇことしやがって。
この間、テレビ朝日スーパーモーニングで「円高」特集をやっていた。
コメンテーターの人がこんなことを言っていた。
「この際、世界の資源をガバガバ買っちゃたら!」