じじぃの「毒をもって毒を制す」考

king cobra(Ophiophagus hannah) vs reticulated python(Python reticulatus) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=e3dwL50w2IU
科学映像館 ジャコウアゲハ(2)Chinese Windmill 蛹から蝶へ 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=nOIL5Ea6dV0
ジャコウアゲハの超能力
黒く妖艶なアゲハチョウ、ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサを食草としている。でも単に食べるだけではなく一生にわたって大変な恩恵をこの植物から得ている。その鍵になる化合物がウマノスズクサの作るアリストロキア酸という小さな分子である。
http://members.jcom.home.ne.jp/kisono/jakouageha2/jakouageha2.htm
鵺(ぬえ) Google 検索
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&q=%E9%B5%BA&um=1&ie=UTF-8&source=univ&ei=Io3zS6XNFNegkQXYh5niDQ&sa=X&oi=image_result_group&ct=title&resnum=4&ved=0CC8QsAQwAw
『つい他人(ひと)に自慢したくなる無敵の雑学』 なるほど倶楽部/編集 角川文庫 2003年発行
マムシマムシに噛(か)まれたらどうなる?
①死んでしまう
②なんともない
③苦しいが生き残る
正解は③です。マムシは日本本土に生息する唯一の毒ヘビといわれています。強い出血毒を持っていますが、毒の絶対量が少ないため、噛まれても致命傷になることは少ないようです。それでも死亡例が報告されていましから、注意するに越したことはありません。
そのような猛毒を持つマムシが同じマムシに噛みつかれると、一時的にかなり弱ります。しかし他の小動物のように死には至りません。マムシの体内にはマムシ毒に対する免疫があるため、しばらくすると回復します。
では、他の毒ヘビに噛まれたらどうなるのでしょうか。マムシが持っている免疫はマムシ毒に対するものだけですから、当然、他の小動物や人間と同じように絶命してしまいます。毒ヘビが噛まれても大丈夫なのは同種の毒ヘビだけなのです。
ところが、同種の毒ヘビに噛まれても死んでしまう毒ヘビもいます。それはコブラ。もちろん体内に免疫は持っているのですが、あまりにもコブラ毒の毒性が強いため、免疫だけでは太刀打ちできないのです。

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『植物という不思議な生き方』 蓮実香佑/著 PHP研究所 2005年発行
怪獣出現SOS 昆虫の食害からの防衛 (一部抜粋しています)
世に盗人の種は尽きまじ。植物はこんなにも苦労して身を守っているにもかかわらず、平気で葉っぱを食べる害虫が必ず出現するものだ。例えば毒を分解する機能を身につけた昆虫は、植物の作り上げた化学物質をいとも簡単に解毒して食べてしまうのである。人間にも抱く性のあるタバコや人間も涙するほどの辛味を持つワサビさえ、平気で食べてしまう害虫がいるのだ。
さらには、毒食らわば皿までと言わんばかりの昆虫も登場した。
頭はサル、胴はタヌキ、四肢はトラ、尾はヘビという奇怪な姿をした鵺(ぬえ)という空想上の妖怪がいる。この妖怪は毒じゃを食べて、体内に毒をためている。そのため、鵺の肉を食べた者は死に至ると言い伝えられているのだ。ところが昆虫の中には、この恐ろしい化け物さながらのものが存在するのである。
ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサという毒草を餌にしている。ウマノスズクサの毒はもちろん、虫の食害から身を守るためのものである。ところが、ジャコウアゲハの幼虫は平気でウマノスズクサをたいらげる。それどころか、ジャコウアゲハの幼虫は毒を分解するするわけでもなくウマノスズクサの毒を体内に蓄えてしまうのである。こうしてジャコウアゲハは、毒を手に入れた。こうなると頼みの綱の撮りもジャコウアゲハの幼虫には手が出せない。毒で身を守ったはずのウマノスズクサの葉の上は、ジャコウアゲハの天国になってしまったのだ。苦労して身につけた毒を横取りされたあげく、食われ続けているウマノスズクサの心中はいかばかりだろう。
ジャコウアゲハと同じように、植物の毒を体内で蓄えて自らの身を守っている昆虫は珍しくない。それらの昆虫は、自らの体を毒々しく目立たせている。食べられるものなら食べてみなさい、とばかりに自分が危険な毒を持っていることをアピールしているのである。なんともいまいましいかぎりである。

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どうでもいい、じじいの日記。
ぼけっと、『つい他人(ひと)に自慢したくなる無敵の雑学』を見ていたら「マムシマムシに噛まれたらどうなる?」があった。
マムシマムシに噛まれたらどうなる?」から「毒を以て毒を制す」を連想した。
体の中に毒という免疫を持っていると、外からの毒に対して抵抗力がつく。しかし、コブラコブラに噛まれると死んでしまうらしい。
「フグ」の場合はどうなんだろう。
テトロドトキシンは化学式 C11H17N3O8 で表され、ビブリオ属やシュードモナス属などの一部の真正細菌によって生産されるアルカロイドである。一般にフグの毒として知られるが、他にアカハライモリ、ツムギハゼ、ヒョウモンダコなど幾つかの生物もこの毒をもっている。クサフグ、トラフグに代表されるフグ毒の成分で、もともと細菌が生産したものが餌となるヒトデ類、貝類を通して生物濃縮され、体内に蓄積されたものと考えられている」
                 ウィキペディアWikipedia)より
ふう〜ん。「フグ」は毒のある貝類を補食することにより体内の卵巣、肝臓にテトロドトキシンを溜め込むんだ。
養殖した「フグ」には毒がないんだ。冥土への土産に養殖フグの肝臓をたっぷり食べてみようかしら。ピクピクピクッだったりして。
『植物という不思議な生き方』の本にも「毒を以て毒を制す」の「ジャコウアゲハ」のことが書かれている。
「食べられるものなら食べてみなさい」だって。
こんな人生もありなんだ。
デンキウナギ」の場合はどうなんだろう。
デンキウナギ自身もわずかながら感電はしている。しかし、体内に脂肪組織を多く蓄えているため、それが絶縁体の役割を果たしデンキウナギ自身が感電死することはない」
人間もメタボは感電に強いのだ。
この「毒を以て毒を制す」は英語では「Diamond cuts diamond.」というらしい。
ドラキュラに噛まれた者はドラキュラになるのだ。
あなたが噛んだ小指の原因は虫刺されなのだ。
独裁国家は毒栽国家なのだ。
毒蝮三太夫に毒づかれたババアはかわいいババアなのだ。
ウイルスという毒が増殖して、次々にがん細胞という毒を破壊するのだ。
噺家殺すにゃ毒はいらぬ。アクビ3つもすればいいのだ。
じじぃ殺すにゃ毒はいらぬ。ローンの取立てを厳しくすればいいのだ。
ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世は言った。
「毒に負けることなく、毒を溜め込むことによって毒に勝ちなさい」?
「悪に負けることなく、善をもって悪に勝ちなさい」
でした。 (^^;;