じじぃの「香港PHX時事弁論会_100617」

胡錦涛国家主席、ロシア戦勝65周年記念式典に出席 2010-05-09 中国国際放送局
 今年の5月9日は、ロシアの対ドイツ戦勝65周年記念日に当たります。8日、モスクワはお祝いのムードに包まれました。道路沿いに赤青白のロシア国旗や「戦勝65周年」が書かれた大型の看板が、第二次世界大戦で犠牲になった人々への追想や戦争で勝利した誇りを物語っています。この日に、中国の胡錦涛国家主席は記念式典に出席のため、モスクワを訪れ、第二次世界大戦で戦った20人の高齢退役軍人と会談しました。
 「皆様が第二次世界大戦で中国のために戦ってくださったことを感謝します。中国人民は古い友人である皆様のことを忘れることはありません。」
 「ロシアと中国両国の友好のため、我々は断固として努力していきたいと思います。」 
 胡錦涛主席と手を握り合わせた人は83歳のタラス・シュデロさん。1940年代、20歳代のシュデロさんは百万人ものソ連軍人とともに、中国の東北地区の戦場に赴きました。その隣にいるのが、95歳の空軍中尉だったラブスキーさん。ラブスキーさんは東北の牡丹江という町を解放する戦いに参加しました。
 胡錦涛主席は一人一人と熱く手を握り合わせていき、そして、中国政府からの「平和」賞のメダルを贈りました。5年前の60周年の記念式典で、胡錦涛主席はほとんどの皆さんと会っているので、今回は再会の喜びが語られました。
 70数年前に発生した第二次世界大戦が、各国に多大な被害をもたらしました。旧ソ連の犠牲者は2700万人、中国は3500万人の犠牲者が出ました。このように苦難な時代に旧ソ連と中国人民が肩を並べて戦ってきました。胡錦涛主席は当時の歴史を振り返り、次のように述べています。
 「ファシズム国家との戦いの中で、ロシアと中国人民が深い友情を結びました。命と血で結ばれたこの友情は、いまの戦略的パートナー関係の土台であり、子々孫々の末永い友情にもしっかりした基盤を築き上げました。中国人民は、戦争で亡くなられた中国とロシアの英雄たちをいつまでも偲び、その歴史に記した功績をいつまでも讃えていきます。」
 お別れのとき、胡錦涛主席はこれら老兵に中国側が丹精を込めて準備した戦争当時の写真が入ったアルバムを手渡しました。中には、ソ連の部隊が大連に進攻し、地元の住民に歓迎されたものや、東北の町の今と昔を比較したものなどがあります。
 中国でも大ヒットしたロシアの民謡カチューシャが流れる中、次回の北京での再会を約束しながら、式典に幕が閉じられました。
http://japanese.cri.cn/881/2010/05/09/162s158440.htm
どうでもいい、じじぃの日記。
6月17日、NHK BS 「アジアクロスロード 香港PHX」をボケっと観た。
時事弁論会
テーマ:「中国とロシアはアメリカに対抗するため手を組むべきか」
大体、こんなことを話していた。
・(司会者)胡錦涛主席はロシアの対ドイツ戦勝65周年記念式典に出席し、メドベージェフ大統領と会談した。今の世界はIMFとドルの一極支配体制を維持してきたアメリカの時代だ。アメリカは唯一の大国だ。中国とロシアはアメリカに対抗するため手を組むべきでしようか。
・中国とロシアが手を組むのは時代遅れだ。かって中国は旧ソ連の協力なくしてはやっていけない時代があった。しかし今は、中国とロシアが手を組む必要はない。中国はいかなる国とも同盟しないといってきた。ロシアとは共通の利害で協調することはあるだろうが、それはアメリカに対しても同じだ。
・「中国とロシアが手を組む」とは同盟関係をいうのか。胡錦涛主席はロシアと同盟を組むとは言っていない。IMF世界銀行の会合で中国の発言力を強めることのほうがロシアと手を組むより重要だ。
・1999年のユーゴ戦争のときアメリカはベルグラード中国大使館を爆撃した。アメリカは中国とロシアの連携を断ち切ろうしたが失敗した。
・(司会者)インターネットによる投票結果を見てみましょう。
インターネットによる投票結果
   79%・・・中国とロシアは手を組める
   20%・・・組めない
・中国とロシアとで対立の時代があった。「上海協力機構」は中国とロシアを協力関係にするものだ。アメリカとは一国ではかなわない。アメリカの覇権に対抗するためだ。
アメリカ主導でIMF世界銀行が作られている。中国とアメリカの関係は大切だ。中国とロシアとでは手を組む土台がない。アメリカ主導のルールを変えるには中国が力をつける以外方法がない。
・中国がここまで経済発展したのはアメリカに従ったからという訳ではない。今後、アメリカのドル体制を人民元体制にシフトさせていけばいい。
・「上海協力機構」の目的は中央アジアの領土を確定させることにある。かつ、中国が中央アジアの国々に影響力を持つことにある。
アメリカの覇権には逆らえない。アメリカの抑止に対抗するためというが、「抑止」とは強い国が弱い国を抑え込むことだ。中国も力をつけてアメリカのようになることだ。
じじぃのぶつぶつ
こんな対談を見ていると、中国が軍事力を増強している理由がよく分かる。